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2020年03月26日

北朝鮮ATACMSもどきはウクライナからの技術流入ではないか?

『弾道ミサイルにウクライナが関与している可能性』
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2020年3月21日に北朝鮮が、弾道ミサイルを再び発射して日本EEZ外に着弾しました。

今回注目すべきなのは、2019年8月に発射されたATACMSもどきミサイルだということです。

一時は、存在自体が疑われたATACMSもどき(KN-24?)が実在である可能性が高くなりました。

今回のKN-24ミサイルも、ウクライナのミサイル技術流入ではないか?
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(1)ATACMSもどき?と思われる北朝鮮弾道ミサイル!

北朝鮮は、再び弾道ミサイル発射を繰り返すようになりました。

2020年3月21日に発射した2発の弾道ミサイルは、いつものKN-25とは違うものでした。

図1 北朝鮮弾道ミサイル
ETtFEA5UMAE3DPx.jpg
引用URL:https://www.38north.org/2020/03/melleman032520/

KN-24?と思われる弾道ミサイルで、2019年8月に連続して発射されたATACMSもどきミサイルです。

一時は存在自体が疑問視されたミサイルですが、再び登場したことから開発が進んでいるものと考えます。

1.1 ATACMSのコピー品?コラ画像?そんな疑問!

2019年に登場したときは、米国のATACMSミサイルにそっくりだと話題になりました。

図2 2019年発射時の比較
img_061efa2691ee5ab6a7a5257cf0c33b3519003.jpg
引用URL:https://blog-imgs-129.fc2.com/d/e/l/deliciousicecoffee/img_061efa2691ee5ab6a7a5257cf0c33b3519003.jpg

アングルを見るとATACMSそっくりに見えますが、直径などは全く別物です。

一時期は、コラ画像でKN-23を隠すために作った画像なんていうデマまでありました。

1.2 韓国からの情報流出でもない。

KN-24をめぐっては、KN-23(イスカンデルもどき)と同じように、韓国から設計図が流出したとのデマも飛びました。

さすがに、大きさや直径の異なるものを同じとは言えません。

1.3 別ミサイルを大型化した?

他の意見として、KN-23(イスカンデルもどき)など、完成したミサイルを大型化したという意見もありますが、簡単に大型化できるのなら、ミサイル開発には苦労しません!

それではKN-24はどこから来た?何がモデルとなったのか?

私ペンギンが疑惑を向けているのは、ウクライナのミサイル技術です。

何度か、ブログで取り上げたウクライナルートからの技術流出を疑っています。

(関連記事):
【世界情勢】ウクライナからの軍事技術移転防止政策を!
【北朝鮮】北極星3号はウクライナからの技術流出を疑うべき!
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(2)ウクライナThunder-2ミサイルのコピーでは?!

私ペンギンは、KN-24の原型ミサイルとしてウクライナThunder-2短距離弾道ミサイルを疑っています。

登場しているミサイルシステムに、かなりの相似点が存在しています。

図3 ウクライナ「Thunder-2(グロム2)」ミサイル
guromu2.jpg
引用URL:http://militaryrussia.ru/i/284/597/aofBs.jpg

イスカンデルミサイルの技術流出と共に、グロム2ミサイルシステムの技術流出を疑っております。

2.1 ウクライナ製ミサイルプロジェクトの継続

私ペンギンがここまで、ウクライナに疑惑を持ち続けるのには理由があります。

北朝鮮とウクライナには、ミサイル技術に関してどうしても不明瞭な点があるためです。

かつてイスカンデルミサイルの時も、ウクライナの疑惑を記述しました。

現在でも、ウクライナで短距離弾道ミサイル開発プロジェクトが継続されています。
(何度も資金難で中断しているのに、2015年以降活発になっている。)

図4 ミサイルの概念図
NE0nn.jpg
引用URL:http://militaryrussia.ru/i/284/597/NE0nn.jpg

2.2 サウジアラビアともう1国の資金援助!

ウクライナThunder-2ミサイルは、外国の資金援助が入っていることが確認されています。

一つはサウジアラビア、もう一か国については不明ですが北朝鮮である可能性が否定できません。

北朝鮮が発射などの実戦データー提供と引き換えに、技術提供を受けているかもしれません。

2.3 複合材を使用したロケットモーター

今回北朝鮮が発射したKN-24は、KN-23(イスカンデルもどき)よりも太いミサイルです。

そんなミサイルについて、検証をしてみるとやはりウクライナのミサイルに突き当たります。

図5 Thunder-2ミサイルのロケットモーター
BOFF2.jpg
引用URL:http://militaryrussia.ru/i/284/597/BOFF2.jpg

燃焼試験など、かなりの完成度を2016年までに終了していました。

図6 ロケットモーター燃焼試験
1514968719-4229.png
引用URL:https://images.unian.net/photos/2018_01/1514968719-4229.png

北朝鮮のKN-24が、ウクライナ製ミサイルのコピー製品であることを疑うのに十分な理由があります。
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(3)ウクライナに対する国際的査察を実施せよ!

ウクライナ政府は否定するでしょうが、技術的疑惑はよりいっそう深まったと考えます。

少なくとも設計思想について、ウクライナのミサイル技術が今回のKN-24からうかがえます。

特にランチャー部分について、Thunder-2ミサイルとの極端な類似が指摘できます。

3.1 HCOCに基づく査察の実施を!

弾道ミサイルの拡散に立ち向かうためのハーグ行動規範(HCOC)というものがあります。
(関連リンク外務省):https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/mtcr/index.html

MTCR(ミサイル技術管理レジーム)だけでは、弾道ミサイル技術の拡散に対抗できない状態となり発展したものです。

サウジアラビアは加入していません。

今回、サウジアラビアとウクライナに対して査察をしてみてはいかがでしょうか?

ウクライナについては、HCOCの批准国です。

政府が否定しても、企業が独自に提携している可能性も否定できません。

国際的な査察を検討すべきでしょう!
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2020年03月12日

レーダー様が見てますよ〜!【軍事技術】

『ごきげんよう。ミサイルとお茶はいかが?』
(2020年1月投稿記事です。)
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ここは世界レーダー学園、世界中からレーダーのつぼみが集まる園。

チャフはバラまかないよう、ビーム機動で幻惑しないようゆっくり進むのがたしなみ。

こんな出だしで、某マ〇ア様がみ〇る風にレーダーについて考えで見ました。

電波とグリスの匂いの世界でごきげんよう!?
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(1)薔薇のアンテナお姉さまたちをご紹介!

一言でレーダーといっても、いろんな形のアンテナが存在します。

軍事技術におけるレーダーの進化は、いろんなアンテナを生み出してきました。

そんな中で、時に芸術的な美しさを持って登場するレーダーがあります。

専門的な話はほどほどに、見た目重視のレーダーを見ていきましょう!

1.1 ロサ・パラボラアンテナ!

レーダーというと、真っ先に思い浮かぶのがパラボラ式アンテナではないでしょうか?

通常円形の反射器が付いた、小さいものから大きいものまでのレーダーが思い浮かびます。

図1 レーダー(パラボラアンテナ式)
Antenna_03.jpg
引用URL:https://commons.wikimedia.org/wiki/Category:Parabolic_antennas?uselang=ja#/media/File:Antenna_03.JPG

回転式で、360度を見渡すアンテナとしてぐるぐる回ったりします。

中には、360度見渡すなら2つ付けちゃえばいいじゃない!なんてレーダーも存在します。

図2 ソ連製MR-710Mフレガート-M
Fregat-M_CG_1164_prj_Moskva.jpg
引用URL:https://ja.wikipedia.org/wiki/フレガート_(レーダー)#/media/ファイル:Fregat-M_CG_1164_prj_Moskva.jpg

1.2 ロサ・アレイアンテナ!
レーダーの中には、複数のアンテナ素子を規則的に配置してレーダーとして使う物があります。

中には平面状にダイポールアンテナ(八木宇田アンテナ)を配置した、なかなか見ごたえのあるレーダーが存在します。

図3 55ZH6Mスカイエム(ロシア)
vArri.jpg
引用URL:http://militaryrussia.ru/i/284/690/vArri.jpg

アンテナをいっぱいつけた力技のレーダーです。

1.3 ロサ・フェーズドアレイアンテナ!
近年ではすっかり主流となったのがフェーズドアレイレーダーでしょう!

図4 フェーズドアレイレーダー(OPS-24B)
619px-OPS-24B_radar_on_board_DD-109.jpg
引用URL:https://ja.wikipedia.org/wiki/OPS-24#/media/ファイル:OPS-24B_radar_on_board_DD-109.jpg

フェーズドアレイアンテナは、レーダー素子がたくさん並んでおり整備が大変です。

図5 レーダー組み立て
EMTdfVdXUAAytSd.jpg
引用URL:https://pbs.twimg.com/media/EMTdfVdXUAAytSd.jpg

そんな中、レーダーの存在を脅かすものが出てきています!
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(2)ステルスなんて捨てるっす!

ステルスさん、透けるなんてはしたないですよ!

最近流行のステルス化は、レーダーにとって脅威となります。

何しろレーダーに映りにくいのが特徴です。

図6 F-35のようなステルス機
640px-F-35A_flight_(cropped).jpg
引用URL:https://ja.wikipedia.org/wiki

そんなステルスに対抗する技術も開発されています。

2.1 バイスタテックレーダーでお仕置きよ!

レーダに写りにくいなら別のレーダーで探知しよう!

そんな感じで、バイスタテックレーダーが開発されています。

バイスタテックレーダーは、複数のレーダーを配置してステルス機を探知する方法です。

日本では、MIMOレーダーとして研究が進んでいます。

図7 MIMOレーダーの構想
img_densouken04_01.png
引用URL:https://www.mod.go.jp/atla/img/densouken/img_densouken04_01.png

2.2 反射レーダー波を別のレーダーでキャッチ!
ステルス機は、レーダー波を別の方向にそらすことで探知されにくくなります。

それならば、複数のレーダーを分散連動させて探知することを目指します。

なかなか難しい技術ですが、そう遠くない時期に登場するでしょう。

2.3 ステルスさんを捕まえろ!
レーダーの今後は、ステルス目標を補足することにあります。

レーダー学園の風紀を乱す輩にお仕置きです!
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(3)レーダー様は見てますよ〜!

なんだか変な軍事技術のご紹介になってしまいました〜!

一見派手さが無く、地味な存在に見えるレーダーですが重要な存在です!

しかし、なんとも地味な存在だからこそ皆さんにその魅力をお伝えしたい!

レーダーは突き詰めると面白いものですよ〜。

ついこんなロゴも作ってみました!
図8 レーダー様が見てる!
レーダー様.png
皆さん、もしよろしければレーダーを見てやってください!
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posted by sstd7628 at 14:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 軍事技術

海自消磁コイルの配置って難しいのよね〜!

『消磁コイルっていらん子じゃないもん!』
(2019年投稿記事です。)
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海上自衛隊の艦艇には、消磁装置と呼ばれる磁気の低減装置があります。

最近、艦艇設計で消磁コイル配置などの配置でAI(人口知能)を応用する動きがあります。

地味で目立たない消磁の世界ですが、非常に重要です!

そんな消磁の世界を再びご紹介!
(前回記事):『韓国GSOMIA破棄後に待ち受ける旧ソ連債務返済の罠!
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(1)消磁の世界って結構面白いんだよ!

陸海空自衛隊の中で、海上自衛隊のみが行う技術的なこととして消磁があります。

艦艇の船体から、磁気・磁力を低減させる技術です。

これは磁気機雷に対抗するものであり、潜水艦では被探知防止のためです。

しかし、かなり地味のためほとんど知られていません。

図1 船体消磁(潜水艦)
640px-US_Navy_100205-N-4397B-002_The_Los_Angeles-class_attack_submarine_USS_Toledo_(SSN_769)_prepares_to_get_underway.jpg
引用URL:wiki

1.1 船体設計にAIを応用?!
日刊工業新聞のニュースで、防衛装備庁に艦船設計にAIを導入するとの報道がありました。

船体に取りつける消磁装置の、消磁コイルを配置するのに役立てるためです。

意外と、この消磁コイルというのが厄介です。

図2 磁気コイルの配置
消磁コイル配置.png
URL:https://www.mod.go.jp/j/approach/hyouka/seisaku/results/14/jigo/sankou/12.pdf

一例ではこのように配置されていますが、実際はさらに細かい配置とないrます。

年々艦艇の構造の高密度化により、かなり難しくなっているためです。

1.2 消磁コイルはいらない子?!

よく船体屋から、消磁コイルはめんどくせーんだよ(怒)!と文句を言われます。

船内に太い電線を通すため、船体屋の目の敵にされます(泣)

しかし消磁コイルがないとどうなるか?

図3 機雷に接触!(1988年の米海軍艦艇)
640px-Samuel_B_Roberts_damage.jpg
引用URL:wiki

機雷に接触した艦艇は、船体に大穴が開いて大損害を受けました。

本当に消磁コイルは必要なものなんです!

1.3 潜水艦には大敵の磁気

潜水艦にとっては、磁気は不倶戴天の敵といってもよいものです。

哨戒機の磁気探知装置(MAD)により、発見されてしまいます。

図3 哨戒機のMAD(磁気探査装置)
Lockheed_P-3C_(JMSDF)02.jpg
引用URL:https://ja.wikipedia.org/wiki/船体消磁#/media/ファイル:Lockheed_P-3C_(JMSDF)02.jpg

そのため潜水艦の消磁は、入念に行われています。

金属の塊である潜水艦について、船体方向だけでなく垂直方向の磁気も消磁します。
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(2)奥が深い地磁気と消磁の世界!

意外と消磁と地磁気の関係が、語られることは少ないです。

何しろ「地味で派手さがない!」

しかし、結構深刻な問題でもあります。

2.1 日本周辺の地磁気を考えたことがある?

ここで、日本周辺の地磁気の状態を考えたことがあるでしょうか?

意外と知られていないのが、地磁気の強さです。

実は地磁気は結構下向き(地面)に向かっています。

北極をN極・南極をS極とした考えで、地磁気の強さを表します。

総合的な地磁気磁力の表というのが、国土地理院の資料にあります。

図4 日本周辺の地磁気の磁気力
国土地理院磁力.jpg
引用URL:https://www.s-yamaga.jp/nanimono/chikyu/chijiki-zenjiryoku.jpg

日本周辺でも、かなりの地磁気の変化があります。

2.2 船が通ると磁気が乱れる!?

艦艇は、建造された時から磁力がどうしても発生します。
(木造船・FRP船でも発生する)

航行する場所により、かなりの磁気変化が起こります。

最近のインド太平洋方面への活動範囲の拡大により、より消磁の必要性は高まっています。

2.3 だけど地味なのよね〜!

ここまでいろいろと地磁気・消磁を書いてみましたが、やはり地味なんです(泣)!

地味ゆえに注目されず、放置状態なのが消磁の世界です。

最近は魚雷に、磁気感応起爆センサーも搭載されるようになったのに・・・

図5 磁気感応センサー
GRX-6.jpg
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(3)横須賀に米海軍の秘密磁気観測施設がある?!

ここで消磁に関して、ちょっとした秘密暴露をしてみようかと思います。

消磁に関しての技術の中で、あるうわさがありました。
『横須賀米海軍基地に秘密の磁気測定施設がある』
図6 横須賀米海軍基地地図
横須賀CFAY.jpg
引用URL:https://i.pinimg.com/originals/fb/62/02/fb6202ca1fd0ddedb5e22ceb136d2f98.jpg

横須賀だけでなく、佐世保にも存在するといわれています。

どこにあるかは不明ですが、確実に存在すると言われています。

米海軍の消磁管理はかなり厳しく、規定値を超えていると出港取り消しになると聞いています。

謎の施設が、横須賀や佐世保に存在するのか?!

ちょっと面白い話になります!
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posted by sstd7628 at 10:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 軍事技術

2020年03月09日

北朝鮮北極星3号はウクライナからの技術流出を疑うべき!

『北極星3号はウクライナの技術流出によるものか?』
(2019年投稿記事です。)
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2019年10月2日に北朝鮮は、新型SLBM北極星3号を発射いたしました。

今までのSLBM北極星1号と明らかに技術力が上がったミサイルです。

急速なミサイル技術の進化の裏には、ウクライナルートが残存する可能性があります!

再び北朝鮮ミサイルが、列島越えする可能性はあるでしょう!
(前回記事):『中級課程会社との商談技術はスパイのごとく!
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(1)明らかに進化した北極星3号

2019年10月2日に北朝鮮は、新型SLBM北極星3号を発射しました。

図1 北極星3号発射
北極星3号.jpg
引用URL:https://pbs.twimg.com/media/EF6g8c7WsAA4ig4.jpg

公開された映像を見て北極星1号と比べて、明らかに形状が変化しているのが見受けられます。

2017年に北極星1号発射後、ミサイル関係施設視察の際に判明した北極星3号が登場したわけです。

図2 2017年の写真にある北極星3号
2017年.jpg
引用URL:https://img0.yna.co.kr/photo/yna/YH/2017/08/23/PYH2017082326010001300_P4.jpg

2017年のイラストに描かれた北極星3号と、発射された実物に少し違いが出ています。

弾頭部のシュラウド(ノーズフェアリング)が丸みを帯びています。

1.1 ミサイル本体は変更されているか?

今回の北極星3号は、北極星1号の進化型なのでしょうか?

2017年に写真に写った北極星3号は、北極星1号の形状を踏襲しています。

ただ、空間的に隙間が多いものになっています。

可能性として、
『多弾頭化の実験が進んでいる』
ことが挙げられます。

一部で、中国のSLBMであるJL-2に似ているとの指摘もあります。

多弾頭化したSLBMという可能性が否定できないと考えます。

1.2 この技術はどこから来た?

北朝鮮のSLBM技術や固体燃料技術をみるにつけて、どうしても疑問を持つ部分があります。

『明らかに技術進歩のスピードが速すぎる』

以前は、火星12号(KN-17)・火星14号(KN-20)の液体燃料ロケットエンジンが、「RD−250」(ウクライナ製)の可能性が指摘されました。

もし、ウクライナからエンジン以外の軍事技術も流れていたら?
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(2)ロシア「SS-NX-28(バーク)」技術の流出を疑う!

今回の北極星3号について、非常によく似たSLBMの開発品があります。

最終的に実戦配備までいかなかったもので、注目されていません。

SS-NX-28(R-39UTTH)(バーク)と呼ばれるSLBMです。

図3 R-39UTTH "Bark"(イラスト)
R-39UUth.jpg
引用URL:http://militaryrussia.ru/i/284/441/ESJAA.jpg

形状的に非常に酷似しています。

ウクライナルートで、SLBMの軍事技術がまだ流出している可能性は十分にあると考えております。

昔「カーン・ネットワーク」と呼ばれる、核技術拡散ネットワークが存在しました。

RD-250と共にSLBM技術の流失が発生している可能性も否定できません!

2.1 カーボン(CFRP)製フェアリング

このSS-NX-28について、特徴的な特性がありました。
「カーボン製の可変空力フェアリングを実験」

図4 フェアリング(カーボン製可変型)
空力フェアリング.jpg
引用URL:http://militaryrussia.ru/i/284/441/LCYYk.jpg

北極星3号のフェアリングの変化は、この技術が応用されている可能性があります。

2.2 弾頭は下向きを疑うべきか?

以前にもこのブログで書いてきたことなのですが、核弾頭の取り付け方についてです。

以前にロシアSLBM「R-29RM(SS-N-23)」について、再突入体が下向き取り付けになっている!と記述してきました。
(関連記事):【世界情勢】ロシアSLBM最高機密の写真が流失?!

進化している北極星3号についても、下向き取り付けを疑うべきではないかと思います。

図5 R-29RMの透視図
R-39.jpg
引用URL:https://pbs.twimg.com/media/D4_t1rLWAAANeua.jpg

北朝鮮の再突入体の耐熱技術は、未熟である可能性があります。

その場合下向き取り付けのほうが、未熟な耐熱性をカバーできます。

可能性の片隅に入れておくべき事項と考えます。
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(3)次は列島越え発射がある!


北朝鮮は、最初の北極星3型発射実験を行いました。

これまでの実験の推移を考えると、必ず再発射があるでしょう!

米国はSLBM北極星3号の発射に対して、明確な態度を見せませんでした。

このため、北朝鮮は米国の「レッドライン(超えてはいけない線)」を見てきます。

2019年11月5日の米朝実務者協議が決裂したため、また発射があるでしょう。

今度は2017年8月29日以来の、列島越え発射に踏み切る可能性があります。

SLBMであり、通常軌道で発射すると2500km程のMRBMにします。

トランプ大統領がSRBMを容認するような発言を行っている以上、必ず次のステップがあるでしょう。

「日本列島越えの発射を容認してくるか?」

今後しばらく留意する必要があります!
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2020年03月07日

弾薬(ヤク)は一度はまるとヤメられねえぇ〜〜!

『ハアハア(*´Д`)・・・ヤク(弾薬・火薬)がぁ〜』
(2019年投稿記事です。)
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いきなり変なことを言い出してすみません!

自衛隊の装備の中で、弾薬・火薬・ミサイルなどを扱う弾(たま)家がいます。

彼らは、一度弾薬(ヤク)にはまるとやめられん!とよく言います。

そんな、奥深い弾薬・火薬・炸薬の世界をちょっとご紹介!
(前回記事):『さあ韓国は観艦式に出てこれるか?!
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(1)弾(たま)家は変態しかいないのか・・・

海上自衛隊の装備幹部の世界では、俗に弾家(たまや)と呼ばれる人たちがいます。

弾薬整備補給所や、補給機関、部隊などで弾薬関係の整備補給を担当します。

装備幹部の職種では、
『誘導武器』
『水中武器』

にまたがる分野で活躍します。

1.1 弾や火薬の世界は広いよ!

俗に弾(たま)といっても、その内容によって結構広い世界になります。

・「弾薬の世界」:砲弾・ミサイル・魚雷・機雷関係
・「装薬の世界」:砲弾・ミサイルなどの発射薬
・「火薬の世界」:砲弾類の「炸薬」について
・「爆薬の世界」:機雷処分の「火薬」(C4など)

などなど・・・(いっぱいあります)

一概に、弾薬等といっても多くの細分化された世界が待っています。
図1 C4爆薬
640px-Eod2.jpg
引用URL:https://ja.wikipedia.org/wiki/C-4_(爆薬)#/media/ファイル:Eod2.jpg
なかなか奥が深い世界ですが・・・

1.2 貴様ー!コンポジット推進薬は最高だろ(怒)!

装備品の開発整備などで、弾家(たまや)と話すと、なかなか変態技術者な世界が・・・

ある時、取扱う装備品の推進薬が変更になるとの話が来ました。

従来の火薬系から、一気にコンポジット系推進薬になるとのこと。

飛距離は、各段に延長するけど価格も高くなります。

(ペンギン)
『高価格なのでダブルベース系で良かったのでは?』
(弾屋の先輩)
『貴様ー!コンポジット系の美しさが判らんのか(怒)!』
・・・いやぁコンポジット系もわかるけど・・・

※ダブルベースとコンポジットの違い

・ダブルベース系:ニトログリセリンとニトロセルローズを基盤とした推進剤
・コンポジット系:酸化剤と燃焼剤を混合した高分子系の推進剤

図2 コンポジット系推進剤
コンポジット系.jpg
引用URL:https://www.drdo.gov.in/drdo/labs1/HEMRL/images/hydroxy-terminated.jpg
深い世界なんだろうなあ・・・
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(2)PBX・TNT・RDX・・もうわからん!!

装備品の関係上、火薬関係も扱う機会がありました。

そこで出てくるのは、火薬類の多さ!

PBX・TNT・RDX・C4などいろんなものが飛び交います。

え〜い、この火薬類の多さはいったい何なんじゃ〜!

せめてもう少し種類を絞ってくれ〜!

2.1 なんで魚雷ごとに炸薬が違うんだよ〜!

弾薬類の難しさは、いろんな役目によって使う火薬が違うことです。

魚雷(長魚雷・短魚雷)なんて、全部炸薬が異なります。
図3 80式魚雷
640px-JMSDF_Type_80_torpedo_in_JMSDF_Kure_Museum_20140915.jpg
引用URL:wiki

開発時に最適な炸薬を選択して、製造をしています。

その結果、炸薬装てんなどでいろんな種類が飛び交うことになります。

2.2 ミサイル・砲弾・機雷もいっぱいだ〜!

火薬の世界は、ミサイル・砲弾・機雷の世界にも広がります。

こうなって来ると、もはや何が何だかいろんな火薬類がいっぱいです。

そんな世界だからこそ、弾火薬(ヤク)にはまると抜け出せないのでしょう。

弾火薬に触れるうちに、なんだか楽しくなってくる自分がいたりして・・・

2.3 砲弾を火にかけてはいけませ〜ん!

砲弾やミサイルは、非常に厳しい試験を行い、安全性を高めています。

試験の中には、直接火にかけて爆発しないかの試験もあります。
(LOVA:低脆弱性)
図4 燃焼試験
LOVA.jpg
引用URL:https://imemg.org/wp-content/uploads/IMEMTS%202006_Farabaugh_paper7A.pdf

これだけ深い世界なのですね〜。
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(3)意外と奥深い弾薬類の世界へ来てみない?

弾薬の世界は、なかなか興味深いことがあります。

砲弾・ミサイル・魚雷・機雷など、多岐にわたる分野があります。

一度病みつきになるとなかなかやめられません!

3.1 興味を持ったある写真

私が、弾薬類にも興味を持ったある写真があります。

出所元は控えますが、かなり珍しい現象です。

図5 魚雷が飛び出した!
Mk-46MOD5.gif
水上艦から発射した短魚雷が、水上に飛び出す珍しい事故が米軍であったそうです。

その時撮影された写真です。

水中を進むはずの魚雷が、空中に飛び出るという摩訶不思議!

魚雷も3次元で動きますが、ミサイルとはまた違う複雑さがあります。

弾薬類の世界も、また楽しいよ〜!
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2020年03月04日

北朝鮮イスカンデルミサイルもどきを再整理してみる!

『イスカンデルミサイルもどきはどこから来た?!』
(2019年投稿記事です。)
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北朝鮮が2019年5月に再びSRBM(短距離弾道ミサイル)を発射しました。

再び発射したミサイルは、ロシアのイスカンデルに酷似しています。

韓国弾道ミサイルのコピーではないか?との憶測も呼んでいます。

このイスカンデルもどきは、どこから来た?
(前回記事):『防衛省で新インセンティブ契約品が増えてるね〜!
\こちらもご参考にPR!/
(1)北朝鮮が発射したイスカンデルもどきは?

まずは、2019年5月4日と5月9日に北朝鮮が発射したミサイルについて観察!
図1 北朝鮮が発射したミサイル(5月4日発射の分)
5月4niti.jpg
引用URL:https://img3.yna.co.kr/etc/inner/JP/2019/05/09/AJP20190509004500882_01_i_P4.jpg

まあ、軍事を齧った人ならば、ロシアイスカンデルMミサイルのコピーと読み解きます。

装輪式移動発射装置(TEL)も、イスカンデルMミサイルそっくりです。

図2 ロシアイスカンデルMミサイル
9M723.jpg
引用URL:http://militaryrussia.ru/i/284/185/QypLC.jpg

1.1 一部違うところも?

北朝鮮の研究をしているTarao Goo@NK Watcher氏のTwitterに、違いが判る写真がアップされていました。
図3 イスカンデルもどきの後部写真
イスカンデルもどき後部写真.jpg
引用URL:https://twitter.com/GreatPoppo/status/1126731555441741825

オリジナルのイスカンデルミサイルにはない、外部ケーブルカバーが見えます。

完全なイスカンデルのコピーというわけではないようです。

となれば、北朝鮮のイスカンデルもどきはいったい何なのか?

ここで、本家ロシアのイスカンデルミサイルについて整理してみます。
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(2)イスカンデルミサイル本体は4タイプある!

9K720(イスカンデル)は、ひとくくりにされているところがあります。

ただ、細かい部分ではいくつか差異が存在します。

大きく分けて3タイプのシステムがあります。
・イスカンデルM(ロシア本国用)
・イスカンデルE(輸出用)
・イスカンデルK(巡航ミサイル搭載型)

今回は、ミサイル本体の9M723に標準を合わせます。
(M、E型にあるSRBM)
2.1 9M723に4タイプの派生型

ミサイル本体は、9M723と呼称されています。

図4 9M723ミサイル搭載車両(ロシア)
9m723orizinaru.jpg
引用URL:http://militaryrussia.ru/i/284/185/TYYPG.jpg

現状で判明している、9M723の派生型は4つ存在します。
・9M723:オリジナル版(イスカンデルEにも使用)
・9M723-1:イスカンデルMに搭載されるミサイルユニット
・9M723K1/9M723K5:クラスター弾搭載型
・9M723 2016ver:2016年に登場した新タイプのミサイル

図5 9M723K5(イスカンデルとよく紹介されるタイプ)
K5.jpg
引用URL:http://militaryrussia.ru/i/284/185/OxSKB.jpg

2.2 初期型9M723の設計図を疑ってみるべきか?

今回いろいろ検討をしてみた結果、初期型の9M723に酷似しているように感じます。

図6 9M723の状態
syikigata.jpg
引用URL:http://militaryrussia.ru/i/284/816/8yqqh.jpg

輸出用のイスカンデルEにも使用されており、情報に接しやすいと考えます。

2.3 KN-02の技術を堅実に拡張したか?

今回のイスカンデルもどきについては、北朝鮮で全く新しい製造ラインで作ったとするのは早計です。

北朝鮮が保有する、KN-02(SS-21)の生産基盤が使われたと考えられます。

イスカンデルミサイル本体も、SS-21をベースに作られているためです。
図7 SS-21
SS-21.jpg
引用URL:http://militaryrussia.ru/i/284/191/v5rjj.jpg
技術面で堅実にKN-02製造技術をベースとすれば、それほど生産が難しいとは言えません。
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(3)韓国から外観設計図が漏れたと考えるべき

2018年2月の北朝鮮軍事パレードにて、イスカンデルもどきが登場していました。

図8  イスカンデルもどき?(軍事パレード)
2018年登場.jpg
引用URL:https://pbs.twimg.com/media/DVjkbtFV4AAgLMs.jpg

この時登場したものと、2019年5月発射のミサイルにはややデザインの違いがあります。

2018年登場時は、KN-02(SS-21)に近いデザインでした。

3.1 韓国から外観設計図が漏れたとみるのが自然

今回、急に登場して発射が成功したのは、韓国から設計図が漏洩したとみて間違いないと思います。

しかし全て韓国の玄武2Bのコピーと考えるべきではないでしょう。

弾道飛行コースは、玄武2Bとは違うものです。

全体的には、
・ミサイル外観:韓国のコピーによるもの
・ミサイル本体:KN-02をベースとした開発
・誘導システム:ロシア・中国からプログラムを入手

このような形が、イスカンデルもどきになったと考えます

3.2 射程は1000kmを見ておくべき!

今回の北朝鮮版イスカンデルもどき(KN-23)についての射程は、予想より長い可能性があります。

5月9日の発射では420km飛行したとあります。

ロシアのイスカンデルは、公称450Kmとなっていますが実際は、1000km飛行する能力があるとの報道です。
(グルジア紛争で、850km飛行した形跡あり)

現状では、射程1000kmを見ておくのが最善でしょう!

今後、イスカンデルもどき(KN-23)が、日本の安全を脅かす可能性があります。
(ノドンなどに代わって配備が進む可能性)

留意していくべきでしょう。
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2020年03月01日

ロシア幻のT-95戦車スクープ写真流出か?!

『幻のT-95戦車がはっきり映った写真かも?!』
(2019年投稿記事です。)
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ロシアで2000年に開発が公表された、T-95戦車は開発中止となりました。

しかし、その後ほとんど写真が出回ることなく、T-14アルマータ戦車に移行しました。

今回、鮮明なカバー無しのT-95戦車の写真が発見されました。

幻のロシア戦車の全体像は、どんなものなのか?!
(前回記事):『海上自衛隊空母化は2022年から開始か?!
\こちらもご参考にPR!/
(1)ロシア新型戦車T-14(アルマータ)

ロシアの新型戦車として、2015年に登場したのがT-14(アルマータ)戦車です。
(ロシア語で、Т-14 Объект 148(オブイェークト148))

図1 T-14戦車
640px-VDayRehearsal05052016-28.jpg
引用URL:https://ja.wikipedia.org/wiki/T-14_(戦車)#/media/File:VDayRehearsal05052016-28.jpg
@125mm滑腔砲2A82-1M搭載
A無人砲塔
B乗員3人
C対戦車ミサイル3UBK21スプリンター搭載


ロシアが開発した、第五世代戦車ともいえる新型戦車です。

かつて2000年代のロシアは、戦車開発が迷走していました。

T-72・T-80・T-90戦車の後継戦車開発がいつも登場して、消えるという事態でした。

そんな中で、ようやく新型戦車T-14が登場しました。

1.1 T-95戦車の技術基盤により開発

T-14戦車を語るには、幻となったT-95戦車を語る必要があります。

元々T-95戦車が、次世代戦車として開発されていました。

しかし2010年に開発中止となり、T-95戦車開発で得られた技術を利用してT-14戦車が完成しました。

もう一つの開発中だったT-80UM2(チョールヌイ・オリョール)は、一般公開されています。

T-95戦車は、公開されることなく幻の戦車となりました。

いくつかT-95戦車だ!とされる、不鮮明な写真が流出した程度です。

全体がはっきりわかる写真は、今まで世間に登場していませんでした。

今回はロシアの軍事研究機関に、幻のT-95戦車の鮮明な写真が掲載されました。
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(2)スクープ!これがT-95戦車だ!!

今回、ロシア研究機関のサイトにT-95戦車の全景がはっきりわかる写真が掲載されました。

図2 T-95戦車(第1次試作車)
T-95戦車.jpg
引用URL:https://ic.pics.livejournal.com/bmpd/38024980/6039392/6039392_original.jpg

紹介された内容には、
@この写真はT-95戦車の第1次試作車である。
A開発試作を実施した工場で撮影した。
B装甲の一部とキャタピラーは外されている。
C照準装置とアクテイブ防護システムは搭載されている。
D主砲は135mm
E補助火器が搭載(副武装30mm機関砲、14.5mm機銃)

という内容で紹介されています。

また、インターネットにて紹介されているT-95戦車は、第2次試作車であるとも紹介されています。

図3 インターネット上のT-95戦車写真
T-95試作戦車.jpg
引用URL:http://militaryrussia.ru/i/284/311/JOOFw.jpg

これはなかなか、スクープに近い写真が登場しました!

2.1 ウワサされていた152mm砲搭載型は?

T-95戦車のウワサの中で、152mm砲搭載の噂がありました。

実際に、152mm砲を搭載したT-95戦車と言われる写真も登場しています。

図3 152mm砲搭載T-95戦車?
152mm.jpg
引用URL:http://militaryrussia.ru/i/284/311/V90RJ.jpg


写真の車両は、152mm砲試験用の実験車両だったようです。

T-95戦車への搭載研究は実際に実施していたけど、135mm砲で試作が行われたようです。

2.2 無人砲塔研究はT-95でも実施

T-14戦車では無人砲塔が目玉の一つですが、T-95戦車での研究成果が反映されています。

結果的に、T-14戦車が2015年に公表できるほど早期に完成できたと言えます。
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(3)やはりおそロシア!!

今まで、西側ではT-95戦車について想像を巡らせていました。

完成予想図としてこんな形を予想していました。

図4 T-95戦車予想図
640px-Ob'yekt_195.jpg
引用URL:https://ja.wikipedia.org/wiki/T-14_(戦車)#/media/File:Ob%27yekt_195.jpg

しかし実物は全く違うものとなっていました。

やはりおそロシア!

以前記事にした、核弾頭を下向きに取り付けなと、全く違う技術思想を持つ国です。
(関連記事):『ロシア海軍SLBM最高機密の写真が流失?!
これからもロシアには注目です!
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核弾頭は上に付ける?下に付ける?

『核弾頭は上向き?下向き?どちらが良いか』
(2019年投稿記事です。)
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ロシアのSLBMについて資料を探していた時に、西側と違う核弾頭取付方式を見つけました。

ロシアICBMやSLBMの核弾頭情報は、かなり貴重な情報です。

実際には上向き・下向きどちらが良いのでしょうか?

いろんな情報を研究してみた成果記事です!
(前回記事):『武器の修理や調達はいろいろ面倒だ!
\こちらもご参考にPR!/

(1)衝撃のR-29RMSLBM弾頭部写真!

以前の記事で、
『【世界情勢】ロシアから最高機密の写真が流失?!』
にて、ロシアSLBMであるSS-N-23(R-29RM)の弾頭部写真を掲載しました。
図1 実際の搭載風景
弾頭部運搬.jpg
引用URL:https://pbs.twimg.com/media/DntyDTQWsAEqDAH.jpg

全く予想もしなかった下向き取付の核弾頭MIRV(個別誘導複数誘導弾頭方式)でした。

そのほかに、ロシアにて似たようなものがないか探してみました。

1.1 ほかにもあったR-39(SS-NX-28)!

最初に発見したのは、ボレイ級ミサイル原潜に搭載する予定だったミサイルです。

R-39(SS-NX-28)ミサイルが、下向き取付の計画でした。

図2 R-39及びR-39UTTHのレイアウト
R-39.jpg
引用URL:http://militaryrussia.ru/i/284/441/wBXXj.jpg

しかし、R-39は発射実験の失敗が続いたため全面的に再設計されました。

再設計されたミサイルも最終的には、プロジェクト中止となりました。

1.2 R-30(SS-N-30)も可能性が?

現在のロシアミサイル原潜ボレイ級には、R-30が搭載されています。

このミサイルは、SS-27(RT-2PM2 トーポリM)の改良型です。

図3 SS-27(RT-2PM2)ミサイル
640px-13April-Rehersal-Alabino-43.jpg
引用URL:https://ja.wikipedia.org/wiki/RT-2PM2_(ミサイル)#/media/File:13April-Rehersal-Alabino-43.jpg

ただし、そのまま搭載されたのではなく、下向き取付に改良された可能性があります。

図4 R-30の仮想投影図の一つ(複数ある)
R-30.jpg
引用URL:http://militaryrussia.ru/i/284/375/EWii9.jpg
疑惑の理由は、ロシアで公開された核弾頭搭載部(PBV)フレームです。
図5 R-30のPBVフレーム部品と紹介された映像
フレーム.jpg
引用URL:http://militaryrussia.ru/i/284/375/4EE0R.jpg

構造的に、再突入体を搭載する部分の架台が斜めにされてます。

フェアリング部分の構造に合わせるために、斜めになっている可能性があります。

将来的に、この構造が何なのか研究が必要です。

1.3 SS-18mod4の弾頭部?(2020年追記)

以前に自衛隊で奏でた交響曲でコメントとして寄せられた中で、ソ連(ロシア)のICBM「SS-18」の弾頭部と思われる写真を紹介されました。

「SS-18mod-4(R-36M UTTKh)」:弾頭10発搭載
完全な確認はできていませんが、情報提供として掲載します

図6 SS-18mod-4の弾頭部?
SS-18MIRV.png
\米国のICBMを作ってみる?/

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(2)米国は素直に上向き取付

米国のICBMやSLBMなどについて調べてみました。

いずれも、西側の常識に従って上向き取付で核弾頭を搭載する形式です。

図7 MXミサイル(LGM-118ピースキーパー)
LGM-118A_Peacekeeper_MIRV.jpg
引用URL:https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/9/9c/LGM-118A_Peacekeeper_MIRV.jpg

2.1 NASAの高速飛翔研究からわかること

NASAの研究では、先端が鋭い飛翔体より丸みを付けた飛翔体のほうが衝撃波が緩やかになることが判明しています。

図8 NASA研究
Blunt_body_reentry_shapes.png
引用URL:https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/2/23/Blunt_body_reentry_shapes.png

ただ米国の技術が高いため、核弾頭の外側ケースが高温に耐えられる素材を使用しています。

この辺が、ソ連(ロシア)との違いになったと考えられます。

2.2 西側は核弾頭下向き取付は考えて居ない

米国の開発から、西側のICBM,SLBMなどは下向き取付が技術的に不向きと考えたのでしょう。

他国の状況も、上向き取付となる例が多いようです。

しかし宇宙船帰還カプセルなどは、下部が丸みを持つタイプが優位のようです。
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(3)将来的には下向き取付が出てくるかも?

米露のICBM,SLBMの開発では、上向き・下向きに分かれる結果となりました。

最近では、ロシアのICBMも上向き取付が主流です。

3.1 INF条約破棄以降の各国から下向き取付が出るかも?

2019年2月に米国は、ロシアとのINF条約破棄を通告しました。

今後、各国で中距離核ミサイル開発が加速する可能性があります。

米露以外の国で、技術的に高温から弾頭を守るために下向き取付を行う国が出てくるかもしれません。

3.2 イランの新型ロケット発射実験

2019年1月15日に、イランは国産ロケットによる衛星打ち上げを発表しました。

新型ロケットが、ICBM級のミサイルになる可能性があります。

図8 イラン新型ロケット「シームルグ(Simurg)?」
irann.jpg
引用URL:https://pbs.twimg.com/media/Dw-DJwpX0AA1EdX.jpg

人工衛星搭載部分の、saman-1の部分は350kgほどと推測されています。

形状から、R-29RMのような下向け取付が可能と推察します。

まだ確認が取れていないところでは、サウジアラビアも弾道ミサイル関係で怪しい情報が出てきています。

これから見逃せないですよ〜!
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軍艦の亀甲縛り!で行う船体消磁技術!

『いやぁ〜、そんなに縛らないで〜』
(2019年投稿記事です。)
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いきなり変なことを言いだしてすみません。しかし船体消磁は緊縛DA!

軍艦等の船体に発生する磁気を消す技術に、消磁というものがあります。

海上自衛隊でも、消磁施設などがあり、消磁中の姿はなかなか変なものです。

今回は、地味だけど大切な船体消磁気のお話!
(前回記事):『艦補処システム換装で西に東に出張だ!
\こちらもご参考にPR!/
(1)船体消磁とはナニをする?どうして必要なの?

船体消磁といっても、ピンとこない方も多いかと思います。

ミサイルや大砲と違って、インスタ映えしない地味な技術なので、あまり注目されません。

しかし、潜水艦にとっては生きるか死ぬかの大問題の技術です。

軍艦にとって一番怖い磁気反応機雷に対抗する手段でもあります。

1.1 船体の磁気を消す船体消磁!

軍艦等(潜水艦)は、たいてい鋼鉄で建造されています。

鋼鉄は磁性体の金属であるため、地球の地磁気の影響を受けて磁力が発生します。

しかし、船体の磁気を検知して機雷に反応したり、潜水艦が哨戒機から発見されたりします。

この発見を、少しでも低減しようというのが船体消磁です。

横須賀港クルーズ船では、ときおりこんな風景に出くわします。

図1 消磁中の護衛艦
640px-JS_Sawagiri_(DD-157)_-_Deperming.jpg
引用URL:https://commons.wikimedia.org/wiki/Category:Deperming?uselang=ja#/media/File:JS_Sawagiri_(DD-157)_-_Deperming.jpg

船体になんだかケーブルのようなものが巻き付けられています。
まるで
『護衛艦の亀甲縛りや〜!』
そんな冗談が飛び出しそうです。

実はこの時に、船体消磁が実施されています。

1.2 ビオ・サバールの法則と磁気方向

船体消磁を語るとき、どうしても言及するのがビオ・サバ―ルの法則です。

ビオ・サバ―ルの法則を簡単に言うと、
『電流を流した時に、その周りに発生する磁場を計算する法則』
です。

この法則を利用したのが船体消磁です。

船体消磁では、巻きつけたケーブルに電流を流して、船体の磁気を消していきます。
(磁力がすべて消えるわけではない)

図2 ビオ・サバ―ルの法則
Bios2.png
引用URL:https://ja.wikipedia.org/wiki/ビオ・サバールの法則#/media/File:Bios2.PNG
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(2)諸外国でも結構やってる船体消磁

船体消磁は、各国でも頻繁に行っているようで、その中でいくつか目についたものをご紹介!

2.1 まるでSFみたいな米海軍潜水艦消磁施設!

一番面白いところといえば、米海軍の潜水艦消磁施設がSFチックな情景です。

図3 米海軍消磁施設
640px-USS_Jimmy_Carter_being_depermed_2.jpg
引用URL:https://commons.wikimedia.org/wiki/Category:Deperming?uselang=ja#/media/File:USS_Jimmy_Carter_being_depermed_2.jpg

潜水艦の船体に直接巻きつけるのではなく、ループ化した施設を作っています。

これも結構豪快です。

2.2 ロシアは豪快に消磁するぜ!

ロシア海軍の艦艇も、消磁をしっかりしています。

なかなか豪快なやり方になっています。

図4 ロシア海軍の消磁風景
ロシア消磁.jpg
引用URL:http://blog-imgs-85.fc2.com/r/y/b/rybachii/15-1028c.jpg

船体の上部構造物の高いところまで、ケーブルを巻き付けています。

2.3 中国海軍は専用設備を建築してるよ!

中国海軍は、今までの古い施設のほかに新施設を建造しています。

手間の掛かる船体消磁の効率化を図っているようです。

図5 中国海軍の消磁風景
t011d55ad34459626bb.jpg
引用URL:https://p1.ssl.cdn.btime.com/t011d55ad34459626bb.jpg?size=640x428
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(3)韓国海軍は船体消磁をやってない?

船体消磁のことについて、現職時代にちょっとした情報を聞いたことがあります。

『韓国海軍では、船体消磁に関してほとんどやっていない』

この情報の出所は、米海軍NAVSEAの消磁担当者から聞いた話です。

在韓米海軍の施設に艦艇磁気測定装置があり、韓国海軍艦艇も通過します。
この時の磁気数値が、かなり高いという話を聞きました。

船体消磁は、ニッチな技術でありあまり目立たないものです。

そのため、韓国海軍では建造時に消磁をするくらいだと聞きました。

最近では、ようやく消磁施設建設への研究論文が出ているそうです。

図6 韓国船体消磁研究
韓国消磁.jpg
引用URL:https://encrypted-tbn0.gstatic.com/images?q=tbn:ANd9GcSCBZb_DUERNRshcdZ3LaZHXknhRNModcBHlZeDSVfLlCo-fvPlNQ

よく考えると、韓国海軍艦艇で船体消磁の写真を見たことがありません。

船体消磁気は、目立たない存在ですが重要な技術ですよ〜!
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2020年02月28日

グルジア紛争でイスカンデルミサイルが発射された?

『イスカンデルMミサイルは実戦経験済みなのか?』
(2018年投稿記事です)
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最近ロシアのイスカンデルM弾道ミサイルに関して、INF条約違反の指摘が出ています。

イスカンデルミサイルの情報を集めていたところ、気になる情報を発見しました。

2008年のグルジア(南オセチア)紛争にて、実戦使用されていた可能性です。

どの記録にも載っていない、イスカンデルミサイル使用疑惑を追跡!
(前回記事):『幕僚編GSBU投入!商船に偽装したAGIを拿捕せよ!!
\こちらもご参考にPR!/
(1)wikiに掲載された不思議なミサイル不発弾写真!

ペンギンは、イスカンデルMミサイルに関する情報を探していました。

その中で、Wikipediaに掲載されているグルジア(南オセチア)紛争の写真に突き当たりました。

※グルジア紛争とは(別名南オセチア紛争)
2008年8月7日〜8月16日に、ジョージア(グルジア)とロシアとの間に発生した紛争
南オセチア,アブハジアの分離派との紛争も含めた戦い。
ロシア連邦軍の勝利に終わる。
wikiより引用

この中で、奇妙な写真を発見しました。

図1 グルジア首都ゴリの民家に着弾したロシア軍ミサイル
640px-A_Russian_missile_lies_largely_intact_in_a_home_in_Gori.jpg
引用URL:https://ja.wikipedia.org/wiki/南オセチア紛争_(2008年)#/media/File:A_Russian_missile_lies_largely_intact_in_a_home_in_Gori.jpg


このミサイルについて、形状が一致をするミサイル写真を発見しました。

図2 イスカンデルミサイルの後部写真
isukannderu.jpg
引用URL:http://militaryrussia.ru/i/284/816/CUg77.jpg

イスカンデルMミサイル(9M723)と、非常によく似ているのです。

1.1 イスカンデルが使用されたという記録はないはずだが・・・

気になって、他のグルジア紛争関連書物を探してみました。

しかしクラスター爆弾が使用されたという記録はありますが、どこにもイスカンデルミサイル使用の記録がありません。

1.2 イスカンデルの配備は2006年

イスカンデルミサイルの配備は、2006年に最初のシステムがロシア軍に配備されています。

2008年のグルジア紛争には、間に合う計算になります。

だとすれば、図1のイスカンデルと思われるミサイルは誰が発射したのか?
\疑惑のイスカンデルミサイルシステム!/

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(2)ロシア連邦軍第630独立ロケット大隊が犯人か?!

グルジア紛争時(2008年8月)でイスカンデルミサイルを保有していたのは、1部隊しかありません。
『ロシア連邦軍第630独立ロケット大隊』
図3 2008年5月8日モスクワ軍事パレードに登場
630独立ロケット大隊.jpg
引用URL:http://militaryrussia.ru/i/284/185/ogQUDlqDdr.jpg

この部隊は、当時北カフカス軍管区(現在:南軍管区)の地域に駐留しています。

2.1 Kapustin Yarテストサイトの実験部隊

第630独立ロケット大隊は、Kapustin Yarテストサイトにて実験を行う部隊です。

グルジア紛争当時のロシア軍主力である第58軍の指揮下にはありませんが、グルジアに一番近い部隊です。

ロシア側はグルジアの都市ゴリに使用したことを認めてはいませんが、一番近くにいる部隊であるため、疑いが強まります。

2.2 800km以上の射程を持っている?

今回調べてみたところ、グルジアのゴリから「Kapustin Yarテストサイト」までは800km以上あります。

公表されている9M723ロケット弾は、最大射程500km未満とされています。

しかし、ロシアの軍事関係サイトを見ると。
『INF条約撤回後の射程:1000kmまで(SPUあたり2台)』
という記述があることがわかりました。

記述されていたサイト:MilitaryRussia.Ru / Military.Tomsk.Ru
URL:https://militaryrussia.livejournal.com/428791.html (ロシア語)

やはり、イスカンデルミサイルがグルジア紛争で使用された可能性は高いといえます。

図4 グルジア紛争での着弾ミサイルの破片とされる写真
\PR!/roketto.jpg
引用URL:http://militaryrussia.ru/i/284/185/TgQ38.jpg

(3)INF条約に抵触するのは9M723も該当する可能性!

現在、アメリカがINF条約違反だと指摘している9M729巡航ミサイルがあります。

※INF条約(中距離核戦力全廃条約)
1987年に米国とソ連の間で締結された条約。
射程500kmから5500kmまでの核兵器及び通常弾道を搭載できる、巡航ミサイル・弾道ミサイルを全廃。
2019年アメリアが破棄を通告して失効

この巡航ミサイルは、イスカンデルMミサイルシステムから発射可能だと指摘しています。

図5 9M729の原型となる9M54 クラブK
3M-54E1-SS-N-30.jpg
引用URL:https://i2.wp.com/missilethreat.csis.org/wp-content/uploads/2016/08/3M-54E1-SS-N-30.jpg?resize=500%2C333&ssl=1

9M54ミサイルはすでに何年も前から登場して、巡航ミサイルとして脅威とされていました。

INF条約違反と改めて指摘するのは、いまさらながらの発言ではないかと・・・

本来問題にすべきは、イスカンデルMミサイルシステムと9M723ではないでしょうか?

図6 イスカンデルミサイルシステムの複合混載写真
複合ミサイルシステム.jpg
引用URL:https://ic.pics.livejournal.com/bmpd/38024980/4586661/4586661_original.jpg

今後の米ロ関係に注目です。
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posted by sstd7628 at 10:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 軍事技術
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