Ｔポイントレディス第３日（２１日、鹿児島・高牧ＣＣ＝６３３２ヤード、パー７２）首位でスタートした北田瑠衣（２８）が通算８アンダーの２０８で逃げ切り、２年ぶり６度目のツアー優勝を飾った。国内女子ツアーは今季３戦目で日本選手が初勝利となった。

　北田は前半に２番と５番でボギーを叩き、スコアを二つ崩してしまった。しかし、後半に入ると１１番と１５番でバーディーを奪いスコアをイーブンに戻した。最終日に粘りのゴルフを展開した北田は０８年のヨネックスレディス以来のツアー優勝となった。

　５打差の２位にはイーブンパーで回った三塚優子（２５）が入った。２年連続賞金女王を狙う横峯さくら（２４）は２バーディー、６ボギーとスコアを崩し、首位スタートだった有村智恵（２２）も１バーディー、５ボギー、１ダブルボギーと大きく崩れ、ともに通算１アンダーで５位タイ終わった。

北田瑠衣

「これまでにないほど緊張した。これだけ風が強いと耐えるゴルフが必要。グリーン周りとパットが、今週はすべてうまくいった」