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2015年09月15日

スター・ウォーズ STAR-WARS

伝説的シリーズ『スター・ウォーズ』



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 この伝説的シリーズが始まったのはいまから38年前の1977年、ジョージ・ルーカス監督の「スター・ウォーズ」からだった。遙か宇宙で繰り広げられる胸のすくような冒険の数々、そして手に汗握る善と悪の戦い。世界中の人々、老若男女は、その誰も観たことのないビジュアル、誰も経験したことのない興奮、誰も味わったことのない感動に呑み込まれ、熱狂的なファンになってしまったのだ。加えてその大成功はハリウッドにおける映画の方程式を変え、まったく新しい常識を作り上げた


 


今では当たり前のVFX(当時はSFX)のパワーや、マーチャンダイズの重要性、さらには上映システムの改善などに注目が集まり映画が変わって行ったのだ。すべてはこのルーカスの1本から始まったのである。現在までに全世界で916億円、現在の貨幣価値に換算すると2938億円という驚異的な興行収入を上げたこの作品により、『スター・ウォーズ』はシリーズ化が決定した。そして2015年12月、再び伝説がひもとかれ、新たなる物語が紡がれようとしているのだ。

『スター・ウォーズ』がこれほどまでに世界を夢中にさせたのは、アクションやキャラクター、映像や技術だけではない。そこで語られる愛のドラマ。それが驚くほど面白く、豊かだったからだ。運命に抗ったルーク・スカイウォーカーと、運命に屈したアナキン・スカイウォーカー。対照的な人生を歩んだその父子の愛の物語が語られ、アナキンとアミダラ、哀しみに彩られた夫婦の愛が浮き彫りになる。そこにはあらゆるエモーションがあった。愛があり憎しみがあり、友情があり裏切りがあった。強い心と弱い心があり、善と悪があった。神話と呼ばれ、伝説と形容される、壮大という言葉がふさわしいドラマ。私たちを強くひきつけて止まない理由もそこにこそあるのだ。



 果たして、新たなる3部作ではどんなドラマが語られるのだろうか―。その全貌が明らかになるまで、あと少しの辛抱である。
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