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2021年05月01日
買い物日記(四月廿八日)
電器屋のダタルトで洗濯用のネットが販売されているのを見つけたので、かねてから必要だと思っていたUSBの延長コードともども購入することにした。洗濯ネットは二層式を使っていた日本にいたころは特に必要だとは思わなかったのだが、こちらのドラム式の洗濯機で洗濯をすると、靴下やTシャツなんかに穴が開きやすいことに気づいて使い始めた。洗濯ネット自体も傷むので、しばしば新しい物を買う必要があるのだが、現在の規制でも営業を続けている店の中でどこで販売しているかわからなかった。それが、ダタルトのネットショップで発見できたので買うことにしたのである。
USBの延長ケーブルは、うちのの実家用で、テレビの裏側にあるUSBポートに、USBのメモリーやらハードディスクやらを抜き差しする際の面倒を解消するためのものである。本棚とかテレビ台とかが一体化して、一繋がりに壁の一面を占めている棚のテレビの置き場に設置されているため、裏側に抜き差しするには、いちいちテレビを動かさないとならないのである。この手の棚セットは、以前はどこの家庭でも居間に置かれていたらしい。
ネット上で買い物する際に、うまくまとめて処理できなかったので、別々に注文して別々に支払い、別々に受け取り可能の連絡が来た。今思えば一つ目の連絡のSMSをちゃんと見なかったのがいけないのだが、いつものようにシャントフカの店舗に注文を入れたつもりで、取りに行ったら、担当のお兄ちゃんが困ったような顔をして、洗濯ネットはこの店への注文になっているけど、USBの延長ケーブルは、ガレリエ・モリツの店舗への注文だよと教えてくれた。自分ではどちらもシャントフカの店に注文したつもりだったのだが、届いたSMSを見たら、モリツと書かれていた。何故だ?
どの道、コービーも買いに行く予定だったので、コドーに行くついでに寄れるからたいした手間ではない。久しぶりにシャントフカの二階に上がって歩道橋を使って旧市街に入ることにする。子供物の服や靴は販売してもいいことになっているはずなのだが、シャントフカでは靴屋も服屋も、子供物がありそうなところも含めて営業している店は非常に少なかった。ピエトロ・フィリッピの店舗はすでに撤収作業がほぼ終わっていた。
ガレリエ・モリツに行く途中で、遠めに郵便局の隣のバチャのビルを見たら、店がなくなっているように見えた。シャントフカの店は営業はしていなかったけど、存続してたから、オロモウツの店を一店に集約するのかななどと考えながら、モリツに入って二階に上がったら再びびっくり。CCCの店舗があったところにバチャが入っていたのである。こちらは子供物の靴を集めているのか、営業を開始していた。
ケーブルの受け取りは問題なく済んだのだが、モリツに入っていたお店の中にも一つ二つ閉店してしまったところがあるのが気になる。感染症対策による営業禁止と補助の遅れ、不足が原因となった店舗の閉鎖は着実に増えている印象である。大規模チェーン店の店舗が一つ減るぐらいなら、よくあることでもあるので、仕方がないと思えなくもないけど、個人営業の店が消えていくのは、入ったことのない店であっても、気のめいる話である。
コドーでは、借り店舗では、レギュラーの商品以外の、特別な豆の販売はしないといっていたのだが、いつの間にか始めていて、インドネシアのスマトラの豆が、期間限定で販売されていた。残りが少ないと買えないのだけど、今回は十分に残っていたので手に入れることができた。インドネシアのコーヒーと言うと、ロブスター種のジャワとか、日本のキーコーヒーが販売しているトラジャとかを思い出すけど、スマトラ産のコーヒーってあったかなあ。マンデリンとかいうコーヒーもインドネシアだったかなあ。
シャントフカから、モリツを経て、コドーへというルートで久しぶりに比較的長い距離歩いたせいか、左足のふくらはぎに攣りそうな痛みを感じる。毎日職場に出ていた頃には、このぐらい歩いても何の問題もなかったのに、運動不足が続いているせいで体力もかなり低下してしまっている。スポーツ界が強く主張する、アマチュアの、特に子供たちのスポーツ再開の必要性を身を以て実感してしまった。
2021年4月29日23時30分。