2009年12月25日
織田・高橋、跳ぶか4回転 全日本フィギュアきょう開幕
フィギュアスケートの全日本選手権女子ショートプログラム(SP)で、浅田真央(中京大)は、大きなミスのない滑りで69・12点をマークした。
浅田は、冒頭のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)―2回転のコンビネーションを、トリプルアクセルで回転不足を取られたものの、SPでは今季初めて形にした。続く3回転フリップとダブルアクセル(2回転半)も無難にまとめ、演技終了後に久しぶりの笑顔になった。
演技直後のミックスゾーンで、浅田は「トリプルアクセルでは回転不足を取られてしまったけど、明日につながる演技だった」とコメントした。
浅田は、グランプリ(GP)シリーズ今季開幕戦のフランス杯、続くロシア杯で、武器のトリプルアクセルの不調からSPで3位と6位、総合で2位、5位と低迷しており、以来全日本までの約2か月間、アクセルへの入り方を微調整するなど、ジャンプを軸にした滑り込みを続けてきた。
フィギュアスケートの全日本選手権女子ショートプログラム(SP)で、浅田真央(中京大)は、大きなミスのない滑りで69・12点をマークした。
浅田は、冒頭のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)―2回転のコンビネーションを、トリプルアクセルで回転不足を取られたものの、SPでは今季初めて形にした。続く3回転フリップとダブルアクセル(2回転半)も無難にまとめ、演技終了後に久しぶりの笑顔になった。
演技直後のミックスゾーンで、浅田は「トリプルアクセルでは回転不足を取られてしまったけど、明日につながる演技だった」とコメントした。
浅田は、グランプリ(GP)シリーズ今季開幕戦のフランス杯、続くロシア杯で、武器のトリプルアクセルの不調からSPで3位と6位、総合で2位、5位と低迷しており、以来全日本までの約2か月間、アクセルへの入り方を微調整するなど、ジャンプを軸にした滑り込みを続けてきた。
男子のグランプリ(GP)ファイナル2位・織田信成(関大)と2007年世界選手権銀メダルの高橋大輔(関大大学院)が、3季ぶりに25日開幕の全日本(大阪・なみはやドーム)で顔を合わせる。一昨季は織田が不祥事で出場辞退し、昨季は高橋が右ひざのけがで欠場を余儀なくされた。今月上旬のGPファイナルに続く競演は、4回転ジャンプの出来が勝敗を分けそうだ。
24日、練習後の会見で、一番表情が和んでいたのは、GPファイナルで一足先にバンクーバー五輪代表の座をつかんだ前回王者の織田だった。この日も4回転ジャンプを5度挑戦して3度着氷し、成功率は上がっているという。
ただ、「勝つためには4回転を跳ばない選択肢もある。コーチと相談したい」と明言はしなかった。練習では4回転―3回転の連続ジャンプも成功させたとも語った。織田にとっては今大会が五輪前最後の試合。4回転を宝の持ち腐れにしないためにも、跳んでおきたいところだ。
一方の高橋の4回転は「5、6回跳んで1回成功するかどうか」というレベル。それでも「挑戦する」気持ちを貫く。「けがをする前は、4回転をフリーで2度跳んでいた。1度はできて当たり前にならないといけない」
GPファイナルは5位だったが、ショートプログラム(SP)で世界歴代2位の89.95点の高得点を挙げ、SPのめどは立っている。故障明けにもかかわらず、フリーで4回転にこだわり続けるのは、バンクーバー五輪でのメダルを見すえてのことだ。
高橋がひざの手術をして病院を退院したのが、1年前のこの日、クリスマスイブ。「あの時は全日本でこんな(強気な)発言ができるようになるとは思わなかった。うれしい思いもある」と話す。
■小塚、完成度で対抗
関西勢2人に割って入りそうなのは小塚崇彦(トヨタ自動車)だ。GPファイナル進出を逃したが、11月のNHK杯後に渡米し、プログラムを修正した。4回転については「ずっと挑戦してきたけど、最後は先生(コーチ)が判断してくれるので、それに従いたい」と話し、どちらかというと演技全体の完成度に軸足を置く考えだ。「ここまで来たら神頼みじゃないですけど、どうなるか分からない。思い切ってやりたい」
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