アーノルド・パーマー招待第３日、石川遼（１８）＝パナソニック＝は４バーディー３ボギーの７１をマーク。通算１アンダーで３２位に浮上した。

　４バーディーに３ボギー。出入りは激しかったが「ボギーの少ないアンダーパーより、バーディーの多いアンダーパーを目指したい」と語る石川にとっては理想的なラウンドだった。

　難度の高いパー５で三つのバーディーを奪った。米ツアーの選手にも見劣りしないパワフルなティーショットをフェアウエーに置き、果敢に２オンを狙う。ピンまで５メートルのカラーに載せた６番、１１メートルにつけた１６番のイーグルチャンスは惜しくも外したが「内容としてはきょうが一番、自分らしいゴルフができた」と振り返った。

　第１ラウンドからバーディー数は２、３、４と日を追うごとに増えてきた。国内、海外ツアーを問わず、４日間のバーディー数１６を常に目標に掲げる石川は、最終日に向けて「あと七つ足りないですね。そこを狙っていきたい」と真顔で答え、表情を引き締めた。