問題を解いているとき、「わからない言葉」があったらどうしますか?
【問題】
次はあるものを植物と動物に分けて説明したものです。何の説明ですか。
植物では、種子の中にある植物の幼体で、卵細胞が受精後に細胞分裂によってできる、葉芽・子葉・胚軸・幼根をまとめて言う。
動物では、多細胞生物の発生の過程における初期の段階で、一般に受精卵からまだ生体に至っていない期間のことを言う。
答えは「胚」ですが、そもそも文章の中に「意味がわからない言葉」があると、「胚」を覚えても仕方がありません…。
では、「できること」を考えましょう。
@国語辞典で調べる。
Aインターネットで調べる。
B誰か「知っていそうな人」に質問する。
できますよね?
ウチの個別トレーニング「スタップドリル講座」は、「子どもの疑問に答えること」というより「その疑問を解決するにはどうすればいいかを考えさせること」にウエイトをかけていますが、そのためには「〇〇って何ですか?」・「〇〇が△△なのはなぜですか?」と発信してもらわなければなりません。
・酸化銅はCuOなのに、酸化銀がAg2Oになるのはなぜですか?
・a人の14.5%はa✕14.5/100ですが、このあとどう計算すればいいのですか?
子どもがこれらの「疑問」を言ってくれて初めて「私の仕事」が始まります♪
・原子によって「結合の手の本数」が違います。Cuは2本、Agは1本、Oは2本です。この「結合の手の本数」は中3の「イオン」と高校の「化学基礎」で使いますから、覚えておいたほうがいいです。
・分数の分母と分子に同じ数をかけても、同じ数で割っても、その分数の大きさは変わりません。ということは、その分数の分母と分子に10をかければ…。
こんな感じです♪
塾は「サービス業」ですが、その役目は「1から10まで手取り足取り全部やってあげること」ではありません。「子どもが自分の力で解決できるようにしてあげること」です。
だから「一日も早く要らなくなること」が役目なのです♪
スタップ首藤