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国際カエル年

両生類 絶滅から救え
子どもには親しまれても、大人には敬遠されガチはカエルやサンショウウオなどの両生類。あちこちにいそうなこの水辺の生き物が、じつは絶滅の危機に直面している。両生類を絶滅から救うため、国際自然保護連合(IUCN)は今年を「AArk2008カエル年」と名付けた。「AArk」とは「両生類の箱船(アンフィビアン・アーク)」の意味。彼らを無事「箱船」に乗せられるよう、国内でも動物園や水族館が種の保存事業に乗り出している。

今年は「カエル年」 動物園が種の保存事業
「池や田んぼで見慣れたカエルも、施設内で繁殖させるとなると、まだわからないことが多いのです」。
東京・上野動物園飼育展示課の山口渉さんは、同園で「種の保全」に取り組むトウキョウダルマガエルを前に説明する。
トウジョウダルマガエルはトノサマガエルに似た体長5〜6センチ・メートルほどの日本固有のカエル。動物園や水族館で展示するカエルは、国内に生息している場合は自然のものを捕まえてくればよいため、その生態についてはあまり研究されてこなかったという。
例えば、オスとメスがペアになるためにはどれほどの広さが適当なのか。産卵に備えて冬眠させるためには、温度や湿度はどれくらいがいいのか。このようなことさえ、飼育のプロである動物園にとっても未知の分野という。
 
両生類は、小さい時はエラを、大人になってからは肺を持つ、魚と陸上の動物の特徴を合わせ持つ動物で、カエルやサンショウウオ、イモリなどがその仲間だ。
しかし、両生類は、池や沼の埋め立てや水質汚染などの環境悪化に加え、カエルツボカビ症と呼ばれる病気の急拡大で世界中で数や種が減っている。特にカエルツボカビ症は、感染するとほとんど死んでしまい、オーストラリアやパナマなどでは多くの種が絶滅している。
IUCNによると、全世界で存在が確認された約6000種の両生類のうち、3分の1から半分が絶滅の危機に直面している。すでにここ数年で120以上の種が絶滅し、脊椎動物の仲間で最も危機的な状況という。
日本ではカエルツボカビ症による大量死の報告はないが、田んぼのあぜ道や水路のコンクリート化などでカエルが住みやすい環境が減った。現実に、国内の両生類65種のうち21種類が、絶滅のおそれがある種として環境省のレッドリストに載っている。
 
こうした状況を受け、IUCNは、種の維持が特に危ぶまれる約500種を世界の動物園や水族館と協力して人工飼育で保存する「両生類の箱船」事業を、2006年に開始。日本動物園水族館協会(JAZA)も、日本固有種の繁殖技術の確立に取り組む。
「特に、沖縄や南西諸島の両生類は島ごとに少しずつ違い、数も少ないため貴重だ。繁殖技術を早く確立する必要がある」と、カエル年のJAZA実行委員会の桑原一司事務局長は説明する。桑原さんが管理課長を務める広島市安佐動物公園では、30年前にオオサンショウウオの繁殖に初めて成功し、以降繁殖を続けている。箱船の先駆例だ。
一般市民にも両生類の危機を知ってもらい、保全事業への支援を訴えるため、全国41の参加施設でも今年、自然観察会や資料展示、募金活動などを行なっている。
カエルは、田んぼの害虫を食べ、ヘビや鳥などのエサになる。人間にとても近い場所で生きてきた動物だ。桑原さんは、「稲作作業の負担低減や合理化はもちろん大切だが、カエルが共存できる工夫も何かできるはず。難しい問題だがみんなで考えていきたい」と、カエルを通じて自然の大切さを呼びかける。

以上2008年6月2日読売新聞より引用。

と、非常に長い記事の引用となりました。
“AArk”とな何なんだと思ったら“Amphibian Ark”だった。両生類という英語は馴染みがないので“AArk”だとアルファベットをただ並べただけかと思ってしまった(^-^;)
ツボカビ菌が騒がれたこともあり2008年はカエル年になったらしい。カエルだけでなく両生類も守りましょうと動物園や水族館で活動を開始している。TOKYO ZOO NET でも「国際カエル年活動宣言」が出され、色々な報告が出されている模様。イベントの一つに「東京でカエルを見かけたヨ!」というのがあり、カエルの目撃情報を募集している。ただし、指定の場所(上野動物園・多摩動物公園・葛西臨海水族園・井の頭自然文化園)に行かないと報告できないので、各園に行けない人は残念ながら報告できない…。
確かにカエルを見かけなくなった。私の住む世田谷でさえ、緑が多いと言われてはいるが、カエルが生息できるような緑ではないので、見かけることはない。コンクリートばかりで土がないのだから当たり前だ。
毎年幼稚園の池にカエルが卵を産みに来たので、オタマジャクシがたくさんいたが、最後に遊びに行ってから16年も経ってしまったので、今はいるのかどうか。私が幼稚園生だった20数年前には、水道のところにイボガエル出現し、「イボがうつるぞー」と皆で騒いで逃げまわったこともあるが、あのイボガエルの子孫は栄えているのかどうか。。。
私の住むマンションの裏にある築50年以上の団地も今年には建て替えで、取り壊されてしまうので、ここに生息していたアマガエルも死んでしまうかもしれない。この団地の周辺は、土も草木花もたくさんあり生き物のいられる場所だったのだ。ここ最近、この場に棲んでいたらしいカエルたちは姿を見せなくなっているので、建て替えを察知してどこかに引越ししたのかもだ。すでに人も住んでおらず、周りをパネルで囲われているのだから、植物はともかく生き物たちはやはり危険を感じて大移動するのだろうと思う。
「東京でカエルを見かけたヨ!」という報告はなかなか難しそうだ。

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