2018年08月30日
チェコ語の時間を表す表現について@4格〈LŠSS2018〉(八月廿九日)
サマースクールで先生にまとめをお願いした時間を表す表現について、それを参考にしながら簡単にまとめてみる。場所を表す表現の「v」と「na」の使い分けの大変さについてはすでに記したが、時間を表す表現の混乱ぶりについてはまだ書いていないと思うし。これ、実は場所以上にいろいろあってややこしい上に、どちらでもいいとかいうのもあるので、何とかしてくれと言いたくなることも多い。
あれこれ錯綜しそうだけど、適当に分類しながら話を進めてみる。
一つ目は前置詞を使わないで名詞の4格で表すもので、これが一番使う機会が多いかもしれない。ただし一部はすでに副詞として認識されることもあるようである。また前置詞無しの2格が使える場合は、2格の方が書き言葉的な硬い表現となる。➀〜➂は最初の方で勉強するから、特に今更覚えるまでもないだろうけど、Cは覚えておくと便利である。どの前置詞に何格を付けるかわからないときは、形容詞か指示詞を前につけて4格にするという手が使える。
➀一日の中における大体の時間
ráno(朝)、dopoledne(午前中)、
odpoledne(午後)、večer(夕方)など。
例外
v poledne(昼 v+4格)、 v noci(夜v+6格)、
o půlnoci(深夜o+6格)
A日の中で副詞とも解釈されるもの
dnes(今日)、zítra(明日)、pozítří(明後日)、
včera(昨日)、předevčírem(一昨日)
➂年の中で副詞とも解釈されるもの
letos(今年)、loni(去年)、předloni(一昨年)
C二語以上の単語で表される日、週、月、年
ten den(あの日)
ただし、v ten den(4格)、v tom dne(6格)も可。
(チェコ語の間違い修正「ve tom」→「v tom」)
・Ten den jsem nebyl v Olomouci.
その日は、オロモウツにいませんでした。
minulou sobotu(先週の土曜日)
ただし、形容詞がない場合はv sobotu(4格)。
・Minulou sobotu skončila letní škola slovanských studií.
先週の土曜日にサマースクールが終わりました。
tento týden(今週)
ただし、tohoto týdne(2格)v tomto týdne(6格)も可。
・Tento týden budu pracovat doma a příští týden budu chodit do práce.
今週はうちで仕事をして来週は仕事に出ます。
sedmý měsíc(七番目の月=七月)
ただし、sedmého měsíce(2格)も可。
・Sedmý měsíc tohoto roku tady vůbec nepršelo.
今年の七月は全く雨が降りませんでした。
tento rok(来年)
ただし、v tomto roce(6格)も可。形容詞がない場合はv roce(6格)。
・Tento rok budu v České republice, ale příští rok budu studovat v Japonsku.
今年はチェコにいますが、来年は日本に留学します。
その場で適当に書いたので。例文の正しさまでは保証しかねるけど、改めて強調しておく。時間を表す言葉の前に形容詞や指示詞などをつける場合に、前置詞や格に確信が持てない場合には、前置詞なしで4格を使うのが一番なのである。
2018年8月30日7時45分。
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