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米ＦＯＸスポーツ（電子版）は６日、ポスティングシステム（入札制度）で大リーグ移籍を目指す楽天の岩隈久志投手（２９）への入札に、アスレチックス、レンジャーズ、マリナーズの３球団が参加したと報じた。

　関係者からの情報として伝えた。記事は最高額を入札した球団名は明らかでないとしつつ、アスレチックスがもっとも力を入れていたと指摘。しかし、今季ア・リーグ最高のチーム防御率だったアスレチックスは、投手をトレード要員に打線の強化を図るとしており、岩隈を獲得した場合、トレード要員の中に含まれる可能性があるとしている。

　ワールドシリーズに出場したレンジャーズは、エース左腕のリーがフリーエージェント（ＦＡ）となり、先発投手陣が固まっていないことや、日本プロ野球の広島から復帰したルイスが成功したことなどを理由としているが、関係者は「入札額は高くない」と述べたという。イチローの所属するマリナーズは、任天堂グループがオーナー企業のため、常に日本選手獲得に関心を示すことが入札の理由としたが、最高額を入札したかについては、関係者は否定的だったとしている。

　米大リーグ機構による入札は５日に締め切られ、楽天は１１日（日本時間１２日）までに今回の入札を受け入れるかを回答する。