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サイコ

ヒッチコック作品はしっかり観ていないとちりばめられた含みを見逃してしまう…。というわけで、かじりついて観た私です。来週リメイク版サイコが放映されるので、その前に本家本元ヒッチコック版サイコをおさらいしておこうとビデオをレンタル。
マリアンが4万ドルを持ち逃げする場面、私は最初彼女の妄想かなにかなのだと思っていた。現実というよりやはり妄想か夢のような感じを受けてしまうこの場面。職場の人間たちの声が飛び交うところなんかが特に妄想をにおわせている…と思ったのに、持ち逃げは事実であったのだと車の買い替えと新聞購入で気がつき…。持ち逃げしないと話が始まらないもんなあ。
マリアンは婚約者のために会社の金を持ち逃げするようなタイプには見えなかったものだから。
しっかし何でこんな薄気味悪いモーテルに泊まろうと思うんだろう…。
殺されるような時には、変に引き寄せられるものでもあるのだろうか?よく殺人事件で「なぜこんな所に!」というのがあるけれど、それと同等の状態か。敢えて殺してくださいといわんばかりの行動をとってしまうものなのか…。なにかがピッタリ一致しちゃうんだろうなこんなときは。
風呂場で殺されるというのは心底おそろしい…。
生まれたままの姿ってなんて無防備なんだろう。あの場面を直視してしまうと恐怖に和を掛けて恐怖!背後から滑るようにナイフでずさーっと突かれて、血が排水溝に吸い込まれる。
出しっぱなしのシャワーがマリアンの血を止め処なく流し続け、刺されたことでよりもシャワーの流れで「ああ、死んでしまったな」と確認してしまう。そして血の流れと目が重なって浮かび上がる演出は素晴らしいですね。

私が風呂場での殺人に恐怖心を抱くのは、子供の頃にそれこそ想像(妄想)したからに他ならない…。
例えば強盗が侵入したときにちょうど風呂に入っていたとしたら、風呂場のドアが閉まっている時点で人がいることが分かる。電気が点いていてシャワー音でもしていたら尚更!
強盗が侵入時には気がつかず無人だと思い物色していれば、強盗の出す物音がある程度するだろう。
自分が物音に気づき、侵入者がいると気がついたところで風呂場からの脱出は不可能。
ドアを開ければそれこそ音がしてしまう。それじゃあ湯船に潜って蓋するか?って息が続かないでしょ…。絶体絶命だ、なんて無防備な自分…。
考えれば考えるほど恐い。当時は結局助かるための解決策は見当たらなかった。今でもわからないなあ。
そんな中でのサイコのこのシーン、恐いですネ〜。
殺人は物語の前半で中盤以降がさらに恐い…。
アンソニー・パーキンスの演技が気持ち悪いほどに恐いです。目が真に迫っていて演技とも思えません。走り去る姿もなんだか人間離れしている。白黒ならではなのかもしれません。
「ノーマン!ノーマン!!」というお母さんの声。お母さんは本当にいるのか!?という謎も最後の最後でビックリ。探偵のアーボガストが殺された時には犠牲者が増えるのかとも思ったけど必要以上には殺さないところがヒッチコック?サムとライラが無事で良かったな。

ラストのノーマンの顔が!!

Psycho 1960年アメリカ制作  goo 映画
【監督】アルフレッド・ヒッチコック
【脚本】ジョセフ・ステファノ
【キャスト】
ノーマン・ベイツ:アンソニー・パーキンス
マリアン・クレイン:ジャネット・リー
サム・ルーミス:ジョン・ギャヴィン
ライラ・クレイン:ヴェラ・マイルズ
ミルトン・アーボガスト:マーティン・バルサム
サイモン・オークランド
ジョン・マッキンタイア
ジョン・アンダーソ
パトリシア・ヒッチコック

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