2010年01月26日
真央ビックリ!“敵地の洗礼”も五輪へ弾みつける!!
真央パニックだ。バンクーバー五輪で金メダルを目指すフィギュアスケート女子の浅田真央(19=中京大)が25日、四大陸選手権(27日開幕)出場のため韓国・全州入り。今大会に出場しない韓国のヒロイン、キム・ヨナ(19)のライバルとして注目度が高く、到着した仁川空港で約30人の韓国メディアにもみくちゃにされて困惑の表情を浮かべた。
浅田が到着ロビーに姿を見せると、空港は異様な雰囲気に包まれた。テレビカメラ5台を筆頭に約30人の韓国メディアが突然出現し、浅田に殺到。関係者の制止を振り切って無数のフラッシュを浴びせた。「調子はいつも通り。練習してきたことを出し切るだけ」。驚きの表情を浮かべながらも、浅田は力強く宣言した。
韓国のヒロイン、キム・ヨナは五輪への調整を優先するため今大会は出場しないが、実戦感覚を重視して出場するライバル浅田については韓国でも注目度は高い。浅田サイドは空港での混乱を恐れ、スケジュールを極力明かさないなど万全の対策を施したが、到着してみればやはりパニック状態に陥ってしまった。
到着で面食らった浅田だが、実は韓国での大会は過去2戦2勝と相性がいい。08年2月の四大陸選手権(高陽)は合計193・25点で圧勝し、同年12月のGPファイナル(同)ではキム・ヨナを撃破して3季ぶりにタイトルを奪回した。「相性はいいですね。五輪に向けていい流れをつくれるように頑張りたい」と気合を入れた。
開催地の全州はグルメの街として名高く、韓国料理好きの浅田は「食べ物がおいしいって聞いているので楽しみ」とニッコリ。タラソワ・コーチは体調不良のため今大会も帯同しない可能性があるが、「回転不足をなくすこと。(トリプル)アクセルも3回したい」と力を込めた。五輪への期間が短いことから、今大会にエントリーした中でライバルになりそうなのは同じ日本の鈴木明子くらい。夢舞台に弾みをつけるため、真央が“敵地”で高く舞い上がる。
【15秒バージョン】
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