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2017年10月18日

マリー・フォドバル、ワールドカップ優勝(十月十五日)



 チュニジアで行なわれているマリー・フォドバルのワールドカップ(他のスポーツであれば世界選手権と訳すのだが小さいとはいえサッカーなのでこう訳しておく)でチェコ代表が優勝した。チェコテレビで中継されたのをちゃんと見ていたわけではないのだけど、決勝ではメキシコ相手に3対0で完勝し、グループステージから決勝まで全勝、確か一度もリードを許さないという圧倒的な成績での優勝だった。
 このワールドカップ、いつ始まってこれが何回目の大会なのかもわからないのだが、とにかく10月6日から15日にかけて、チュニジアで開催された。この直訳するとミニサッカーとでもいえそうなスポーツのワールドカップが開催されていることは、日本でも知られているのだろうか。

 出場国の数は24、4チームずつの6つのグループに分かれたグループステージからは、上位2チームと3位に入った中で上位の4チームが上に進む。出場国を成績順に紹介しておくと、グループAが、チェコ、オーストラリア、フランス、アルゼンチン。Bがメキシコ、ハンガリー、チリ、イラク。Cがロシア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、ブラジル、ソマリア。Dがスペイン、セネガル、アメリカ、インド。Eがルーマニア、カザフスタン、コートジボワール、グァテマラ。Fがチュニジア、リビア、ポルトガル、レバノンである。3位チームのうち上に進めなかったのは、コートジボワールとポルトガルの2チーム。
 出場国を見ると11人制のサッカーの強豪国と重なる部分もあるけれども、インドやレバノンなどのような、11人制ではほとんど名前を聞かない国もあるし、逆にドイツなどの11人制の強豪国で出場していない国も多い。国や地域によって力の入れ方が違うと言うことだろう。南米からはブラジル、アルゼンチンが出ているとはいえ、11人制のイメージからはかけ離れた成績に終わったし。

 チェコ代表は、初戦のフランス相手に7対0という予想外の圧勝をすると、勢いに乗りオーストラリアにも5対1、アルゼンチンには10対0で勝利し、グループ1位でベスト16に進出した。同じように圧倒的な成績だったのがメキシコで、この2チームが決勝で対戦したのは必然的な結果だったと言えそうだ。
 グループステージでは大差で勝っていたが、さすがにベスト16からは接戦が多く、ブラジルには3対1、準々決勝のハンガリーには1対0、準決勝のスペイン戦では3対1で勝利を収め、メキシコとの決勝に臨んだわけである。一番大変そうだたのがハンガリーとの試合だったけれども、実は今年の6月にブルノで開催されたヨーロッパ選手権では、グループステージで対戦し0対1で惜敗した相手なのだった。

 ヨーロッパ選手権では決勝まで進出し、ロシア相手に引き分けてPK戦で負けての準優勝だと聞いていたから、そこそこいいところまで行くだろうとは予想していたけれども、ワールドカップで優勝するとは思ってもいなかった。あまり知られていないスポーツとはいえ、快挙と言ってもいいのだろう。チェコってこの手のマイナースポーツでは妙に強かったりするんだよなあ。サイクルサッカーとか、サッカーテニス?とか。

 ところで、このマリー・フォドバル、グラウンドとゴールが小さく、出場選手の数も少ないし、フットサルとは違うのだろうか。チェコのマリー・フォドバル協会のホームページで確認すると、チェコでは原則として室内で行なわれるフットサルとは違って、屋外で人工芝が使われたコートを使用する。広さは縦が44〜54メートル、横が24〜30メートル、試合時間は前後半制で20分〜30分ハーフ、ワールドカップは25分ハーフで行なわれていた。出場選手はキーパー一人とフィールドプレーヤー五人の六人。
 このルールがどこまでフットサルとは違うのかはわからないけれども、チェコではフットサルのリーグも行なわれていて、それはそれでテレビ中継があることも考えると、全く別なスポーツと考えてよさそうである。

 そういえばオロモウツ郊外のスラボニーンを通ると、道路わきのいかにも人工芝という小さなコートでサッカーの試合が行なわれていることがある。あれがマリー・フォドバルだったのか。コートも小さく人数も少ないから、気軽にチームを作って試合をしやすい、久しぶりに運動をしようかという大人にとってもとっつきやすいスポーツなのだろう。協会に登録されているだけで、2873のチームがあって、63000人以上の選手がプレーしているようである。
 チェコではチェコスロバキア時代の1980年に最初の国内選手権が開催され、チェコスロバキア分裂後に中断していたものが2006年に復活し、以後は毎年カップ戦とともに開催されているようだ。今年からはチェコテレビでの中継も始まったし、参加型のスポーツとして発展していくのかもしれない。
2017年10月16日12時。





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