武器投げRPG2 悠久の空島: すまあぷっ！

2017年08月05日

武器投げRPG2 悠久の空島

全体評価：★★★★★
ストーリー：★★★
操作性：★★★★★
グラフィック：★★★
音楽：★★★★
課金：★
テクニック：★★★★

なげるｘ無限の剣製。

武器を投げ続ける程度の能力を持つキャラクターを操作して敵を倒していくアプリ。
終盤になればUNLIMITED BLADE WORKSと言えるくらいに投げまくれる。
ただ強いカード（キャラ）を選び続ければ勝てるアプリが氾濫している中で、テクニックを駆使して進行していくシステムは際立っているし、プレイヤーテクニックが関与できるシステムは当然ながら面白い。
とはいえ、このアプリでも強い武器が強いことには変わりがないんだけど。
ハクスラ（Hack and Slash）系の、どんどん強い武器を使ってどんどん強い敵を倒していくスタイル。

ストーリーはあるにはあるけど正直なくても困らない程度。
理解していなくても特に問題はない。

操作性は単純で、装備した武器をタップすると投げる。
ディレイタイムが終わってBP（武器ポイント）が回復したらまたタップする。この繰り返し。シンプルながらどの武器を投げるかの選択が重要になる。
基本的には敵の投げて来た武器と同系統の武器を投げて相殺もしくは叩き落として攻撃する後出しジャンケン系。

グラはフリー素材主体だろう構成。
キャラはドッド絵。変にグラに拘るよりシンプルで良い。

音楽も同様にフリー素材。
そこそこフリー素材を漁っている人（私とか）にとっては聞きなれたものも多い。
それゆえに、たまに他のゲームで印象付いている音楽が流れてくると違和感があるけど仕方がない。フリー素材の宿命。
どこの素材を使ったかくらいはアプリ内に記載があってもいいとは思う。

課金制度はあるにはあるが無課金でもなんら問題ない。
スタミナ制を採用しているのでスタミナ回復に課金要素があるが、時間経過がスマホのシステム内時刻に依存していため通信回線を切った上でスマホの時刻を早送りすることでスタミナを回復することが可能。
あまり先の時刻にしてプレイしているとその時刻になるまで自然回復しなくなるので注意。

テクニック的には上にも書いたように、よくあるアプリみたいにただSSRとか★5キャラで殴ればいいというわけではない。
武器を投げる軌道が下段（短剣・弓矢）、中段（長剣・槍）、上段（斧・槌）と3段階あり、それらを有利に使い分けていく必要がある。
下段なら下段、中段なら中段で武器同士をぶつけ合って、いかに自分が相手の投げた武器を喰らわないようにするかがポイント。
ただ同じ軌道に投げればいいというわけでもなく、強い武器は弱い武器を叩き落として進む（結果として貫通する）ため武器の強度も重要になってくる。

ある程度はテクニックでなんとかなるものの、自分より強い武器を全て揃えている相手には勝てないと思った方がいい。
逆に言えば多少格上の相手ならテクニックでなんとかなる。
アクションゲームとは言い辛いかもしれないが、そうした点ではアクションゲームが好きな人にとっては馴染みやすいし楽しめると思う。

タイトルに『2』とついているだけあって当然『1』もあるがどちらも楽しめるアプリ。
システムはほぼ同じなのでどちらから始めて問題ないが、グラの進化やボリューム的にはやはり2が優れているのでまずは2から始めて気に入れば1も、という流れがいい。

とにかく強いキャラを入手して無双する、みたいな札束で殴り合うゲームに馴染めない人にオススメです。