真室川町でこどもたちが昔ながらの炭づくりに挑戦
真室川町で地元のこどもたちが昔ながらの炭づくりに挑戦し、炭焼きの準備作業を体験しました。
この体験学習は、地域に伝わる文化を学んでもらおうと真室川町のあさひ小学校が毎年、この時期に行っていて、30日は、4年生の児童14人が窯を訪れました。
児童たちは、地元の人たちから炭焼きの作業について説明を受けたあと、90センチほどに切られたナラの木を立てるように次々と窯の中に入れていきました。
そして、木を窯の入り口までいっぱいに入れた後、炭や枝などを使って火を入れ、風を送りながら窯の内部に火を移していきました。
火は、およそ30分ほどで窯全体に回り、もくもくと煙が上がっていました。
参加した女子児童は「家でバーベッキューをする時に使うんですが、作っているところを見たことがなかったのでいい経験になりました」と話していました。
また、男子児童は「焼きいもやバーベキューなど生活の中で使って見たいです」と話していました。
指導した平枝地区・炭焼き保存会の沓澤貢会長は「原木が木炭になるのを学んで子供たちには、継承してもらいたいです」と話していました。