2009年12月30日
清水「やりきった」晴れ晴れラストラン
スピードスケート・バンクーバー五輪代表選考会第2日(29日・長野市エムウエーブ)――長野五輪金メダリストの清水宏保(コジマ)が男子1000メートルでラストランに臨んだ。
トップから2秒以上も離される9位だが、「現状の中でベストを尽くした」。家族が見守る中、リンクを周回、柔らかい笑みを浮かべた。
11年前、エムウエーブで息子から金メダルを首にかけてもらった母・津江子さん(71)は、「最後のレースだからリラックスしているように見えた。晴れ晴れとした表情なので、私も救われました」と涙を流した。
交際中のモデル・高垣麗子さん(30)も「知り合ってからは、苦しんでいたことの方が多かった。頑張る姿がすごいと思う」と感慨深げだった。
清水は「ここ数年は気持ちを高めるのが難しく、波もあった。悔いがないかと言えばウソになるが、やりきった感はある」。五輪への挑戦に終止符を打った35歳は、すがすがしい表情でリンクを去った。
【15秒バージョン】
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