2018年08月26日
何でも自前でやりたがる人達
イノベーションの妨げになる感情論
企業で研究開発に従事している技術者にとっては、
社外のマニアやオタクの存在は目障りなだけかもしれません。
かつてDECというコンピュータ会社がアメリカにありました。
1970年代、そこのミニコンピュータはUNIXを
搭載できることで人気がありました。
マニアはの自前のOSを削除して、
代わりにUNIXを載せて、
ソフト開発に、教育にと大活躍させていたのです。
しかし、当時のDECの技術者たちは、
それを快く思わず、UNIXのサポートを
拒否し続けていました。
マニアが勝手に作ってくれていたUNIX用の
ソフトを取り入れて活かさないなんて、もったい話です。
これでは、ユーザー・イノベーションは起こりません。
こういった事例をを自前主義といいます。
NIH(not invented here)症候群という言い方もします。
自分たちで開発したものでなければ、
使いたくないという、、、
ただし、NIH症候群で有名なカッツ氏とアレン氏論文では
通常のNIH症候群とは異なり、在職年数の
長期化によってプロジェクト・パフォーマンスが
低下する現象をNIH症候群と呼んでいます。
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