2020年05月28日
半自宅監禁日記(五月廿五日)
今日からは、一部を除いて規制がほぼ解除される。外出時のマスクの着用の義務さえ、鉄道やバスなどの公共交通機関を使うときや、お店に入るとき、人ごみができていて必要な人間距離を取れない場合を除いて、解除された。レストランの屋内での営業も再開され、これまで気温が下がった日にも外で食事しなければならなかったのが、暖かい屋内で食べられるようになる。持ち帰りサービスを利用している人のほうが多いかもしれないけど。
ホテルの営業再開も許可されたが、現時点ではビザなしの観光目的での外国人の入国は許可されていないので、休業を継続することを選んだホテルもあるようだ。大手ホテルのチェーンは経済的な体力がありそうだから、倒産ということはなさそうだけど、ブ・ラーイのような小規模のホテルの中には、営業を再開できないまま廃業するところもでてくると予想される。すでに廃業を決めたところが数パーセントあるなんてニュースもあったなあ。
外国人の入国に関しては、明日から、ドイツとオーストリアとの国境のうち、完全に閉鎖されていたところも開放されることが決まった。警察の検問は、入国者全員ではなく適宜選ばれた人だけが検査を受けることになるようだが、入国の際に課される条件は四日以内の陰性の検査結果であることは変わりない。これは、チェコを出てドイツ、オーストリアに入るときも同様である。スロバキアとの交渉はうまく行かなかったのか、現時点で閉鎖された国境の開放というニュースは入っていない。
それから、義務教育の前半、日本で言うと小学校の1年生から5年生までの学校での授業も再開された。ただし、通学は義務ではなく、親の判断で自宅からのオンライン授業を継続している子供たちもいるらしい。教室での授業と両方こなさなければならない先生も大変である。また、一クラス辺り15人という人数制限があるため、本来同じクラスだった子供が別々のクラスに入れられる場合もあって、子ども達や保護者の不満を呼んでいる。
人数制限があって、クラスが増えるということは、学校によっては教室が足りなくなるということで、これも今週から登校が再会されたのが全学年ではなく、5年生までになっている理由だろう。義務教育後半の4学年は、6月8日から登校が再会される予定になっているが、そうなると教室と先生の不足はさらに大きくなる。高齢者の先生は直接子どもと接する授業の担当にはしないなんて話もあるし、例によって現場で大変な苦労をしそうな決定を、上が下してしまったということなのだろう。同じ授業再開でも人数制限がなければ、まだ楽だっただろうにさ。
病院や老人ホームへのお見舞いの一律禁止も解除された。ただし、個々の病院や老人ホームで対応が違っており、特に病院では半数近くが禁止の継続を選び、一部には院内の対応の調整が必要として今日からではなく少し遅れて解禁するところもある。厚生大臣はあまりに慎重な病院の対応を批判していたけれども、武漢風邪の対応で疲弊している病院に、これ以上の負担をかけるのはやめたほうがよくないか。ここは個々の病院の判断に任せるべきであろう。
知り合いには、入院している人も、老人ホームに入っている人もいないから実害はないのだけど、小児科の入院病棟でお見舞いができないと言うのはちょっと子供たちかわいそうかな。訪問が許可された病院や老人ホームでも、刑務所の面会室のように真ん中に透明な仕切りがあって、マイクを通じて話す特別な部屋を準備しているところもあるみたいだし、施設側の負担は大きい。
イベント関連では、300人に制限が拡大された。500人という話もあったのだが、五月末から300人、六月に500人と段階的に行えるイベントの規模を大きくしていくようである。ただし、人間距離をとった上での開催が求められるので、劇場や映画館などでは、人数規制の緩和があっても中に入れられる人の数は変わらないところが多いようだ。屋外で行なわれるスポーツイベントは、規模が大きいだけに、この緩和の恩恵を受けそうだが、観客を入れての試合はまだまだ遠いかな。明日から入れるかも知れんけど、どうやって選ぶのかね。
ということで、この日記もどきももうしばらく続く。
2020年5月26日11時。
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