ＴＢＳは３日、１２日に開幕するバンクーバー五輪の番組キャスターとして、ＳＭＡＰの中居正広と、シドニー五輪マラソン金メダリストの高橋尚子を起用すると発表した。またゲストとして、スピードスケートの大菅小百合、フィギュアスケートの村主章枝を迎え、選手目線での解説を行う。

　同局で中居の五輪キャスター起用は、アテネ以来４回目。起用理由について永島洋二郎プロデューサーは「アスリートに対する敬意を注げる方。その姿勢が視聴者にも伝わると思う」と説明する。

　会見で中居は「選手のみなさんがベストのプレーを発揮できるような放送にしたい。僕らはアシスタントなので、視聴者が興奮できるものを目指しています」と抱負を述べ、高橋も「見ている人が驚き、感動を感じてもらえるようにしたい。そして、選手にとっては一番の応援団になれるように頑張ります」と力を込めた。

　中居は五輪でのメダルの数を１０個から１５個と予想。「みんなベストでやってほしいですよね。ミス待ちじゃなくて、みんなが高いレベルでできた上での勝負がみたいと思います」。前回のトリノ大会で自らが取材したフィギュアスケートの安藤美姫選手については、「この４年間での成長を見届けたい」と語った。