京樂春水『ブリーチ』: ヒトコト～人名書房～

2018年12月10日

京樂春水『ブリーチ』

『護廷十三隊の享楽者』

・女に弱く、ふるまいは軽薄じゃが、思慮深く誰よりも真実を見通すことに長けていった春水。

「え～～、な～～～んだ、もうきちゃったのかあ・・・・仕方ないそんじゃいくとしますかね」

「へいへ～い。・・・まあそんな心配な顔しなさんな。・・・・すぐ終わるよ。ほんの戯れさ。」

「参ったねどうも、喧嘩がイヤはお互い様。だけどこっちは通られてもこまる。なんとか退いちゃくれないもんかね。」
（それはできない）
「・・・・そうかい。そいじゃ仕方ない。呑もう！仲良く！」
（は？）
「いやいや、引くのがいやならせめてここで止まってくれないかとおもってさ。なに少しの間でいいんだ。」

「やれやれ、面倒なことになってきたねどうも・・・」

「参ったねどうも。そこまで覚悟があるんなら説得して帰ってくれなんて失礼な話だ。仕方ない。そいじゃひとつ命をもらっておくとしようか。」

「や、すいませんあのさ。状況もわからない前線に大鬼道長と副鬼道長を両方が行くのはまずいんじゃないですかね？」

「そいつはどうも。」39

「僕としてはあっちのおじいちゃんが１番。君が二番だと嬉しんだけど。」39

「やっぱりかあ。残念だな。君みたいのが一番だと、やり辛いだよどうも」39

「・・・まいったねどうも。山じいの霊圧が瀞霊廷中にこだましてる。鳥肌がたっちゃうよ。こっちまでしかれれてる気分さ。この程度の敵にてこずるような腑抜けには育てた覚えはないってね！」57

「ほんとだ見誤ってるねえ。山じいは、そんな常識の通じる人じゃアないんだよ」57

「はーーーーい、はいはいはいはい。喧嘩しなーーい。今の流れだと確実に全員並んで山じいに拳骨だよ。遺品を前に泣いたり怒ったり情けなくて震えが来る。護廷十三隊は死人を悼んだり壊れた尸魂界を思って泣くためにあるんじゃない。尸魂界を守るためにあるんだ。前を向こうじゃないの。僕らは護廷十三隊だろう。58

「ななおちゃん、僕らお別れかもしれない。」
（京樂　次郎　総蔵佐　春水　右の者を護廷十三隊隊長及び一番隊隊長に命ずる）
「・・・・・勘弁してよ・・・・」58

「お戻りはいつだい？」
（命が下ればすぐにでも）
「そうかい、次はとびきりの茶をいれて待つとするよ」62

「・・・君らがしてるのは面子の話かい？それじゃあ護廷の話をしよう。面子じゃ世界は守れない。悪を倒すのに悪を利用することを僕は悪だとは思わないね」68

「自分で言ってたろう。その拘束具は霊圧を消すんじゃなく、近くにとどめておく事しかできない。ただその留めておく力はとてつもなく強い」69

「やれやれ、面倒なことになったねどうも」69

「なんてこった。まさか首をきっても死なないとは参ったね。・・・・どうも」70