2008年12月29日
特定外来生物
96種
生態系や人に悪影響を及ぼす恐れがあり、外来生物法で特定外来生物として輸入や飼育が
禁止されている種の数。ペットや食用、観賞用で国内に持ち込まれたり、紛れ込んだりした。
北海道ではアライグマの農業被害が年3000万円以上。
鹿児島県・奄美大島ではマングースがアマミノクロウサギなど希少種を襲う被害が出ている。
特定外来生物
生態系や人に悪影響を及ぼす恐れがあり、外来生物法で特定外来生物として輸入や飼育が
禁止されている種の数。ペットや食用、観賞用で国内に持ち込まれたり、紛れ込んだりした。
北海道ではアライグマの農業被害が年3000万円以上。
鹿児島県・奄美大島ではマングースがアマミノクロウサギなど希少種を襲う被害が出ている。
特定外来生物
分類群 | 種数 | 代表的な種 | 移入のきっかけ |
哺乳類 | 20 | アライグマ ジャワマングース | ペット ハブ駆除 |
鳥類 | 4 | ガビチョウ | ペット |
爬虫類 | 13 | カミツキガメ タイワンハブ | ペット 薬用 |
両生類 | 11 | オオヒキガエル ウシガエル | 害虫駆除 食用、実験用 |
魚類 | 13 | ブルーギル オオクチバス | 観賞用、釣魚 釣魚 |
昆虫類 | 8 | セイヨウオオ マルハナバチ | トマト受粉など |
無脊椎動物 | 15 | ウチダザリガニ セアカコケグモ | 水産資源として輸入品に付着 |
植物 | 12 | ミズヒマワリ アレチウリ | 観賞用など 輸入大豆に混入 |
以上、2008年12月29日読売新聞より引用。
どこの国でも悩まされている「外来生物」。 日本では現在のところ96種が存在するようだ。
むむ?と思ったのが“セイヨウオオ マルハナバチ”。マルハナバチに種類があることを知らなかったが、
セイヨウオオ マルハナバチという外来種が存在していることも知らなかった
「セイヨウ(=西洋)」と付くのだから外来種にはちがいないのだが。。。
そこでちょっとこのセイヨウオオ マルハナバチについて調べてみた。
まず、平成18年(2006年)9月1日に外来生物法に基づく「特定外来生物」に指定され、原則として、
本種の飼養、運搬、保管等が禁止 されている、ということ。
なぜ特定外来生物に指定されたか、、、
もともとは、北海道でのハウス栽培で(トマトやナスの)受粉作業を行なうためにやってきたらしい。
ハウス内では素晴らしい活動をしたセイヨウオオ マルハナバチだが、彼らがハウスの外に出始めると問題が出てきた。
多分に洩れず、外来種のセイヨウオオ マルハナバチは在来種のマルハナバチたちより強く、野生化すると生態系を崩す恐れが出てきた。事実、受粉依存植物が減少したり、在来種のマルハナバチが彼らに駆逐されたり、と、ハウスの外に出たセイヨウオオ マルハナバチは野生化して繁殖すると大変に悪影響を及ぼす存在となってしまったわけだ。
そして、今、野生化したセイヨウオオ マルハナバチは防除対象となり、「防除実施計画 (外来生物法)」により
捕獲されている。可哀相ではあるが、仕方のない(人間のエゴによるお)話。。。
しかし、ハウス栽培においては、今後もセイヨウオオ マルハナバチを使用してゆくとのことだ。
野外に逃げ遂せることがないような施設整備と管理で万策を尽くすらしい。
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