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2020年01月26日

チェコ全敗(正月廿三日)



 一次グループで、オーストリアに勝てなかったこともあって、二次グループでは苦戦するだろうとは見ていた。大会のフォーマットも違うけれども、二年前の快進撃の再現が可能だとは思えなかった。それでも、一試合も勝てないというのは予想外だった。ベラルーシには勝って、ドイツに勝てるかどうかが見所だと思っていたのだけど……。
 二次グループでは、一次グループのABC三グループの上位二チームがグループ1を形成する。同じグループだったオーストリアとの対戦はなく一次グループの結果を持ち越すから、二次グループで4チェコが対戦するのは、グループAのクロアチアとベラルーシ、Cのスペインとドイツということになる。

 最初の対戦相手は、スペイン。前回の大会で一次グループの初戦で対戦して、15点以上の差で負けた相手である。前回はその大敗がきっかけでチームが奮起したのがいい方向に向かったという面もあるのだけど。今回は大惨敗と言うほどの差は付かなかったようだが、接戦とか善戦とか言えるようなものでもなく、普通に負けたという印象。
 前半からリードを許し、9−14と5点差で前半終了。後半に入ってもリードをどんどん広げられ、一時は10点差だった。それを最後に何とか6点差まで縮めたところで試合終了。25−31。スペインの壁はとてつもなく高く、そして厚いというところだろうか。終盤点差を詰められたのも、メンバーを落としてきたからだという可能性もあるし。
 チェコではズドラーハラが8得点と活躍したが、そのうち3点が試合が完全に決まった55分以降というのが何ともなあ。カシュパーレクが6得点で二人だけで14得点と半分以上の点をたたき出している。これはスペインチームが出場選手がほぼ全員得点を挙げ、最多得点の選手でも5点しか挙げていないのと比べると対照的である。

 二試合目は、チェコが勝てる可能性が一番高いと見ていたベラルーシだったのだけど、勝てなかった。スペインに負けた次の試合で勝っていれば、前回の大会のように波に乗れたのだろうけど……。この試合も前半からリードを許し、11−13で前半終了。一次グループの勝った二試合は前半、1点差、2点差で負けていたのを逆転して勝ったから、この日もいけると思ったのだけど、二次グループは甘くなかった。
 後半に入ってからも同点まではいけても逆転することはできず、終盤にちょっと突き放されて25−28と3点差で敗戦。この試合でもズドラーハラが7点、カシュパーレクが6点と二人だけで半分以上の得点を決めている。この二人が調子を維持していることだけが救いか。二年前のズドラーハラはこんなものじゃなかったけど、あれは繰り返せるようなものではない。

 三試合目は旧ユーゴスラビアのクロアチア。前半は9−11と前の試合と同じで2点差負け。違いは中盤にチェコがリードした時間帯もあったこと。後半開始早々に4点差をつけられたが、その後何度か同点に追いつき、60分に同点に追いついたと思ったら、勝ち越し点を許して21−22で三連敗となった。
 得点経過から言うと、二次グループの試合で一番勝てそうだったのだけど、スポーツニュースではクロアチアが一部の主力選手を休ませたようなことを言っていた。チェコとの試合の時点で準決勝進出は決まっていたので無理する必要がなかったのである。この試合でもズドラーハラは7得点だったが、カシュパーレクは疲れが出たのか3得点に終わっている。

 二次グループ最終戦はドイツとの試合。前の試合でオーストリアとベラルーシが引き分けていた関係で、ドイツのグループ3位、チェコの最下位はすでに決まっていた。モチベーションの上がらなさそうな試合は実力の差がそのまま出たのか、前半が10−13とドイツの3点リードで終わると、後半に入ってすぐチェコが14−13と逆転に成功。ただその後が続かず、すぐに再度逆転されて、最後は22−26と4点差で負けてしまった。
 この試合ではズドラーハラもカシュパーレクも、それぞれ2得点、3得点とドイツの守備に押さえ込まれてしまったようだ。ババークが5点取っているけど、他の試合でもババークが5点取ってくれていたらと思わずにはいられない。守備はオーストリア、スペインとの試合を除けば、それなりに機能していた。点の取れなさが最大の敗因といってよさそうだ。

 ズドラーハラとカシュパーレクのセンターの二枚看板に、サイドかポストかに、理想は両方だけど、得点が計算できる選手がいれば、もうちょっと勝負になったんじゃないかと思う。その意味でも、ポストで1番の選手であるペトロフスキーの欠場が痛かった。それにセンターにもう一人カシュパーレクのような大型選手がいるとまた違ったのかなあ。
 ズドラーハラもババークも、ベチバーシュも凄くいい選手なんだけど、スピードとタイミングで勝負する技巧派で、守備の挙げた手の上から問答無用でズドンとシュートを決めるような迫力はない。イーハとカシュパーレクの活躍する時期が重なっていたらいい夢見られたんだろうなあ。とまれチェコ代表がこの大会で5位に入って東京オリンピックに出場するという夢は絶たれた。ということは通訳として売り込もうというこちらの計画も立てる前から消滅してしまった。

 二次グループの結果、準決勝進出はチェコのグループ1からは、スペインとクロアチア、グループ2からはノルウェーとスロベニアという結果になった。オリンピックをかけた5位決定戦はドイツとポルトガルの対戦。チェコの最終順位は勝ち点0で12位。一試合でも、それが負け試合でもいいからテレビで見たかった。
2020年1月23日24時30分。









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チェコとスロヴァキアを知るための56章第2版 [ 薩摩秀登 ]



マサリクとチェコの精神 [ 石川達夫 ]





















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