2007年08月17日
北極の氷 最小
北極の氷 最小 温暖化 予想上回る
海洋研究開発機構と宇宙航空研究開発機構は16日、今夏の北極海の海氷面積が、衛生観測の開始以来最小を記録したと発表した。15日に観測した海氷は、530.7万平方キロ・メートルで、2005年9月の過去最小記録(531.5万平方キロ・メートル)を下回った。
これは、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が第4次評価報告書の中で予測した約30〜40年後の北極の状態に近く、温暖化の速度が従来の予想をはるかに上回っている可能性があるという。今夏は、海表面の水温も、氷点下0.8〜0.6度と、2000年以降では最高を記録した。
海氷の減少は9月中旬まで続け、海氷面積はさらに減り続ける見通し。
両機構は1978年から、衛星や船舶を使って北極海の氷を観測してきた。過去最小となった原因については、昨冬、海氷が出来始めた時期が遅く、もともと氷が薄かったために、平年より早い時期から氷が減少、太陽光を反射する氷がなくなったことで、海水が太陽熱を余計に吸収するなどの連鎖が起きたと見ている。シベリア沖には低気圧が発生、強い風邪が多くの氷を大西洋に追いやったのも一因という。
IPCCは、今夏の北極最小海氷面積を約750万平方キロ・メートル、2040年で約550万平方キロ・メートル、2050年で約450万平方キロ・メートルと予測。米国の研究機関などが、実態は予測値よりも30年進んでいると指摘していた。
海洋研究開発機構と宇宙航空研究開発機構は16日、今夏の北極海の海氷面積が、衛生観測の開始以来最小を記録したと発表した。15日に観測した海氷は、530.7万平方キロ・メートルで、2005年9月の過去最小記録(531.5万平方キロ・メートル)を下回った。
これは、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が第4次評価報告書の中で予測した約30〜40年後の北極の状態に近く、温暖化の速度が従来の予想をはるかに上回っている可能性があるという。今夏は、海表面の水温も、氷点下0.8〜0.6度と、2000年以降では最高を記録した。
海氷の減少は9月中旬まで続け、海氷面積はさらに減り続ける見通し。
両機構は1978年から、衛星や船舶を使って北極海の氷を観測してきた。過去最小となった原因については、昨冬、海氷が出来始めた時期が遅く、もともと氷が薄かったために、平年より早い時期から氷が減少、太陽光を反射する氷がなくなったことで、海水が太陽熱を余計に吸収するなどの連鎖が起きたと見ている。シベリア沖には低気圧が発生、強い風邪が多くの氷を大西洋に追いやったのも一因という。
IPCCは、今夏の北極最小海氷面積を約750万平方キロ・メートル、2040年で約550万平方キロ・メートル、2050年で約450万平方キロ・メートルと予測。米国の研究機関などが、実態は予測値よりも30年進んでいると指摘していた。
以上、2007年8月17日読売新聞より引用。
衛星写真によると、昨年に比べて、下の方の氷が極端に減っている。減っているというか欠けてしまったという感じだ。
2007年に予測した30〜40年後の状態になってしまった。温暖化の速度が速くなっているわけだが、これはもしかして、加速すればする程、加速度が上がって氷の消滅が早まるのでは?
今年が30年後の予測値と一致するならば、予測より15倍近い速さで進んでいることになるはずだ。この勢いがとまらないと、現在の約530万平方キロ・メートルは来年には15%程減少して、2050年の予測値約450万平方キロ・メートル大きさになりそうだ。
2007年で2040年の数値、2008年で2050年の数値になってしまう。1年間で10年分の氷が減ってしまう計算になる。このままゆくと、10年も経たずに北極の氷は無くなってしまうのでは…。
ホッキョクグマはどうなってしまうんだろう。
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