2017年08月23日
7年後で待ってる
全体評価 :★★★★
ストーリー :★★★★
操作性 :★
グラフィック :★★
音楽 :★★★★
課金 :★
先生何歳なの :★★★★★ LEGOランドのような世界で繰り広げられるノベルゲー。
記憶を失った主人公が少しずつ記憶を取り戻しながら『約束』を果たすために奮闘するストーリー。
RPGのような操作が必要だけど実質的にはノベルゲー。はっきり言って操作性は悪いし、普通にノベルゲーシステムで良かったんじゃないかと思うけど、このLEGOランドでノベルゲーはキツイか。
ストーリーはループ物で、所々で見慣れた流れというか王道の『型』のような展開はまぁいい。
『章』毎にシーンが細かく分かれていて、各章は意味深な終わり方をしている。でもそこでプレイヤーに「え、そうなの?」と思わせておいてその後であっさりと「やっぱあれはないわー、なかったわー」とやられるとちょっと萎える。
『夕凪の丘にて僕は』でも書いたけどどうしても前例のあるストーリーと被って見えてしまうのは、自分でも損してるなぁ、と思う。
中でも、この手の感動させようとしているゲームで「約束だよ」のワードはもはや禁句だろうと。目にした瞬間にうぐぅとかたい焼きとか忘れてくださいとかそういうのが脳裏に浮かぶ。もちろんこれは知らない人にとっては問題ないことだと思うので個人的な問題でしかない。でもここは個人の感想を書きたいように書く場所なので書く。『約束だよ』はダメ、絶対。
それは音楽でも同じことが言えて、フリー音楽を使っているが故の弊害だと思う。
感動的なシーンで知っている曲が流れると意識が現実に戻る。ストーリーにのめり込めない。これももちろん個人の問題だ。
ゲームを作ったことがあったり、著作権フリーの音楽を使わなくちゃいけない経験がある人にはわかると思う。それだけ音楽の印象って強い。どこか別のシーンで聞いたことがある、使ったことがある曲には先入観が生まれる。だからこそもったいない。
俺なんて職場で使っている曲が流れたからな。
もちろん自分の印象に残っている曲なんだから、曲自体は好きだ。気に入っている。でもイメージの問題。
こうした他の作品との比較、やBGMの先入観がなければきっと評価は★5だった。
中盤に少しダレたけど、そんな記憶をなくした上でプレイできれば良かった。レビューにある10代らしきユーザー達の感想を読んでいるとそう思う。
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