2011年07月13日
魅惑のカクテル
原始的なカクテルが作られはじめたのは、古代ローマや古代ギリシャ
古代エジプトの時代だったと考えられている。
これは、当時のアルコール飲料の質が現代に比べてはるかに劣るものであり
その味を補正するための手段であった。
古代ローマ、古代ギリシャでは
そのまま保存したのでは劣化・酸化してしまうワインに熱を加え
凝縮したうえで副材料を混ぜたものを保存していた。
それを水で割って飲むことが一般的なワインの飲み方とされており、
これは「酒+何か」の定義に当てはまる。
また、古代エジプトではビールにさまざまな副材料を加えたものが飲用されており
これには、カルミ(calmi、蜂蜜を加えたもの)
チズム(zythum、ういきょうやサフランなどを加えたもの)
コルマ(korma、生姜と蜂蜜を加えたもの)があった。
こちらも「酒+何か」の定義に当てはまる。
他にも、原始的なカクテルとしては、
唐で作られていた「ワイン+馬乳」というものがある。
このように、「常温」で飲まれていたカクテルであったが、
中世の時代になると、寒い冬の時期に「カクテルを温めて飲む」という習慣が生まれていく
その名残として、現代でもフランスのヴァン・ショー
ドイツのグリューヴァイン北欧のグレッグといったものが飲用されている。
さらに、中世は蒸留酒が錬金術師たちによって作り出された時代でもあり
様々なカクテルが誕生した時代でもある。
近年では、氷を用いた「コールド・ドリンク」が主流であるが
そうしたカクテルが登場するのはずっと後、19世紀末から20世紀初頭になってからのことである。
「氷は近代になるまで貴重品であったから」というのがその理由であったが、
1876年にカール・フォン・リンデが製氷機を開発したことによって
一年を通していつでも氷を入手できるようになった。
これにより、「マティーニ」や「マンハッタン」といった、新しいジャンルの
現在ではカクテルの代表格とされるレシピが発案されていったのである。
それらの新しいカクテルはアメリカで生まれたものであったが
第一次世界大戦と禁酒法により職を失ったバーテンダーがヨーロッパへ移っていったことによって
全世界に広がっていくことになったのである
焼酎で作るカクテルレシピ
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投稿者:kee|10:31