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超人バロム1

baromu.jpg

『超人バロム1』

これって出てくる怪人がやたら気持悪くて

とても子供向けとは思えない感じだったな

世に出るまでの経緯は

当時、『週刊ぼくらマガジン』の編集長だった講談社の岩本文夫が

『巨人の星』を大ヒットさせた

よみうりテレビの佐野寿七プロデューサーに漫画『バロム・1』の

アニメ化の企画を持ちかけたことによる。

そして、『バロム・1』のアイディアを担当していた宮崎惇を加えて

企画が進められていく中で、東映動画とのディスカッションの際に

当時の東映テレビ部部長だった渡邊亮徳の「企画自体は面白いから

『仮面ライダー』のセカンドとして制作してみては」という提案で、

特撮作品として制作されることが決定した。

作品テーマは「正義と友情のヤング・アクション」とされ、

東映側のプロデューサーには『ライダー』の平山亨が当たることとなった。

平山は、よみうりテレビとの初仕事に大変張り切って臨んだという。

作品の傾向としては、

敵であるドルゲの尖兵であるドルゲ魔人のグロテスクな怪奇性が強調され

ドルゲの作戦も邪悪・弱い心を持つ人間を操るものが中心で

さらにドルゲの怪奇性を強めていた。

後半以降は生物の身体の一部をモチーフにした魔人が登場して

さらに怪奇性が強い展開となった。

チーフ監督の田口勝彦は「魔人の描写は試行錯誤の連続だったが

後半の魔人こそ、まさに悪の権化として求めていたものだった」と回想している

余談ではあるが、当時私は、この番組に登場している怪人に

追いかけられ悪夢を何回も見たものである。






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