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2016年09月18日

チェコサッカーの憂鬱(九月十五日)



 憂鬱なのはチェコサッカーではなく自分自身なのかもしれないけれども、今週大きなものから小さなものまで憂鬱になりたくなる事態が発生したので、まとめて書いておく。

 発端は火曜日だった。チェコテレビがチャンピオンズリーグの試合を放送するのが火曜日だけになり、チェコのチームも出場しておらずで、チャンピオンズリーグへの興味は薄れがちなのだが、この日はアーセナルの試合だというので、テレビの前に座った。そうしたら、試合自体は決してつまらないものではなかったのだろうけど、チェフが出場していなかったのである。
 チェコサッカーのファンとしては、チェコ人選手が在籍するチームの試合でチェコ人が出場していないと、見たいという意欲は半減する。これなら、同グループのもう一試合バツリークとスヒーのいるバーゼルの試合を放送してくれたほうがよかったのにとチェコテレビに恨み言の一つも言いたくなる。ロシツキー在籍時も、ロシツキー出せと思いながら見ていることが多かったから、アーセナルの試合はあんまり見る甲斐はなかったんだよなあ。

 水曜日のチャンピオンズリーグの放映権を失ったチェコテレビでは、今年から新たにチェコの二部の試合を水曜に開催させて放送するようになった。リーグの名称はナーロドニー・リーガだから、民族リーグとか国民リーグとか訳せるけど、どう訳しても二部リーグである。各節一試合だけ水曜日の開催にして、チェコテレビが中継することで、注目を集めようということなのだろうか。
 今週の水曜日は、わざわざそんなことをしなくても注目を集めたであろうシレジアダービーが開催された。かつてのシレジア地方の中心都市オパバのチームと、シレジアとモラビアの境界上に存在するオストラバのバニークの試合である。バニークは本来オストラバのシレジア側のチームで本拠地のスタジアムもシレジア側にあったのだが、現在ではさまざまな事情でモラビア側にあるビートコビツェのスタジアムを本拠地としている。ちなみにビートコビツェにあったチームは数年前に倒産して解散してしまった。
 バニーク・オストラバのファンは、チェコ最悪のファンである。ただでさえ悪質なファンが、ライバル関係にあるオパバとの試合で暴れないということはありえなかったのだ。ここ数年はバニークが一部、オパバが二部で公式戦が行われなかったために、問題が起こらなかっただけなのだ。今年、数年ぶりの公式戦が、二部を舞台に行われ、一部の試合ほど厳重な警備が敷けなかったのだろうか。大きな問題が起こってしまった。だたし暴れたのはバニークのファンだけではない。

 試合はオストラバのビートコビツェのスタジアムで行われたのだが、最寄りの鉄道の駅からオパバのファンがスタジアムに向かう途中で、最初の暴力事件が発生した。警察に囲まれてオストラバのファンからは隔離されていたはずの、オパバのファンが一人、覆面をかぶって正体を隠したうえで、オストラバのファンに襲い掛かって殴る蹴るの暴行を加えたらしい。この覆面をかぶってというのが、スタジアム内でも、外でもたちが悪い。
 そして試合が始まると百人ほどのバニークファンが、客席から乱入し試合が中断してしまう。オパバの選手を襲うためという話もあったけれども、どちらかというとグランド上を走り回って目立って憂さ晴らしという感じが多いように見えた。皆同じような白いティーシャツを着ていたし。
 この時点で、次やったら没収試合にしてオパバの勝利にするという警告が出されたらしいが、前半の終了間際に、バニークが得点を挙げると、またファンが、今度は喜ぶために乱入して試合中断。もううんざり、いい加減にしてくれである。本来ならここで没収試合のはずなんだけどね。チェコテレビの中継が一部の中継と比べて雑だったのもあって、前半で見るのをやめてしまったので、結果がどうなったのかは知らない。というかどうでもいい。これだけ問題を繰り返し起こして反省もしないファンに取り付かれたバニークは、一度落ちるところまで落ちたほうがいいのかもしれない。
 ということを書いて念のために確認したら、ビートコビツェのチームはいつの間にか復活していて、現在は二部リーグに参戦中である。ということはオストラバダービーが行なわれるのか、シレジアダービーよりひどいことになりそうだ。

 木曜日はヨーロッパリーグのグループステージの初戦。プルゼニュのスタジアムは、一部客席が閉鎖された状態で試合が行なわれた。チャンピオンズリーグの予選で、人種差別的な野次を飛ばしたことに対する処罰らしい。これからしばらくは執行猶予期間で、同じことを繰り返すファンが出た場合には、ヨーロッパのカップ戦は無観客試合で行われることになるというから、こちらもチームに損害を与えるファンである。以前はこんなひどいファンはいなかったのだけど、チームが強くなるにつれて傲慢なファンが増えたということなのかな。
 試合のほうは、ASローマ相手に開始早々PKから得点を許したものの、バコシュのゴールですぐに同点に追いつき、前半後半を通じて互角以上の試合を展開したらしい。バコシュも、試合展開から言うと勝ち点一を取ったというより、勝ち点二を失ったという感じだと言っていたから、勝てた試合だったのだろう。残念。でも強いプルゼニュは復活に向かっているようで、今後に期待が持てそうである。

 リベレツは、代表にも呼ばれたキャプテンのポコルニーが怪我で欠場し、大ベテランのバロシュをキャプテンとして、アゼルバイジャンでプルゼニュを苦しめたカラバフとの試合に臨んだ。そのバロシュのアシストでシーコラが試合開始直後に決めたゴールは、開始九秒ということで、ヨーロッパリーグ史上最速ゴールを更新したらしい。その後同点に追いつかれたものの、バロシュのゴールで勝ち越し。後半は防戦一方に追い込まれたようだが、何とか跳ね返し勝利目前の後半の90+4分に同点に追いつかれてしまった。この詰めの甘さがリベレツなんだよなあ。でもこのチーム何だかんだで勝ちぬけて春まで生き残りそうな気がする。バロシュの調子も上がっているみたいだし。

 最後にスパルタだけど、今年は駄目そう。ロシツキーも欠場したし、まったくいいところがないまま三点取られて完封負け。カドレツが二人戻ってきたけど、ディフェンスもオフェンスも去年のほうがましのような気がする。このままではロシツキーの勇姿はしばらく見られそうもない。
9月16日23時。


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