2020年09月27日
命の儚さと、生きることのきらめき 映画「君の膵臓を食べたい(アニメ)」
映画「君の膵臓を食べたい(アニメ)」(2018年)の感想
原作:住野よる「君の膵臓をたべたい」
監督・脚本:牛嶋新一郎
声優:高杉真宙 Lynn
劇場アニメ「君の膵臓をたべたい」(通常版)【Blu-ray】 [ 高杉真宙 ]
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注意☆この映画をまだ見ていない人は結末を知らない方が良いので、この先の感想を読まないでください
ざっとしたあらすじ
(注意:ネタバレします)
いつもひとりで本を読んでいる高校生の「僕」は、クラスの人気者・山内桜良が膵臓の病気で余命が短いこと知る。
↓
桜良は病気のことを知った「僕」を誘い、生きてるうちにやりたいことをリストにして行なっていく。
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天真爛漫な桜良に振り回されるが、2人の距離は近づいていく。
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ある日、桜良は通り魔と出会い死んでしまう。
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「僕」は桜良の母に、桜良がつづっていた共病文庫(日記)を見せてもらう。
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桜良の思いを知り、「僕」は泣き崩れる。
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日記には桜良の願いが書かれていた。「親友の恭子と仲良くしてほしい」
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「僕」は恭子に「友達になりたい」と言う。
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1年後、「僕」と恭子は2人で桜良のお墓参りに行く。
最初から最後まであっという間に見れました
前半は桜良のキャラについていけませんでした(汗)
「僕」への接近の仕方が強引すぎて(汗)
だけど、桜良が可愛くて明るいので、男子的にはまんざらでもない感じなのでしょうか?
陰キャラ男子の「僕」。
人との距離感が苦手で一人になりたい、本が好き
人との距離感が苦手で一人になりたい、本が好き
わ・・、私やん(苦笑)
クラスの中のイジメられ方が、見ててイヤでした(涙)
靴を捨てられたり(涙)
怒らない、反論しないからってひどい。
クラスの明るい子グループ(桜良含む)が見てて恐怖でした。
とくに、桜良の親友の恭子からの仕打ちがひどすぎる。
(叩かれたり、罵倒されたり;)
桜良が僕にかまうほど、恭子がイライラするのですが、
僕はますますイジメらるし、恭子は不機嫌UPだし、その原因となる桜良の鈍感力に引いた・・。
桜良の遺言(日記)に記された通り「僕」は恭子と仲良くなろうと試みるが、見てて辛すぎた。
最後、「僕」が恭子に許しを請うシーンは、なんだかなぁ。
最後の最後まで桜良のわがままに振り回された感が残りました。
人が生きてるのを感じるのは「人と触れ合うから」
この作品のメッセージはここにあるのかな、と思います。
人と触れ合えるのは「生きているだからこそ」であって、
死んでしまって奪われるのは、「人と触れ合えない」ことです。
なので、生きているなら、いつも一人でいるのではなく、人とふれあったら?という桜良のメッセージのような気がしました。
1年後の「僕」は、桜良のように「人に認められ、人を認める人」になる努力をしていました。
桜良の膵臓を食べてはいないけど、桜良の魂は「僕」の中で生き続けてるようです。
花火のシーンが美しい
くっつきそうでくっつかない「僕」と桜良が、ハグするシーンです。
好きとかそういう言葉がないにしても、2人がお互いを本当に大事に思っている思いが伝わりました。
きゅん、きゅんしました(笑)
「もう、泣いていいですか?」このシーンは名場面です
感情を表さない僕が、桜良が亡くなった後、共病文庫を読んで号泣するシーンです。
桜良が亡くなる前に、僕の思いが届いてて良かった!
なんで桜良、死んじゃったの?
桜良のキャラについては、明るいのか、凹みやすいのか、鈍感なのか、繊細なのか、つかみづらかったのですが(苦笑)
桜良が一生懸命「生きた」ことは伝わりました。
無茶ぶりだとしても「後悔ないように生きる」ことを楽しんでた、と。
だから、桜良が病気でいずれ亡くなるとわかっていても、通り魔によって亡くなったというのは、あまりにもショックでした。
桜良のあの笑顔や笑い声をもう聞けないんだ、と思うと、悲しくてたまりませんでした。←映画の話だとわかっていても、しばらく友達がなくなったような気持ちになり、沈みました・・(苦)
作品は「泣かせるためのストーリー」といったところ
でしたが、桜良と僕の距離感にドキドキとキュンキュンしながら、命の儚さと、生きることのきらめきを感じられる作品でした。
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