2010年02月07日
遼クン、厳しさ痛感も粘り見せる/米男子
米男子ゴルフのノーザントラスト・オープンは6日、米カリフォルニア州パシフィックパリセーズのリビエラCC(パー71)で第3ラウンドが3日連続の日没サスペンデッドとなり、首位と5打差の4位で出た石川遼は17番までを終えて4バーディー、4ボギーとし、通算6アンダーで首位と8打差の暫定12位に後退した。
石川は前日にサスペンデッドとなった第2ラウンド残りを17番でイーグルを奪うなど68で終え、通算6アンダーの136で決勝ラウンドに進んだ。
米ツアーの厳しさを痛感する一方、初のトップ10入りへ確かな手応えもつかんだ。5打差の4位と好位置で第3ラウンドを迎えた石川は、17番終了時点でスコアを伸ばせず、8打差の暫定12位に後退。「やはりパープレーではどんどん置いていかれてしまう」と話したが、その粘りは光った。
雨に見舞われた前日から残りの17番で、パー5の第3打、残り120ヤードを直接カップインしてイーグルとするなど2ラウンド続けて68をマーク。だが、第3ラウンドに入って天候が回復し、上位がスコアを伸ばす中、18歳は一進一退を続けた。
出だしの1番でバーディーを奪ったが、2、3番と連続ボギー。後半はティーショットも乱れた。それでも、苦しい中で14番で11メートルを沈めバーディー、15番でも13メートルを決めてパーセーブと抜群のパットで食い下がった。
日没が迫った17番のパー5は2メートルを決めてバーディーとし、最終日へと可能性をつなげた。目標としていた予選通過は軽々クリア。次は「トップ10を何とか目指したい。そのためには三つ、四つ伸ばさないと」と新たな指標を定めた。
石川遼
「きょうは結果的に順位を下げて終わってしまったので、そこがまだまだ。やはり3日目、4日目はスコアを伸ばさないとだめ。これが米ツアーでのトーナメントの流れかと良い経験をした。でも最後の17番は良いプレーだったので、あすの19ホールでトップ10を目指したい」
【15秒バージョン】
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image