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ファーブル「昆虫記」の世界展

こんなことって初めてだ。入場したらお客は私一人。閉館1時間半前くらいに入ったはずだから、丁度誰もいない時間帯だったのかも、だ。貸切状態で展示を見られるなんて嬉しい(°ω°=)一生に一度の体験!(に違いない)。
実はまだ『ファーブル昆虫記』を読んだことがない。『夕焼けの詩』で一平くんが読んでいるのを見ると「読むぞ!」と思うのに、結局ぜんぜん読んでいない…。子どもの頃に読まなかったのがいけないのだ(反省)。
読んではいなくとも『ファーブル昆虫記』といえば“フンコロガシ”。転がしているものが糞であっても、その転がす姿や動作が愛らしいフンコロガシ。まるで運動会の大玉転がしの動きだ。
とても地味な昆虫だけれど、その地味な昆虫を地道に研究し続けて、その生態を本にまとめたファーブルはとても凄い人だ。そして煌びやかなものよりも地味なものを独自の方法で研究するという、自分の道をゆく生き方を持つ素敵な人。周りに左右されたり躍らせれたりしない、心の一本通った、信念のある人が私は好きだ。
そういう人であるジャン=アンリ・ファーブルを私は尊敬している。今回の展示を見て益々尊敬の念が強まった。
挿絵のバランスが悪かったり不正確であったりすることを気にしていたファーブルは、『昆虫記』に挿絵を入れることを嫌がって、当時刊行されたものは挿絵の一切ない本になっていたそうだ。昆虫を紹介している本に挿絵がないのは致命的なことで、出た当初は売れ行きもよろしくない本だったらしい。カタログ(奥本大三郎教授)によるとフランス語の原題では『Souvenirs entomologiques -Etudes sur l'instinct et les mœurs des insectes』で、日本語に訳すと『昆虫学的回想録 ―昆虫の本能と習性に関する研究』というさも難しそうな一般人向けでないタイトルが付されていたそうだ。せっかく万人向けに書いたというのに、いかにも専門書なタイトルだ。これも売れなかった理由の一つ。確かに物好きでなければ手に取りそうにない感じがする。
しかしその後出た決定版(1920-24年)では、息子ポールが撮影した昆虫(標本)の生態写真が資料として追加されている。その写真が今回たくさん展示されていたというわけだ。恐らく今回の目玉はこの写真だと思う。
はじめは標本の写真だなんて思わなかったので、動く昆虫をうまく捉えた写真だと思って見ていた。ところどころホワイトやグレーを使って修正してあるのも、資料として使うためだからだと思っていたのだが、写りの悪い部分やテグスなどを修正するためだったらしい。なかには、写真の隣に印刷されたものが展示してあって、本にはこんな感じで掲載されたのだなと分かるものもあった。しかししかし、写真に写っている昆虫が標本だとは目を凝らしてみて初めて納得だ。《クシヒゲカマキリとその幼虫》や《地中から出てくるセミの幼虫》、《母の背に急ぐドクグモの子》あたりは一体どうやって撮ったのかと危うく(?)騙されるところだった。カマキリがさりげなく全員カメラ目線なのだからもっと早く気づきそうなもんだけど(苦笑)。む…《スズカエル》の写真も標本(剥製)だったということかな?
2匹ともなかなか愛らしい顔つきをしていたのに。。。カエルカエル
それから、ファーブルが嫌がっていた挿絵も展示されていた。作者不詳のペン画で、とても綺麗で完成度の高い挿絵。どの昆虫記に掲載されているのかは記されていなかったので分からない。絵自体は1879年と1900年に描かれていて古い。1879年の絵には「J」と「A」を組み合わせたようなマークがあるのでファーブルが描いたものかなとも思ったのだけれど…ファーブル自身が絵を描く人だっただけに、これらを描いたのではないかという気がしてならない。1900年に描かれた絵は《ツキガタダイコクコガタ》と《コエンマムシ》が可愛らしい。《ムスティリカツオブシムシ》の絵は緻密で秀逸な作品。マイマイの絵は殻の模様が浮き出て見えて写真並み!

そして!海洋堂フィギュアの展示!!『ファーブル昆虫記フィギュア』はセブンイレブン限定でPETボトルに付いていたもの。(こちらのサイトでフィギュアの写真が見られます食玩・ガチャポン・フィギュアコレクション:セブン・イレブン限定企画 海洋堂フィギュアコレクション ファーブル昆虫記)。さすがに海洋堂フィギュアはよく出来ていて綺麗。海洋堂フィギュアミュージアムに展示されている《ヒジリタマオシコガネ(スカラベ・サクレ)の暮らし》などのフィギュアも飾られていて楽しい。特にこのスカラベ・サクレの暮らしは長い時間眺めてしまった…!

『ファーブル昆虫記の虫たち』で挿絵を描いている熊田千佳慕さんの絵は産毛(?)まで描いてくれ!と言わんばかりの細密さ。拡大鏡で覗いたらこんな風に映るのだろうという絵だ。ここまで情熱をこめて細部までしっかりと昆虫を描けるなんて、もう神の手に近い気がしてならない。観察したってこうはゆかないよ。
それから昆虫の写真を撮っている今森光彦さん。《オオカマキリ》と《ナナホシテントウ》の写真が私は好き。望遠使って撮るにしてもどうして昆虫をこういう感じに撮れるのか不思議だ。《ニイニイゼミ》の羽化の様子、ちょうど出てきたところはきっと何時間も張っていて撮った一枚なのだろう。真正面からのセミの姿はSFに出てくるエイリアンのような感じ。脱殻もエイリアン。羽化したての緑色というのはなんとも表現しがたい色。図鑑に載っている写真で見た羽化の姿に比べると、この写真はまったく別ものに思える。今にもこちら側に飛び出して来るのではないかという勢いがあって弱弱しい感じがしない。
以上が私の見た「ファーブル昆虫記の世界展」。
私が出て行く頃に一人だけ男性が入ってきた。たぶんその人も貸切だネ。

〒157-0062 東京都世田谷区南烏山1-10-10



チューリップ熊田千佳慕さん挿絵の『ファーブル昆虫記の虫たち』(熊田千佳慕著 / 小学館)
ファーブル昆虫記の虫たち(1)
ファーブル昆虫記の虫たち(2)
ファーブル昆虫記の虫たち(3)
ファーブル昆虫記の虫たち(4)
ファーブル昆虫記の虫たち(5)


電球鳥山明さん挿絵の『ファーブル昆虫記』(奥本大三郎著 / 集英社文庫)
ファーブル昆虫記(1) ふしぎなスカラベ星オススメ!!
ファーブル昆虫記(2) 狩りをするハチ
ファーブル昆虫記(3) セミの歌のひみつ
ファーブル昆虫記(4) 攻撃するカマキリ
ファーブル昆虫記(5) カミキリムシの闇の宇宙
ファーブル昆虫記(6) 伝記虫の詩人の生涯

朝日今森光彦さんの本
今森光彦ネイチャーフォト・ギャラリー不思議な生命に出会う旅・世界の昆虫』(今森光彦著 / 偕成社)
世界昆虫記』(今森光彦著 / 福音館書店)
昆虫4億年の旅』(今森光彦著、東京都写真美術館 / 新潮社)

国際カエル年

両生類 絶滅から救え
子どもには親しまれても、大人には敬遠されガチはカエルやサンショウウオなどの両生類。あちこちにいそうなこの水辺の生き物が、じつは絶滅の危機に直面している。両生類を絶滅から救うため、国際自然保護連合(IUCN)は今年を「AArk2008カエル年」と名付けた。「AArk」とは「両生類の箱船(アンフィビアン・アーク)」の意味。彼らを無事「箱船」に乗せられるよう、国内でも動物園や水族館が種の保存事業に乗り出している。

今年は「カエル年」 動物園が種の保存事業
「池や田んぼで見慣れたカエルも、施設内で繁殖させるとなると、まだわからないことが多いのです」。
東京・上野動物園飼育展示課の山口渉さんは、同園で「種の保全」に取り組むトウキョウダルマガエルを前に説明する。
トウジョウダルマガエルはトノサマガエルに似た体長5〜6センチ・メートルほどの日本固有のカエル。動物園や水族館で展示するカエルは、国内に生息している場合は自然のものを捕まえてくればよいため、その生態についてはあまり研究されてこなかったという。
例えば、オスとメスがペアになるためにはどれほどの広さが適当なのか。産卵に備えて冬眠させるためには、温度や湿度はどれくらいがいいのか。このようなことさえ、飼育のプロである動物園にとっても未知の分野という。
 
両生類は、小さい時はエラを、大人になってからは肺を持つ、魚と陸上の動物の特徴を合わせ持つ動物で、カエルやサンショウウオ、イモリなどがその仲間だ。
しかし、両生類は、池や沼の埋め立てや水質汚染などの環境悪化に加え、カエルツボカビ症と呼ばれる病気の急拡大で世界中で数や種が減っている。特にカエルツボカビ症は、感染するとほとんど死んでしまい、オーストラリアやパナマなどでは多くの種が絶滅している。
IUCNによると、全世界で存在が確認された約6000種の両生類のうち、3分の1から半分が絶滅の危機に直面している。すでにここ数年で120以上の種が絶滅し、脊椎動物の仲間で最も危機的な状況という。
日本ではカエルツボカビ症による大量死の報告はないが、田んぼのあぜ道や水路のコンクリート化などでカエルが住みやすい環境が減った。現実に、国内の両生類65種のうち21種類が、絶滅のおそれがある種として環境省のレッドリストに載っている。
 
こうした状況を受け、IUCNは、種の維持が特に危ぶまれる約500種を世界の動物園や水族館と協力して人工飼育で保存する「両生類の箱船」事業を、2006年に開始。日本動物園水族館協会(JAZA)も、日本固有種の繁殖技術の確立に取り組む。
「特に、沖縄や南西諸島の両生類は島ごとに少しずつ違い、数も少ないため貴重だ。繁殖技術を早く確立する必要がある」と、カエル年のJAZA実行委員会の桑原一司事務局長は説明する。桑原さんが管理課長を務める広島市安佐動物公園では、30年前にオオサンショウウオの繁殖に初めて成功し、以降繁殖を続けている。箱船の先駆例だ。
一般市民にも両生類の危機を知ってもらい、保全事業への支援を訴えるため、全国41の参加施設でも今年、自然観察会や資料展示、募金活動などを行なっている。
カエルは、田んぼの害虫を食べ、ヘビや鳥などのエサになる。人間にとても近い場所で生きてきた動物だ。桑原さんは、「稲作作業の負担低減や合理化はもちろん大切だが、カエルが共存できる工夫も何かできるはず。難しい問題だがみんなで考えていきたい」と、カエルを通じて自然の大切さを呼びかける。

以上2008年6月2日読売新聞より引用。

と、非常に長い記事の引用となりました。
“AArk”とな何なんだと思ったら“Amphibian Ark”だった。両生類という英語は馴染みがないので“AArk”だとアルファベットをただ並べただけかと思ってしまった(^-^;)
ツボカビ菌が騒がれたこともあり2008年はカエル年になったらしい。カエルだけでなく両生類も守りましょうと動物園や水族館で活動を開始している。TOKYO ZOO NET でも「国際カエル年活動宣言」が出され、色々な報告が出されている模様。イベントの一つに「東京でカエルを見かけたヨ!」というのがあり、カエルの目撃情報を募集している。ただし、指定の場所(上野動物園・多摩動物公園・葛西臨海水族園・井の頭自然文化園)に行かないと報告できないので、各園に行けない人は残念ながら報告できない…。
確かにカエルを見かけなくなった。私の住む世田谷でさえ、緑が多いと言われてはいるが、カエルが生息できるような緑ではないので、見かけることはない。コンクリートばかりで土がないのだから当たり前だ。
毎年幼稚園の池にカエルが卵を産みに来たので、オタマジャクシがたくさんいたが、最後に遊びに行ってから16年も経ってしまったので、今はいるのかどうか。私が幼稚園生だった20数年前には、水道のところにイボガエル出現し、「イボがうつるぞー」と皆で騒いで逃げまわったこともあるが、あのイボガエルの子孫は栄えているのかどうか。。。
私の住むマンションの裏にある築50年以上の団地も今年には建て替えで、取り壊されてしまうので、ここに生息していたアマガエルも死んでしまうかもしれない。この団地の周辺は、土も草木花もたくさんあり生き物のいられる場所だったのだ。ここ最近、この場に棲んでいたらしいカエルたちは姿を見せなくなっているので、建て替えを察知してどこかに引越ししたのかもだ。すでに人も住んでおらず、周りをパネルで囲われているのだから、植物はともかく生き物たちはやはり危険を感じて大移動するのだろうと思う。
「東京でカエルを見かけたヨ!」という報告はなかなか難しそうだ。

ホッキョクグマ:米絶滅危惧種に指定

IUCNレッドリスト2006年版では「保護対策依存種」(LR/cd)から絶滅のおそれの高い「危急種」(VU)に変更されているホッキョクグマ。
本日の読売新聞では米国が「米絶滅危惧種保護法」の対象種に指定したとのこと。
以下、2008年5月15日読売新聞より引用。

ホッキョクグマ 絶滅危惧種に
ケンプソーン米内務長官は14日、地球温暖化で北極海の生息圏が脅かされているアラスカ州のホッキョクグマを「米絶滅危惧種保護法」の対象種に指定した、と発表した。
米政府が、特定の野生動物について、温暖化の影響で絶滅する恐れがあると公的に認定したのは初めて。
長官によると、北極海ではこの数十年、ホッキョクグマの移動や餌の捕獲に不可欠な海氷が温暖化の影響で激減し、「このままではホッキョクグマは約45年後には絶滅の危機に直面する」としている。
一方で同長官は、「今回の指定を根拠に温室効果ガスの排出規制を進めるのは不適当だ」と述べた。

「約45年後には絶滅の危機に直面する」と言っておきながら、CO2などの削減については保留にしているところが矛盾している。何をどうしたいのかがよく分からない発言だ。
アメリカはどうしても温室効果ガス排出規制にGOサインを出したくないらしい。


北極海の氷

北極の氷 今夏最小か
地球温暖化が影響
昨年9月に観測史上最小を記録した北極海を覆う氷の面積が、今夏さらに縮小する可能性の高いことが、宇宙航空研究開発機構が行なった衛星の画像分析で明らかになった。
北極海の氷は、冬と夏で周期的に増減を繰り返しながら、地球温暖化の影響で年々減少すると考えられている。この冬は、例年並の広さまで回復したことが衛星観測で確認されていた。
宇宙気候は、米航空宇宙局の地球観測衛星に搭載した日本製機器を使った観測で、暑さのある古い氷(多年氷)の領域が減っていることを確認した。過去6年間の4月20日の画像を比べると、多年氷を示す濃い水色の領域が2005年以降徐々に減り、今年は2005年の半分近くになった。特に北極点付近では、多年氷が消えてしまった。
氷は薄くなるほど気温や水温の影響を受けて解けやすいことから、宇宙機構は「今夏の記録更新の見通しが強まった」としている。

以上、2008年5月11日読売新聞より引用。


毎年“今夏最小か”という見出しの記事が出るのではないかと思う。
そのうちに“北極の氷 消滅か”になりそうだ。
この冬はあまり寒くならなかったので、北極の氷の増量も少なかったのではないかな。広さが例年並みでも、厚さは例年並みとはならないのだろうと思う。昨年の夏に大崩壊が起きていて、氷の厚みは確実に薄さを増しているのだから。厚みがなければ、また簡単に融解して崩壊につながるのだろう。
記事による「多年氷」部分もこの2〜3年で相当減っているようだし、アル・ゴア著『不都合な真実』に載っているように、「氷の一部が溶けると海面が太陽熱を吸収してしまう。すると、水温が上がり、その付近の氷の縁(ヘリ)がさらに溶けやすくなる」という「自己強化型フィードバック」が現実に北極の氷で起きているということだ。
今夏、北極の氷はどのくらいのサイズになるのだろうか?

≪関連記事≫
北極海 海氷崩壊 (2007/11/26)
北極の氷 最小 (2007/08/17)

桜
(デジカメ使用)

永井荷風のシングル・シンプルライフ KAFÛ NAGAI 

永井荷風の作品はほとんど読んだことがないけれど、彼のマイペースな生活は良いなあと思った。
生涯独身だったからこそこんなにマイペースな暮らしができたのだろう。
たしかにシンプルな暮らしぶりなのだが、シンプルな中にも充実感がある。
ちょっとしたこだわりが、そういう感じをかもし出しているのかもしれない。
フランス料理店のメニューを持って帰ってきて、しっかりととっておくところなんかはカワイイじゃあないか。
まさか死んだ後に、展覧会でそれが引っ張り出されているとは、思いもよらぬ出来事だろう。
あの世で苦笑いもしくは大笑いしているんじゃないかと思ってしまう。
作家さんというのはやはり美食家が多い。
〒157-0062 東京都世田谷区南烏山1-10-10

ヘビイチゴの花

ヘビイチゴの花
ヘビイチゴの花は黄色い色が光って見えてとても綺麗。
3月の柔らかな日差しを受けて殺風景な地面に花を添えています。
(デジカメ使用)

春の訪れ

花と虫と
花と虫と。 (デジカメ使用)

手付かずの海4%

手付かずの海4% 人間の影響数値化 米国立センター
日本周辺を含む世界の海の4割が人間活動の強く受けており、影響をほとんど受けていない手付かずの海域は約4%にすぎないことが、米国立生態系分析・統合センター(NCEAS)などの研究で分かった。米科学誌サイエンスの最近号に発表された。
研究チームは、過去の調査データをもとに、海洋汚染や漁業、気候変動など17項目について、人間活動が海の生態系に影響を与えている程度を数値化し、影響の強い赤色から弱い青色までの6段階で世界地図に示した。
最も影響が大きかったのは、日本の領域を含む南・東シナ海、東カリブ海、北海の三つの海域で、逆に影響が最も少なかったのは北極、南極周辺だった。
漁業資源の豊富な大陸棚、エビや魚などの動植物が多く生息する岩礁、サンゴ礁、海山などが深刻な影響を受けていた。

以上、2008年2月25日読売新聞より引用。


“海には不思議がいっぱい”だなんて言うのに、人間の影響をほとんど受けていない海はたった4%…人間の活動は地球上のどこもかしこにも広がっているらしい。深海には謎が多いらしいけれど、日本の「しんかい」で潜って、未知とされる生物を撮影してテレビで流しているところを見ると、影響を受けていないところが4%しかない、というのも頷ける。
たしかに、長時間潜れない体である人間にとっては海の中はどうなってるんだ?と興味津々で、海賊キッドの宝が〜なんて聞くと、海にロマンを感じてしまう。そういうちょっとしたことが、手付かずの海を減少させる一端を担っているのではないかとも思う。最大の影響は漁業で、これでもかという程に獲った挙句に、余った分は腐らせる前に廃棄されているという、海を根こそぎ食い尽くそうというやり方でごみを出し、そのごみが海洋汚染の原因にもなっているという最悪の循環がある。
もう来年には手付かずの海は0%になっているかもしれない。

ハイイロオオカミ絶滅逃れる

以下、2008年2月23日読売新聞より引用。

ハイイロオオカミ「絶滅」逃れる
乱獲などで絶滅が心配されていた米国ロッキー山脈のハイイロオオカミの個体数が回復したとして、米国政府は21日、近く絶滅危惧種の指定を解除すると合評した。
米魚類野生生物局によると、ロッキー山脈北部のアイダホ、モンタナ、ワイオミングの3州に、1500頭以上のオオカミが生息し、うち100組以上のペアが繁殖活動に入っていることが確認された。
米政府は、激減していた同地区のハイイロオオカミを1970年代中盤に絶滅危惧種に指定し、乱獲や売買などを禁じて、保護政策を続けていた。
指定の解除で、この地区では今秋にもオオカミの狩猟が認められる見通し。魚類野生生物局は「保護活動の素晴らしい成功例として誇りに思う」と成果を強調しているが、AP通信によると、環境保護団体の一部は「決定は時期尚早」と反発している。

個体数が回復したことで絶滅危惧種の指定を解除するのはよいが、さってばさで狩猟を認めるとはどういうことなのだろう。何のために保護をして何のために個体数回復を目指したのか、これでは狩猟を再開させることが保護の目的だったということにはならないのか。また乱獲が目立って個体数が減少したあかつきには、絶滅危惧種の指定をして保護をすれば良い、ということではなかろう。結局のところ絶滅さえ免れれば万事解決というふうに感じてしまう。
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