海外旅行初心者のワシントンDC３ヶ月滞在記

「だれよりも恐れられ、だれよりも崇められた男。」
FBI初代長官にして、8人のアメリカ大統領に仕え、
48年間をアメリカに捧げた、ジョン・エドガー・フーバーの伝記映画。...

正義感と革新を胸に、アメリカの治安を向上するためFBIを成長させた青年が、
権力を持ち、老いてその正義はどのように変容してしまうのか。

1920年代当時のアメリカは共産党員のテロが横行していた。
若くして犯罪抑止力組織のトップになり、使命感と責務に葛藤し、
本来の弱い自分を隠し、もっと大きく見せる必要があった。

自らの情報は隠し、他人の情報は大統領が相手でも掴みとる。
これがエドガーのやり方だった。

国家を守るためなら法を曲げてでも遂行する。
そしていつか畏れられ、孤独になっていく。

彼のやってきた偉業と、その正義への姿勢が独善的だったのか。
ハリウッド映画はアメリカの象徴と揶揄されることがあるが、
この映画もそれに違わず、エドガーのようにアメリカの正義は独善的で、
圧倒的な暴力で押さえつけるのではないだろうか。

アメリカ国民の信じている正義はこれでよかったの？と聞こえてきそうな内容でした。

J・エドガー Blu-ray & DVDセット（初回限定生産）

J・エドガー 2011年11月3日初公開

監督

クリント・イーストウッド

脚本
ダスティン・ランス・ブラック

製作
クリント・イーストウッド
ブライアン・グレイザー
ロバート・ロレンツ

製作総指揮
ティム・ムーア
エリカ・ハギンズ

出演者

レオナルド・ディカプリオ

ナオミ・ワッツ
アーミー・ハマー
ジョシュ・ルーカス
ジュディ・デンチ

音楽
クリント・イーストウッド

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