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2020年3月21日に北朝鮮が、弾道ミサイルを再び発射して日本EEZ外に着弾しました。
今回注目すべきなのは、2019年8月に発射されたATACMSもどきミサイルだということです。
一時は、存在自体が疑われたATACMSもどき(KN-24?)が実在である可能性が高くなりました。
今回のKN-24ミサイルも、ウクライナのミサイル技術流入ではないか?
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北朝鮮は、再び弾道ミサイル発射を繰り返すようになりました。
2020年3月21日に発射した2発の弾道ミサイルは、いつものKN-25とは違うものでした。
図1 北朝鮮弾道ミサイル
引用URL:https://www.38north.org/2020/03/melleman032520/
KN-24?と思われる弾道ミサイルで、2019年8月に連続して発射されたATACMSもどきミサイルです。
一時は存在自体が疑問視されたミサイルですが、再び登場したことから開発が進んでいるものと考えます。
1.1 ATACMSのコピー品?コラ画像?そんな疑問!
2019年に登場したときは、米国のATACMSミサイルにそっくりだと話題になりました。
図2 2019年発射時の比較
引用URL:https://blog-imgs-129.fc2.com/d/e/l/deliciousicecoffee/img_061efa2691ee5ab6a7a5257cf0c33b3519003.jpg
アングルを見るとATACMSそっくりに見えますが、直径などは全く別物です。
一時期は、コラ画像でKN-23を隠すために作った画像なんていうデマまでありました。
1.2 韓国からの情報流出でもない。
KN-24をめぐっては、KN-23(イスカンデルもどき)と同じように、韓国から設計図が流出したとのデマも飛びました。
さすがに、大きさや直径の異なるものを同じとは言えません。
1.3 別ミサイルを大型化した?
他の意見として、KN-23(イスカンデルもどき)など、完成したミサイルを大型化したという意見もありますが、簡単に大型化できるのなら、ミサイル開発には苦労しません!
それではKN-24はどこから来た?何がモデルとなったのか?
私ペンギンが疑惑を向けているのは、ウクライナのミサイル技術です。
何度か、ブログで取り上げたウクライナルートからの技術流出を疑っています。
(関連記事):
【世界情勢】ウクライナからの軍事技術移転防止政策を!
【北朝鮮】北極星3号はウクライナからの技術流出を疑うべき!
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私ペンギンは、KN-24の原型ミサイルとしてウクライナThunder-2短距離弾道ミサイルを疑っています。
登場しているミサイルシステムに、かなりの相似点が存在しています。
図3 ウクライナ「Thunder-2(グロム2)」ミサイル
引用URL:http://militaryrussia.ru/i/284/597/aofBs.jpg
イスカンデルミサイルの技術流出と共に、グロム2ミサイルシステムの技術流出を疑っております。
2.1 ウクライナ製ミサイルプロジェクトの継続
私ペンギンがここまで、ウクライナに疑惑を持ち続けるのには理由があります。
北朝鮮とウクライナには、ミサイル技術に関してどうしても不明瞭な点があるためです。
かつてイスカンデルミサイルの時も、ウクライナの疑惑を記述しました。
現在でも、ウクライナで短距離弾道ミサイル開発プロジェクトが継続されています。
(何度も資金難で中断しているのに、2015年以降活発になっている。)
図4 ミサイルの概念図
引用URL:http://militaryrussia.ru/i/284/597/NE0nn.jpg
2.2 サウジアラビアともう1国の資金援助!
ウクライナThunder-2ミサイルは、外国の資金援助が入っていることが確認されています。
一つはサウジアラビア、もう一か国については不明ですが北朝鮮である可能性が否定できません。
北朝鮮が発射などの実戦データー提供と引き換えに、技術提供を受けているかもしれません。
2.3 複合材を使用したロケットモーター
今回北朝鮮が発射したKN-24は、KN-23(イスカンデルもどき)よりも太いミサイルです。
そんなミサイルについて、検証をしてみるとやはりウクライナのミサイルに突き当たります。
図5 Thunder-2ミサイルのロケットモーター
引用URL:http://militaryrussia.ru/i/284/597/BOFF2.jpg
燃焼試験など、かなりの完成度を2016年までに終了していました。
図6 ロケットモーター燃焼試験
引用URL:https://images.unian.net/photos/2018_01/1514968719-4229.png
北朝鮮のKN-24が、ウクライナ製ミサイルのコピー製品であることを疑うのに十分な理由があります。
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ウクライナ政府は否定するでしょうが、技術的疑惑はよりいっそう深まったと考えます。
少なくとも設計思想について、ウクライナのミサイル技術が今回のKN-24からうかがえます。
特にランチャー部分について、Thunder-2ミサイルとの極端な類似が指摘できます。
3.1 HCOCに基づく査察の実施を!
弾道ミサイルの拡散に立ち向かうためのハーグ行動規範(HCOC)というものがあります。
(関連リンク外務省):https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/mtcr/index.html
MTCR(ミサイル技術管理レジーム)だけでは、弾道ミサイル技術の拡散に対抗できない状態となり発展したものです。
サウジアラビアは加入していません。
今回、サウジアラビアとウクライナに対して査察をしてみてはいかがでしょうか?
ウクライナについては、HCOCの批准国です。
政府が否定しても、企業が独自に提携している可能性も否定できません。
国際的な査察を検討すべきでしょう!
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