(2017年投稿記事を一部修正しました。)
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北朝鮮の軍事パレードにおいて、いろんなミサイルなどが登場して注目されています。
一番注目を集める、ICBM?や新型中距離弾道弾などがあります。
今回はちょっと視点を変えて、本来北朝鮮に無いはずの対艦ミサイルに注目してみました。
ハリボテなのか、本当にどこかの国から入手した危険な超音速対艦ミサイルに注目!
(前回記事):『空母より強襲揚陸艦が欲しいのが海自の本音!』
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(1)北朝鮮に存在しないはずの超音速対艦ミサイルらしきもの!
2017年の北朝鮮の軍事パレードの中に、少し他とは違うミサイルが映像にありました。
他のマスコミは、ICBMやSLBMに注目しており、ほとんど留意していません。
しかし、もし本当に存在するのであれば今そこにある危機となりうるミサイルです。
そのミサイルが映像にありました。
図1 注目すべきミサイル!
引用URL:http://wanderlustwire.com/wp-content/uploads/2017/04/16.jpg
このミサイルについて、注目して本当に存在するのか留意すべきところです。
一部では、「何か曲がっている!ハリボテだ!」と騒ぐ声もあります。
図2 ハリボテじゃないかと指摘された部分
引用URL:https://i0.wp.com/takayamaukondaiyunagafusa.net/wp-content/uploads/2017/04/%E5%8C%97%E3%81%A0%E3%82%8816.png?w=600
確かに、見た目ではノーズコーンが変な方向を向いていて、間違って付けたように見えます。
しかし、私としてはこのミサイルにどこか見覚えがあり、いろいろ探してみました。
その結果、やはり当たりがありました。
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(2)これはS-200(SA-5)じゃないか?
資料を探して、行き当たったのが「S-200 (SA-5)地対空対ミサイル」です。
図3 S−200地対空ミサイル
引用URL:wiki
ミサイルは、旧ソ連で開発された、地対空ミサイルです。
ソ連ではその後S-300が開発され、ロシアでは退役しています。
オリジナルのS-200とは多少細部が異なりますが、ほぼ外見が一致します。
基本的に、旧ソ連時代に導入されたミサイルであり、ハリボテとは言えません。
しかし北朝鮮に超音速対艦ミサイルを入手している可能性は、全くのゼロというわけではありません。
2.1 Kh−35対艦ミサイルが北朝鮮に渡った実例
以前、2014年にロシアの軍事関係者からの指摘で、Kh−35(3M24)が北朝鮮に存在するという指摘がありました。
図4 北朝鮮に渡った?Kh−35
引用URL:http://cdn.ruvr.ru/2014/06/20/1506207723/9htyhtytthtythtyty.jpg
元記事:「ロシアの声(ラジオ・スプートニク)」(2014年6月20日)
URL:https://jp.sputniknews.com/japanese.ruvr.ru/2014_06_20/273737017/
その他、ウクライナやイランからいくつかのミサイルが渡ったことも知られています。
(Kh−25・Kh−58については、確実に北朝鮮に渡ったといわれている)
これらのことから、超音速対艦ミサイルが北朝鮮には無い!とは言い切れない状態です。
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(3)今後も北朝鮮の動向に留意する必要がある。
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2017年4月29日にも、北朝鮮は弾道ミサイルを発射して失敗と報道されました。
しかしながら、高度70Kmまで上昇しています。
もし失敗ではなく、ロフテッド軌道発射試験であったならば?
中距離弾道弾の対艦ミサイル化ではなく、別ミサイルの試験であったならば?
中国の対艦弾道ミサイル弾(ASBM)DF−21Dでさえも、開発に手間取っている状態です。
対空ミサイルの独自改良による発射試験も否定できないところでしょう。
通常のミサイルを対艦用に改造することは意外と簡単です。
フォークランド紛争において、アルゼンチンが空対艦エグゾゼミサイルを地上発射した実績があります。
そのため大した対艦攻撃能力は無いとタカをくくっていると、思わぬ痛手になります。
本当に、ロシア中国・その他ウクライナ・イランや、トルクメニスタンなどから入手していないのか?
今後とも留意するべき点でしょう。
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