2020年08月20日
すべては最後につながる・・感動の映画「今夜、ロマンス劇場で」
余韻がいつまでも残ります。
映画「今夜、ロマンス劇場で」(2018年)を見た感想 レポ
映画「今夜、ロマンス劇場で」(2018年)を見た感想 レポ
~運命なんて飛び越えて、私はあなたに遭いに行く〜
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映画を見終わった後に、このキャッチコピーを見ると涙が出ます(うるうる・・)
監督:武内 英樹
脚本:宇山 佳佑
出演:綾瀬 はるか、 坂口 健太郎、 加藤 剛
ざっとしたあらすじ
(ネタバレします!注意)
(ネタバレします!注意)
映画監督を夢見る青年・健司(坂口 健太郎)が恋しているのは、古い映画の中のお姫様(役)の美雪(綾瀬 はるか)だった。
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健司は毎日のように映画館で美雪を見ている。うっとり、と。
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映画館に雷が落ちた時、美雪はスクリーンから飛び出していた。
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健司は美雪を自分のアパートに連れて帰り、美雪と暮らすことになる。
(美雪にしもべ扱いされる(笑))
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白黒の世界しか知らなかった美雪は「色のある世界」を美しいと言う。
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健司は、美しい世界をもっと美雪に見せたいと思う。
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健司は美雪にプロポーズするが、美雪は健司のもとを去ってしまう。
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実は、美雪は「人のぬくもりにふれる」とスクリーンの中に戻ってしまう。
それを交換条件に、健司の世界に来ていたのだ。
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そこまでして、健司の世界に来たのは、美雪もスクリーンの向こう側から、自分を見ている健司に恋していて、健司に会いたかったから。
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健司は美雪の本当のことを知り、それでも、そばにいてほしいと言う。
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2人は触れることなく、一緒に過ごし続けた。
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健司は老いていき、年寄となったが、美雪の姿はずっと変わらないまま。
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健司の老衰が近づくとき、病院にかけつけた美雪は、健司の「ぬくもりにふれたい」と健司が生きているうちに健司を抱きしめる。
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美雪の姿は消え、健司も息を引き取る。
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白黒のスクリーンの中、美雪がいる。そこに白黒の健司があらわれる。
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健司が赤いバラを美雪に差し出し、美雪が受け取ると、白黒の世界が美しく色づいた世界に変わる。
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そして2人はキスをする。ハッピーエンド。
前半は退屈でしたが、後半からの「まさか」の展開に心をうちひしがれる(号泣)
前半は、一途な健司に対して美雪が冷たすぎて、見ててつらくなりました。
だけど、その理由がわかる後半になると、健司と美雪の愛が切なくて涙が止まりません。
映画を見終わったと、2人の愛のカタチに感動した余韻が長く続きました(まだ、涙)。
綾瀬はるかが美しい・・
オードリー・ヘップバーンのようなファッション、昔のモダンなファッション、と、いろいろな服を着て現れるのですが、本当に美しい。
演技がオーバーなわけではないし、声のトーンがすごく変わるわけでもないのに、心からしぼられるような感情が伝わってきて、本当に魅力のある女優さんだと思いました。
ハンカチでつなぐ愛
触れ合えない2人が、ハンカチの両端を持ってあるく姿に感動しました。
月日がたち、健司が年老いていく様子も。
短い時間で「月日の流れ」が演出されていましたが、2人の時間がよくわかりました。
2人に関わるすべてのキャラクターが良いんです(力説)
映画館の主人がせこく小銭を取っているシーン(笑)は、後に大事なシーンにつながりました。
また、映画館の主人も、映画のヒロインに恋したのでしょうね。言葉として出てこなかったけど、話の流れの中で、主人の「恋」と「結末」がわかるようになっていて、心にグっときました。
その他、友人役も、映画会社の人も、社長の娘も良かった。皆、最後、同じシーンの中に現れていたことが嬉しかったです。
はっちゃけた北村一輝(笑)
この映画に笑いのスパイスを振りまいてくれます。
最初はイヤな奴(俊藤さん)かと思いましたが、めっちゃ、良い人だった(爆笑)。
舞台だったら、スタンディングオベーションしたいです。
老後の健司、加藤 剛さん。かみしめるような演技
加藤さんと坂口さんの顔の系統が似てるのか、老後の健司に違和感がなかった(笑)。
美雪が健司に「ふれても良いよね」と言って、胸に顔をうずめた時、危篤の健司が何も言わずに、美雪に触れていくシーンは、危篤ながら健司が幸せにあふれていることを感じました。
加藤さん、すごいです・・。(思い出すだけで涙してます)
語りだしたらキリがないくらい、感動の作品でした。
そして、おしゃれで、おもしろい。
ぜひ、見て見てください。
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