そんなわけで、しがらみなしで(笑)久々に食べる事ができたのが、荒町に新しく出来た「ふじやま」。誠和の跡地に出来たお店で、噂によると「つけ麺や しずく」とつながりがあるらしい。
店の前に2台分の駐車スペースはあるけど、正直言って駐めづらいです。近所にコインパーキングがあるので、そちらに駐めた方が危なくないかな。11時開店で、時間に合せて行ったのですが続々とお客さんがやってきて5分ほどで満席に。「誠和」同様に券売機制で、店内のU字テーブルをはじめレイアウトは誠和の居抜きって感じです。内装や色使いが変わったので、誠和よりも和のテイストが強く、高級感が増した感じです。いずれにしてもカウンターのみの狭い店内に、店内待ちようの椅子まで並べたので、以前にも増して窮屈な印象は拭えません。
他のブロガーさんの記事で、現在のところは追いサバ節そばと白ふじそばの2種類のみ提供で、黒ふじそばは準備中と知っていたので、今回は追いサバ節そば780円と、替え玉150円をいただきました。
壁には「本日のにぼし」が掲示してあります。ん?「サバ節」の中華そばじゃないの?煮干し?ここらへんの事情が素人の私にはよくわかりません。まぁ、美味しければ難しいことを考えるのはやめよう(笑
提供されて最初に思ったのは「少なめなの?」って事。径の大きなチューリップ型の白い丼は、スープが少なくて済む店側にとってのメリットがあります。しかもその丼を使ってスープが2/3くらいしか入っていないので、見た目の印象が全体的な量も少なめに見えてしまいます。実際には麺量は普通だったのですが、スープはやはり圧倒的に少なかったですね。
このスープ、やはりサバよりも煮干しが強いです。色といい風味といい「まるたけ」さんの「こいにぼ」に負けないくらい濃いテイスト。煮干し好きにはたまらないでしょうけど、魚出汁が苦手な方は遠慮した方がよさそうです。
トッピングは低温チャーシュー2枚、刻みタマネギ、岩海苔、豆苗(?)。トッピングの種類から察するに燕三条系をあっさり系にアレンジした中華そば、というイメージになるのかな?
麺は白くて細いストレート麺。最近、乃木製麺というキーワードを耳にすることが多くなったけど、こちらの麺も乃木製麺製らしい。ザックリした食感で、結構あちこちの店で見かける麺なので目新しさは感じないし、この麺がこのスープに合っているのかも判断しかねます。
むしろ私が興味を引かれたのは替え玉の方です。味付きの替え玉と他の記事で見ていたので、興味津々で頼んでみました。これが個性的で美味しい!麺だけでなく葱と角切りチャーシューが載っているのが嬉しい。粉は煮干しの粉かな?確認しないで食べちゃった。丼の底にはタレが仕込んであるので、よくかき混ぜるといわゆる「まぜそば」状態になって、そのまま食べても美味しい。と言うか、そのまま食べた方が美味しいかも(笑
と言うのも、残ったスープに投入しようと思っても元々スープ自体が少ないので、替え玉を受け止めるにはこの時点ですでにスープがかなり減っています。開店直後で店内が寒かったからかもしれませんがスープもぬるくなっていました。つけ麺みたいに食べるとか、麺の方にスープを入れるとか、いろいろ工夫をして食べた方がいいかもしれません。
多少問題と思われる点もなきにしもあらずですが、総じて美味しかったです。お値段も高めだけど、レベルも高いと思いました。特に替え玉はとても魅力的でした。ただ、替え玉も普通に1玉分あるので、小腹の私には結構キツかった。誰かを誘って来たときに、相手をそそのかして注文させて、私は御相伴にあずかるのがベストかな(笑
追いサバはかなり煮干し濃いめで、スープが冷めると膜が張るほど。白ふじは名前のイメージからすると追いサバほど濃くはないのかな?是非、白ふじも食べてみたいと思いました。
女性客も多く、かなり繁盛していました。新店なのにすでにハードルの高いお店です。
11:00〜 木曜定休?
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