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2019年11月22日

USBメモリー復活?(十一月廿日)



 昨年末に取扱いに失敗して、読み込みができなくなっていたUSBメモリーは、その後も何度かいくつかのコンピュータで試してみたのだが、どのUSBポートにさしてもうんともすんとも言わなかった。この手の失われたデータを壊れたハードディスクやUSBメモリーからサルベージしてくれるサービスがあるのは知っていたので、どのぐらいお金がかかるのかちょっと調べてみた。
 驚いたのは、意外とお金がかかることで、たしかウン千コルナのオーダーだったと思う。そこまで出して救い上げるほどのものは書いちゃいない。それよりも印象に残っているのは、利用者の体験談というか、感謝の言葉というかが並んでいる中に、詩人の谷川俊太郎のものがあったことだ。そりゃあ、谷川氏の書いた文章なら、いくら出してでも復活させる価値はあるだろうけど、我が文章にはそんなものはない。

 多少価値があるとすれば(自分にとってだよ)、『小右記』の訓読文につけた語注ということになるかなあ。でも時間さえあればまた作り直すことは可能である。実際に何とか少しやる気を取り戻した今年の夏にはちまちまと復旧作業を始めることができたし。モチベーションが上がらなくて全然進まず、途中からは新しい部分の作業に変更することになったけどさ。
 このブログの記事は、文書として記憶媒体に保存されていないのは、寂しさを感じるけど、何を書いたかを確認するには、ワードの文書で探すよりネット上のブログで検索をかけたほうがはるかに速いし便利である。最初の二月分ぐらいはブログの管理画面から、テキストでダウンロードして保存したけど、あれこれ余計な装飾がついていて、面倒くさくて放置してある。

 使えなくなったUSBメモリーも、捨てるにも忍びなくそのまま放置しておいたのだ。職場のPC机の片隅に放り投げて、そこに置いたことも忘れていた。久しぶりに机の上を整理していたら、このもらいもののメモリーが出てきた。コンピューター関連の機器なんて意味不明なことが起こるのが日常茶飯事だからと、半分冗談でUSBポートにさしてみた。そしたらなんと、アクセスを示す緑色のランプが点滅し始めるではないか。自分でやっておきながら驚きのあまり声を挙げそうになってしまった。同僚のいないときでよかった。
 アクセスできるからと言って、中にファイルが生きていて読み込めるということにはならない。心配しつつ見守っていたら、勝手にUSBメモリーのフォルダが開いて、中にいくつかのファイルとフォルダがあることが表示された。適当なファイルをクリックしてみたら何の問題もなく開いてくれた。壊れてもう使えないと思っていたUSBメモリーの復活である。ただ、この復活が何かの間違いという可能性もあるので、中身を全部別のメモリーにコピーした。

 これが何日前だったろう。『小右記』関係の記事をこの前書いたときだから先週かな。それで、今もう一度さしてみたら、またまた何の反応もしない。何もしていないのにどうしてこういうことになるかなあ。とりあえず、コピーしておいてよかった。ふう。まあ、また半年ぐらい放置しておけば使えるようになっているかもしれないけど。とりあえずは、記念品としてモニターの下に置いておこう。
 問題は、一度は消えたと思ってあきらめた記事をどうするかである。愚痴交じりの再現記事を書いたから、今更乗せてもなあという気もするのだけど、比較のために載せておくのも悪くない。どちらもほとんど同じという可能性もあるから、まずはその確認からだな。面倒だから後回しにしよう。いや、今年のクリスマス進行の時期の穴埋めにするという手もあるか。今の自転車操業のままだと乗り切れない可能性が高いし。
2019年11月21日16時。










posted by olomoučan at 07:15| Comment(0) | TrackBack(0) | ブログ
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