少年サッカーを見守るブログ

　うちの「タケル」のコーチは、ちょっと変わっていて非常に個性的なコーチです。子供のみならず、親も魅かれてしまうカリスマ性に似たものを持っています。この地域のチーム関係者の方にはよく知られているに違いない名物コーチです。

　子供のみならず親に対しても汚い言葉でののしります。試合中も傍から見れば暴言としか思えない事を、平気で大声で口にします。過去には、退席処分を受けた事も何度かあるとか・・・。

　しかし、子供達はそんなコーチが大好きです。親御さん達も誰一人文句を言いません。なぜでしょうか？

　そこには、信頼関係・・・のような物が有る様に見受けられます。うちの「タケル」もコーチの練習だけは絶対に行きます。他のコーチが代理を務める時は、それ程乗り気ではない様です。

　練習中もコーチの近くに子供達はどんどん近付いて行きます。「離れろ、ちゃんと見てるから近付いてくるなっ！」と言われても、どんどん近付いて行ってしまうのです。

　冗談を交えながら、時には本気で叱り、熱心に指導し、笑いも忘れない。練習が終われば、友達の様に話しかけてくれる。子供達は、そんなコーチが大好きな様です。

　卒団した教え子の進路を心配したり、義理人情溢れる所もあるせいか、卒団者も時折顔を見せに来てくれ、子供達と一緒にサッカーしてくれます。

　親の私から見ても、こんなコーチにサッカー教えてもらいたかった・・・と思う程。

　だから、親御さんの協力も他の学年と比べて大変多いのです。審判員も８人と最多で、２チームに分かれても、問題なく審判がこなせる体制が整っている唯一の学年です。サッカー経験者は４人と少な目にもかかわらず、練習、試合問わず親御さんの出席率は極めて高いですね。

　そんな学年ですから、チームとしても少年団としては強い部類に入っています。クラブチームを相手にしても、歯が立たないと言う事は少なく、応援にも熱が入ってしまいます。

　指導者と親、子供達が良い関係を築けているのだろうと思います。

　指導者・・・少年サッカーにおいては、神に近い存在です。先ず、子供達や親御さんとの信頼関係を築く事が求められるのかも知れませんね。ちょっと、うちのコーチは口が悪すぎるのですが、そう言うガキ大将の様なキャラクターもあって、みな笑って諦めてます。（笑）