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サイコ1998

ヒッチコック版サイコをまるまるリメイクした作品だった。
こんなにピッタンコにリメイクするとは監督は余程のヒッチコック・ファンなんだろーな。
で、結局はヒッチコック版には敵わないですよ。
『サイコ』はという作品は白黒だから良いんだろう。
それに、オリジナルとイメージの違うキャスト陣なので、まるまるリメイクしていても別もののような…なんとも言い難い作品に仕上がっている。
マリオンはオリジナルだと肉感的なのにリメイクでは痩せっぽち。あまり女性的な魅力を感じないすっきりした人だ。
ノーマンは“アンソニー・パーキンス”の気色悪いほどにマッチしたあのイメージが脳裏にこびりついているので、他の人の演技ではどう頑張ってみてもしっくりこない。
60年代を再現しようとしつつ90年代を取り入れているのでミスマッチな感じもする。
気になったのは殺害のシーン。
一見そのまま再現しているようだけど、あの流れる(滑る)ようなナイフ使いが恐怖を煽るところが、残念ながらナイフを“刺す”という使い方をしている。カラーで血の色も映し出される上に、背中にしっかりとナイフが刺さっているのが分かるという現実感がこの殺害シーンを壊してしまっているような気がしてならない。
刺しているようなのだか刺さっていないような…柔らかに“殺し”を表現したところが観ている側の恐怖を数倍にもしてしまった、そこが巨匠ヒッチコックの手腕だったのだと思う。リメイク版はリメイク版なりに恐さやスリルもあるので、こちらを先に観てからヒッチコックの『サイコ』を観るのが良いのかもしれない。
Psycho 1998年アメリカ制作  goo 映画
【監督】ガス・ヴァン・サント
【脚本】ジョゼフ・ステファノ
【キャスト】
ノーマン・ベイツ:ヴィンス・ヴォーン
マリオン・クレイン:アン・ヘッチ
ライラ・クレイン:ジュリアン・ムーア
サム・ルーミス:ヴィゴ・モーテンセン
ミルトン・アーボガスト:ウィリアム・H・メイシー

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