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2020年05月25日

半自宅監禁日記(五月廿二日)



 今日は、いよいよってほどでもないけど、武漢風邪の流行が始まって以来、初めてオロモウツを離れる。車のタイヤ交換がてらうちのの実家に帰省するのである。例年は三月から四月にかけてのイースターの前後に行くことが多いのだけど、今年はその時期は一番規制が厳しかったころで、五月下旬にまでずれ込んでしまった。
 昨日、一昨日と気温が下がって、ちょっと肌寒さを感じさせるような冷たい風が吹いていたが、今日はさらに気温が下がると言うので警戒していたのだが、外の気温の低さと車内の温度はあまり関係がなく、暦上は初夏の日差しを浴びて暑さを感じるほどだった。8時半ごろにうちを出たとき、車の温度計は7度をさしていたのだが、日が出ていて風もなかったおかげで、ガソリンスタンドで外に出たときも半袖でも十分に耐えられた。

 恒例の南モラバ行きで一番苦労させられるのはプシェロフである。ただでさえややこしいルートで街を抜けることになるのに、現在、オロモウツ側の郊外で高速道路の建築と市内と高速道路を結ぶ跨線橋の工事が行われている関係で、市内に入るまでに渋滞でかなりの時間を費やすことになった。前回、年末に通ったときもここでひどい目にあったのだが、武漢風邪騒動で、完全に規制が解除されたわけではないから車の数も多くないだろうと軽く考えていたのが失敗だった。
 すでに非常事態宣言は解除されているから、何をはばかることもなく移動していいわけである。しかも鉄道やバスの運行の状態が不安定で、乗車できる人数も減らされているはずである。となれば、車で移動するのが一番確実だということで、車を利用する人の数は減っていないのだろう。月曜日の時点で、オロモウツの市内の車の量が以前と同じぐらいまで戻ったような印象も受けたし。自動車内であれば、公共交通機関とは違ってマスクを着用しなくていいというのも、車の利用が多い理由の一つになっているかもしれない。

 プシェロフの入り口での渋滞の原因は、信号の変わるタイミングの設定がおかしいことにある。鉄道の線路をくぐる手前と、くぐった先の二箇所に信号があるのだが、くぐった先の街の入り口の交差点の信号が青のときには、手前の信号が赤で、手前が青のときには先が赤になるという設定になっている。手前の信号のところで合流する脇の道の交通量が少なければこれでも問題ないのだろうが、この設定を知っている地元の人たちが、こぞって迂回路を経て脇の道から合流しようとすることで、主要どうであるオロモウツとプシェロフを結ぶ道路の車列がほとんど進まないという事態に陥っている。
 二つの信号を連動させてどちらもほぼ同時に青になるようにしておけば、一部通行止めになっているところがあるから、多少の流れの悪さは発生するだろうけど、ここまでの渋滞にはならないはずである。まあ、日本の渋滞と比べると渋滞と呼んではいけないレベルのものではあるのだけど、チェコ的には十分以上にいらいらさせられる渋滞である。

 プシェロフを迂回するバイパスとしての高速道路が完成すれば、こんな渋滞は発生しようもなくなるのだが、工事は遅々として進まず、一体いつになることやらである。本来の予定では、いやリーマンショック後に改定された予定でも、すでに完成していてもおかしくないはずなのだが、さまざまな事情で準備が長引き、さらにさまざまな事情で工事自体も長引き、建設費用がかさんでいくのがチェコの公共事業である。喜んでいるのは建設会社と、そこから政治献金という名の賄賂をかき集める政治家だけというのは、日本もヨーロッパもあまり変わらない。
 オロモウツとプシェロフを結ぶ高速道路も計画自体は存在するのだけど、ルートをどうするかでもめまくって一度決まったものに反対の声を上げる町や村が出てきて、いつになったら建設が始まるのかさえわからない。最終的にはオロモウツからブジェツラフまで高速道路で結ばれるはずなのだが、こちらが生きている間に完成するのだろうか。

 現時点での救いと言えば、中国企業が高速道路建設工事を担当していないことと、中国資金での建設工事にはなっていないことだろうか。以前、運河を掘ってドナウ川とオーデル川を結ぶ河川輸送のルートを開削しようというプロジェクトが中国企業主体で計画されているというニュースがあって、すでにホドニーンの近くに貨物の集積場の建設が始まったなんてことも言われていたが、幸いなことにこちらも実現していない。中国政府にしても、中国企業にしても、約束するときは気前よく膨大な額を投資すると言うけれども、実際には、その何分の、いや、何十分の一かしか投資しないからたちが悪い。スラビア・プラハは例外に過ぎないのである。
 武漢風邪の流行を機に、世界の中国依存の深化という形で進んでいるグローバリゼーションが停止するか、せめて方向を変えるかしてほしいものだと思う。このままだと中国に支配された世界と言う最悪の未来が実現しかねない。
2020年5月22日23時。





https://onemocneni-aktualne.mzcr.cz/covid-19
https://www.krajpomaha.cz/








posted by olomoučan at 06:52| Comment(0) | TrackBack(0) | チェコ
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