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2017年12月14日

日本代表頑張った――グループステージ(十二月十一日)



 ハンドボールというヨーロッパ中心のスポーツにおいて、世界選手権にアジアやアフリカ、南米のチームが出場するのは、参加することに意義があるというオリンピックの精神の発露に他ならない。アジア枠をなくしてしまったアイスホッケーとは違って、このスポーツが世界全体に門戸を開いていることを示しているのである。

 スポーツが普及するということと、普及した国のチームが強豪になることとの間には大きく深い谷が存在している。非ヨーロッパチームで、ヨーロッパと互して戦えた国というと女子では韓国ぐらいしか思い浮かばない。去年のリオオリンピックでは地元ブラジルも大健闘していたか。
 その韓国も近年はそれほど成績が振るわず、日本代表となると世界選手権に出られるだけ、グループステージで最下位にならなければ御の字だというのが、これまでの認識だった。一時期は、韓国選手を帰化させて強化するなんて手も使っていたんじゃなかったかな。どれほど効果があったのかは覚えていないけれども、

 だから、今年の夏にチェコ代表が出場する世界選手権の組み合わせが発表されたときに、日本代表もあるのを見て、出場できたんだとは思ったが、特に期待するとか、応援するとか言う気持ちにはなれなかった。以前も書いたけれども、ハンドボールではラグビー以上に期待を裏切られ続けてきて、世界選手権やオリンピックに出場すると聞いても、喜びもあまり感じないし、期待する気にもなれないのである。

 それが、一つ目の驚きは、初戦のブラジルとの試合に引き分けたことだった。去年のオリンピックで、ヨーロッパの強豪チームと、少なくともグループステージでは互角の戦いを演じていたブラジルと引き分けたというのは、ブラジルがオリンピック後の燃え尽き症候群で調子が上がらないという事情はありそうだけれども、そんな相手にもこれまでは勝てなかったのが日本代表だと考えると、驚き以外の何物でもない。

 二試合目で、デンマークに惨敗した結果を見て、これは最終戦のチュニジア以外には勝てない展開で、ブラジルと両国勝ち点3で4位の座を得失点差で争うことになりそうだと考えた。そうするとデンマーク相手に14点差というのは微妙である。前半のトリプルスコアの惨劇から考えると、十分持ち直したとはいえるけれども、前半で大差がつくと、勝っているチームは次の試合に供えてメンバーもペースも落としてくるものだから、もう少し差を詰めておきたかったというところだろう。

 三試合目のモンテネグロに勝ってしまったときには、いや結果しか見ていないのだけど、目を疑った。テレテキストのたまにある誤植じゃないかと考えて、何度か時間を置いて確認してしまった。典型的なバルカンのハンドボールをするモンテネグロは、しぶとい。互角の展開に持ち込むことは可能でも、勝ちきるのはチェコ代表でも大変である。そんなチーム相手にきっちり勝ってしまった日本代表、ちょっとだけ期待してもいいんじゃないかと考えてしまった。

 そして、四試合目のロシアとの試合は、負けたとはいえ1点差だった。東京オリンピックに向けて日本代表の強化がうまくいきつつあるのかもしれない。この試合は終盤だけだけど、ネット上のライブ速報で点差を追いかけてしまった。日本代表がロシア代表とこんな大接戦をやらかしてくれるなんて、ちょっと想像もつかなかった。近年は日本代表の試合を追いかけていたわけではないから、すでにこんな試合をやったことがあるのかもしれないけれども、驚愕であることには変わらない。

 この時点で、ベスト16進出はほぼ確定していたのだが、チュニジアに負けてしまえば、ここまでの苦労は水の泡である。そして、この手の試合でころっと負けることがあるのも日本代表だったのだ。しかし、予想以上の圧勝をしてしまった。デンマークに負けたとき以上の点差をつけて、容赦なく叩き潰したという感じだろうか。
 これで、日本代表は勝ち点5、モンテネグロと並んだが、直接対決で勝っているため3位で次のステージに進出した。得失点差では負けているはずだけれども、ぎりぎりとはいえ勝てたのが大きかった。チェコ代表も、アジア最強の韓国代表もグループ4位だったというのに、日本代表が3位である。うーん。大会前には予想もできなかった結果だなあ。

 日本代表のグループステージでの試合結果は以下の通り。

日本―ブラジル 28-28(15-12)
日本―デンマーク 18-32(5-16)
日本−モンテネグロ 29-28(12-15)
日本―ロシア 28-29(11-13)
日本―チュニジア 31-13(15-6)

 予定よりも長くなったので以下は分割して別記事にしてしまう。
2017年12月11日23時。










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