2010年01月24日
松井秀40歳まで現役だ、ミズノと大型契約
エンゼルスの松井秀喜外野手(35)が、運動用具メーカーのミズノとのアドバイザリー契約を4年間更新し、東京都内のホテルで会見した。同社ではひざの負担軽減につながるタイツや、外野用グラブの改良など課題の「走・守」克服へ新兵器を投入。守備機会を求めた新天地で、ゴジラが全面バックアップを受ける。
前回までは3年ごとに更新していたものが、異例の4年間の大型契約になった。松井秀は「少なくともあと4年は引退できない。プレッシャーを感じています」と笑顔。その上で「感謝の気持ちでいっぱい。僕も40歳くらいまでプレーしたい思いがあったので、ピッタリ合う」と喜んだ。
この日、2010年モデルの各用具もお披露目され「チームも変わったし心機一転。今季は用具の力も借りながらいいプレーをしたい」。特に昨季は守備機会なしに終わっただけに「走・守」のレベルアップへ頼もしいギアが加わった。
まずはグラブだ。色は昨季までの濃紺から、赤みのあるローズブラウンに変更。これまで左手は浅めに入れていたが「今年はしっかり(奥まで)入れたい」という希望から、手のひら側の手口部分の幅を1・5センチ狭く改良。「手のひらとの一体感」が実現した。
さらに、ミズノが解剖学などに基づいて開発した新兵器の「バイオギアタイツ」だ。樹脂加工したウレタンを筋肉の流れに合わせて配置することで、手術した両ひざの負担軽減につながるのだ。
「道具、ウエアでけがを防いでくれるという点で、間違いなく進歩している。けががなければ選手寿命も延びる」。各用具には、エンゼルスのチームカラーがちりばめられた。打って走って守る。燃える闘志の「赤」を身につけた松井秀が、再び世界の頂点を目指す。
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