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EVE2(旧ベンタ)
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2024年01月25日

トヨタ自動車のキャッシュフローの考察 〜財務・会計〜


 こんにちは!
 EVE2です。
会計.jpg
 本日は、昨日取り上げたトヨタ自動車キャッシュフロー計算書の考察です。
 前置きとして、私は簿記3級を2度目の試験で合格し、現在簿記2級を受験しようとしている者です。それと比べて、トヨタの財務・会計を担当している人たちは、多分業界においてもプロと言われる人たちです。まずは、その前提を頭において、以下の考察や疑問を見てください。
 昨日、トヨタ自動車の決算を見て疑問に持った点は以下の通りです。

・トヨタ自動車の営業キャッシュフローに貸倒引当金がない
・トヨタ自動車の営業キャッシュフローに有形固定資産売却損益の記述がない。
・トヨタ自動車の営業キャッシュフローに経過勘定に関する記述がない
・トヨタ自動車の営業キャッシュフローに流動資産に関する記述が存在する。固定資産に関する記述がない。
・退職給付に係る負債の増減がトヨタ自動車の営業キャッシュフローにでてきている。講義でも扱うべき項目かもしれない。

 決算書を作るやり方は多々あり、これでなければいけないということはないとは思うのですが、分からないと数字の信憑性を疑いますし、それにより投資家は投資を控えるということがあるかもしれません。まっ、キャッシュがたくさんあるというのは、売上などから疑う余地はないと思うのですが・・・。

[流動資産]
 まず、気になったのは、流動資産という記述です。基本、キャッシュフローは現金の流れを表すものなので、流動資産です。だから、あえて流動資産と書かなくてもいいのですが、キャッシュフローにのっかってくる数字は、現金だけでなく、現金同等物も含まれます。その場合、貸借対照表上または損益計算書上は、1年以内に現金に替えることができるものを、現金同等物と言いますが、キャッシュフローは違います。キャッシュフローでは、取得日から3カ月以内に現金化できるものを、現金同等物と言います。
 それでは、流動資産の定義についてBingに一覧にしてもらいましょう!

01)現金および預金
02)受取手形・売掛金
03)有価証券
04)商品・製品・原材料
05)前渡金
06)未収入金
07)仮払金
08)前払費用
09)貸倒引当金
10)短期貸付金
11)コマーシャルペーパー
12)投資信託


講義とかテキストに記述がない項目も流動資産として提示されました。ちょっと、気になることが出てきたので、流動負債も見てみましょう!

1.買掛金
2.支払手形
3.未払金
4.未払費用
5.前受金
6.前受収益
7.短期借入金
8.賞与引当金


分かりました?そうです、流動資産及び流動負債にトヨタ自動車の決算書にはないと言っていた経過勘定が含まれているのです。かつ、貸倒引当金も出てきています。どうも、講義やテキストで教えられたキャッシュは、決算書のどこかに埋没したものではなく、何かしらの形でこの1枚の書類のどこかに含まれているようです。
 先ほど、貸借対照表、損益計算書とキャッシュフローとの現金同等物の取扱の違いについて書きましたが、多分ここでの現金同等物は、3カ月以内に現金にできるものと想定しています。

[退職給付金]
 講義で全く聞いたことがない、退職給付金については、どういう扱いになるのでしょうか?退職給付金は、簿記3級にも出てくるのですが、断片的な記述となっているので、まとめてみましょう。以下はChatGPTと問答した退職給付までの一般的な流れをまとめたものです。

❶積み立て (Accrual)
 企業は、従業員の勤続年数や給与などを考慮して、毎年会計帳簿上に退職給付金の債務を積み上げます(アクルアル)。
 この積み立ては、企業の財務諸表において負債の一部として記載されます。
勘定科目: 退職給付債務(負債)

❷運用・投資
 積み立てられた退職給付金は、運用や投資によって増加させられることがあります。
 企業は、資産を効果的に運用し、将来の給付に備えます。
勘定科目: 退職給付運用資産(資産)

❸検討と評価
 企業は定期的に、退職給付債務の評価を行います。これには将来の支払いの見積もりや資産の評価が含まれます。
 会計基準に基づいて、給付の現在価値を算出し、財務諸表へ反映します。
勘定科目: 退職給付債務の見積もり調整(費用または負債)

❹給付の決定
 従業員が退職する際、企業は具体的な給付の決定を行います。
 退職者には、一時金や年金といった形で給付が行われます。
勘定科目: 退職給付費用(費用)

❺給付の支払い
 給付が決定されたら、企業は従業員に給付を支払います。
支払いは一度に行われることもありますし、年金の場合は定期的に支払われることもあります。
勘定科目: 現金または銀行預金(資産のマイナス)


 簿記の流れ的には、以下の通りと想定しています。

❶(借方)退職給付費用 (貸方)退職給付債務
❷(借方)退職給付運用資産 (貸方)退職給付債務
❸ケースバイケースのため省略
❹(借方)現金または預金 (貸方)退職給付費用
❺(借方)退職給付費用 (貸方)現金または預金

以上から、トヨタ自動車はなぜキャッシュフロー計算書に退職給付債務についての記載があるのか考察すると、❷の運用益が多いため、キャッシュフローに与える影響が大きいから上げているということだと私は理解しました。

[あとがき]
 まっ、すっきりとまではいかないのですが、ある程度トヨタ自動車がなぜこのようなキャッシュフローを作成しているのか分かりました。これにより、キャッシュフローの作成方法にはいろいろあるというのは分かったのですが、試験においては、講義で教えてもらった内容に沿ったものを出題してほしいと思った今回の調査でした。

 トヨタ自動車のキャッシュフローを見て、法人税たくさん払っているなって思いませんでしたか?それを、見せつけるために、当期純利益から計算書を始めたのでしょうか?
ちょっと、そんないやらしさをこのキャッシュフローから感じてしまいました。性格悪いですね(笑)。

 なお、有形固定資産について触れていませんが、まだ調査がおわっていなので、明日とさせてください。

 では、また!!!

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