今でこそ旨辛ラーメンとなっていますが、オープン当初は「カラメ」と呼ばれ、それがいつしか「赤」になり、その都度マイナーチェンジを繰り返してきた歴史があります。とがしのラーメンの中では一番好きなレギュラーメニューだったので、その変遷に喜んだり、時にはガッカリしたのも良い思い出。今回のリニューアルでは辛さだけではなく痺れもプラスしたとのこと。はたしてどのような出来になっているのか、期待しました。
中盛り無料ですが、身の程をわきまえて並盛りで。辛さと痺れはいずれも「中」でお願いしました。本当なら中盛りにして「しまった、食べ過ぎた」と背徳感に苛まれるのがとがしの醍醐味なのですが(笑)、消化能力も低下しているし年末年始の暴飲暴食で体重もマズい事になっているので、自粛。と言うか、だったらラーメン自体を食べなきゃいいのに・・・。
見た目は従来通りの見慣れた印象。マイナーチェンジしたスープは、以前に比べて辛さがマイルドになった感じかな。以前の中辛はもっと辛かった。痺れもそれほど主張してきません。覚悟したほどの痺れ感はなく、辛さと痺れのバランスをとったような感じかな。もっとインパクトが強いものだと思ったけど、それほどでもありませんでした。以前は食後にもっとダラダラ汗をかいていたような気がするけど。
麺はウエーブのかかった中太麺。弾力のある固めの茹で上がりで、とがしらしさを醸し出しています。でも、以前のとがしの麺はもっと太かったのでは?このスープにこの麺では、ちょっと上品すぎる気がします。以前の太麺の方がジャンク感があって、とがしらしくて好きだったな。
チャーシューは巻かないバラチャーシューで、気持ち厚めで炙ってあります。このチャーシューは美味しかったです。ただ、店内は炙ったチャーシューの香りが充満していて、服まで美味しい匂いになりそうでした(笑
それと「トンコツスープ速成機」?の音が結構うるさかったです。今まで気にしたことがなかったけど、こんなにうるさかったっけ?
夕方になっても胃もたれや胸焼けしなくなったのは、私の体質が変わったからか、それともとがしの何かが変わったからなのか?後悔覚悟で、いつかまた中盛りを食べたいな(大盛りと言えないところが悲しい)。
懐古主義と言われるかもしれないけど、以前に比べて万人向けになったというか、ずいぶん食べやすい大人しいラーメンになったな、って感じ。以前の「かいじ」がそんな感じだったけど、とがしがかいじに近づいていった感じなのかな。マニアックな「とがし」、万人に受け入れられやすい「かいじ」と棲み分けができていたような気がしたんだけど、同じようなコンセプトになっちゃったのかなという印象を持ちました。
大雪でお客さんの出足は鈍かったものの、お昼前くらいには満席になっていました。駐車場の雪かきをしていなかったのは、ちょっと残念です。ブログでどんなにお客さん大事と言ってみても、行動が伴わないと説得力はありません。裏の駐車場はともかく、店の前くらいは除雪しておいてほしかった。確かに男性1名、女性2名の体制では除雪にまで手が回らないのかもしれないけど、客にしてみれば店側の事情は関係ないですからね。通りすがりに、女性従業員が一所懸命店の前の雪かきをしている光景も見かけましたから、そこは商売に対する意識の問題なのかなぁ、とは思いました。
厳しい感想を持つのも、好きだから、期待しているから、なんですよ(笑
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