「1968年1月9日にあったこと」と言われて、このことが思いつく人は少ないのではないでしょうか。
東京オリンピックのマラソンで3位に入賞した円谷幸吉(つぶらやこうきち)さんが、「父上様母上様、幸吉は、もうすっかり疲れ切ってしまって走れません 何卒お許し下さい」という遺書を残して自殺した日です。
(遺書は抜粋です)
東京オリンピックの後、両方のアキレス腱を切ってしまったことで、「メキシコオリンピックで金メダルを取ること」ができない、つまり「期待に応えること」ができない苦しみを感じていたのかもしれません。
さて、時は流れ、パリオリンピックで惜しくも期待に応えられなかった選手たちがいます。名前は残しませんが、彼らはみんな「期待に応えよう」と頑張ってきたと思います。
だから、期待に応えられなかったとしても、「日本の代表として期待に応えようと努力してくれたこと」に対して敬意を払いたいです。
甲子園では、大分県代表が初戦で敗退しましたが、彼らも「期待に応えよう」と頑張ってきたと思います。
(おつかれさまでした!)
さて、夏休みも残り少なくなってきました。
「保護者の期待に応えよう」と頑張っている子どももいるでしょうけど、「合格」がすべてではありませんから、保護者の皆さんは、「学びを通して、1つ1つの知識を積み上げ、自分らしい未来に近づくことができればいい」と思って、見守っていただきたいです。
「期待するな」と言っているのではありません。入試の合否に関わらず、子どもたちには未来がやってきます。その未来で、子どもたちが前を向いて生きていけるようにしてあげることのほうが大切だと私は信じます。
最後に、彼の遺書(全文)のリンクを貼っておきますので、興味のあるかたはお読みください。
◇円谷幸吉の遺書
ということで、明日は「補習・自主学習の日」です。10時から18時まで開けていますので、「自分らしい未来」に近づきたい会員は、連絡してから来てください ^∀^b
【おまけ】
話は変わりますが、今日の16:45ごろ、日向灘を震源とするマグニチュード7.1の地震が起き、大分市内は震度4と公表されました。
(かなり揺れましたが、教室は被害がありませんでした♪)
実は、教室がある府内阿部ビルは、もともと病院だった建物で、耐震設計はばっちりです。そして、南海トラフ地震による大津波の警報が出たときは、3分くらいでコンパルホールの4Fまで避難できます♪
(実際に走って計測しました♪)
21年前、塾の場所を決めるときの第1条件が「災害時の対応」です。
定休日をコンパルホールの休館日(月曜)に合わせているのもそのためです♪
スタップ首藤