2010年01月11日
遼クン、連覇ならず「悔しい」/ロイヤル杯
腕組みをしたまま、遼クンがハンソンのバーディーパットを見届けた。5&4と2日連続の大敗。チームも敗戦に終わり、屈辱の終戦だった。
「他の組がみんな勝っているのに悔しい。すべてで相手が上回っていた」
試合前には、主将の尾崎直道から「きょうは5、6組目が勝負になる」と6組目の遼クンに大きな期待が寄せられていた。だが、現実は厳しい。出だしの3ホールこそ互角の戦いだったが、4番(パー3)でハンソンにグリーン奥カラーから先にバーディーを沈められ、自身はピン左3メートルのバーディーパットが決まらずリードを許した。
さらに浮島の8番(パー3)では距離感を合わせようとして、グリーンをオーバーして連日の池ポチャ。11番でも池に落とし、前日に続いて池ポチャ2発の乱調だった。
「欧州チームはいろんな面でタフ。メンタル、技術ですべてがまだまだと感じました」
欧州の選手はマッチプレーの心得を熟知し、すべてにおいて自身を数段上回っていた。海外で迎えた新年初戦も、18歳にとってはやはり勉強。遼クンは「自分に合ったマッチプレーの戦い方を考えないといけない」と反省を口にし、今後の課題とする考えを示した。
今後は14日までタイに残り、合宿。今年のテーマである体重移動による飛距離アップと、安定性を身につけるスイング作りに取り組む考えだ。1月10日のこの日は、2年前にプロ転向を表明した日。「レベルの高い選手にたたきのめされて、悔しいと思える日。こういった日を大事にしていきたい」。敗れた悔しさをバネに、今年も遼クンが高く高く飛躍していく。
【15秒バージョン】
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image