2016年11月02日
夏時間の終わり(十月卅日)
毎年、十月末の週末に、夏時間が終わって通常の時間に戻る。夏時間が始まるのが三月末だから、夏時間の期間が七ヶ月で、通常の時間よりも長いのだから、感覚としては今日から五ヶ月の冬時間が始まったという気がする。チェコ人も中央ヨーロッパ標準時ではなくて、冬時間ということが多い気がするし。
冬時間が始まるのは、土曜日の深夜、もしくは日曜日の早朝で、午前三時に、時計の針が二時に戻るのである。実際に乗ったことはないのだが、夜行列車の場合には、夏時間で出発し、冬時間で到着するために、午前三時前後に到着した駅で、一時間停車して時間調整をするのだという。電車は停車できるからいいけど、遠距離の飛行機の場合は、早着するということになるのだろうか。早朝到着の便だと空港からのバスや電車を一時間余計に待たなければならないということもありそうだ。日本などのサマータイムのないところからの便だと、この日を境に時刻表自体が変わることになるのかな。
夏時間が始まるときには、逆に午前二時が、三時になってその一時間が消滅するということになるから、夜の時間が一時間短くなるわけで、日曜一日では慣れきれないので、月曜日も休日にしてほしい。一度、サマータイムが始まった日に、午前十時半からハンドボールの試合をやっているのをテレビの中継で見て、選手たちはつらいだろうと思いながら見ていたのだが、つらかったのは自分自身だったような気もする。次の日早起きするから、早寝しようというのは、なかなか寝付けないことが多くて苦手なのだ。だから冬時間の終わる土曜日の夜に、早寝するなんてこともできない。
夏時間が終わる土曜日はいつも通りに寝るのだから、日曜日の朝はいつも通りに起きて、時計の針を一時間戻して、いつもより早起きだと言いたいところだけど、最近は、起きる時間が冬時間にしていつも通り、夏時間だと一時間遅れになってしまっている。ということは、夏時間が始まるときに夜が短くなったせいで感じるつらさが、なかなか消えないのに、冬時間が始まるときには、一時間夜が延びた喜びは、いや恩恵は一日で消えてしまうのである。
しかも、ただでさえ平日よりも一時間長く寝る週末に、さらに一時間長く寝てしまうから、寝すぎで一日中頭がボーっとした状態になってしまう。おまけに昼食後に眠くなったら昼寝できてしまうから、夜の寝つきが悪くなってしまって、次の日も頭が……。
とここまで書いて、自分が何を書きたかったのかを理解する。言い訳なのだよ、言い訳。本日は何も書けそうにない。その言い訳として冬時間の始まりについてごたごた書いてみたけど、いつも以上に筆が進まず、短くなってしまった。
今朝起きて、冬時間の利点に一つ気づく。明るい。これまで夜の闇の中で目覚めていたのが、すでに明るくなっている。これも一時的なものだし、その分昼過ぎから暗くなるので、どっちがいいともいえないのだけど、午前中だけは少し幸せな気分になれる。
冬時間が始まって初めて仕事に行く途中、懐中時計を引っ張り出して時間の確認をしたら、肝が冷えた。一時間遅刻だ。慌てて走り出そうとして、懐中時計は冬時間に直していなかったことを思い出し、ほっと一安心。やはり、夏時間なんてやめてしまおう。それがいい。日本でも導入を検討しているところがあるみたいだけど、時計の針を前後に動かすのはやめたほうがいい。やるなら、夏の間だけ始業時間と就業時間を一時間早めるという形だな。これなら希望する組織、個人だけが採用すればいいから。
10月31日10時。
ボブ・ディランが、結局ノーベル賞をもらうらしい。ちっ、日和やがってと思った人は少なくあるまい。11月1日追記。
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