2017年02月04日
愛犬のクローン販売
韓国で始まったペットのクローン販売サービス。ソウルにある「スアム生命工学研究所」によって2006年から開発を進め、現在では800匹以上のクローン犬を販売したといいます。
死んだはずの愛犬がまたあなたのもとに帰ってくる?!そんなクローン複製サービスが約1000万円で実現可能です。
以前よりクローン技術は技術的に可能と言われていましたが、倫理的観点から実行されることはありませんでした。それが世界に先駆けてか出し抜いてか、実現されていたのです。
高価な価格設定から、やはり顧客は富豪やセレブなどのお金持ちのようです。1000万円と高価ながらも、世界中から注文が殺到しています。
依頼するのはペットを買っていた愛犬家だけでなく、優秀な軍用犬や警察犬を量産するための注文もあります。
必要なのは皮膚細胞だけ
クローン作製に必要なのはオリジナルの皮膚の一部の細胞だけです。オリジナルが亡くなった後でも同じDNAのクローン犬を作り出すことができます。
まったく同じDNAですが、記憶は引き継ぐわけでないので飼い主になつくかどうかは別問題です。やんちゃに育ってしまったりと性格も変わるかもしれません。
賛否両論
「人間が踏み込んではいけない領域に入ってしまった」と批判する人もいれば、「もともとペットそのものが、野生の犬猫を飼いならしたもので、人間のエゴなのは今に始まったことではない」という人もいます。
韓国は犬を食べる文化もあるため、犬を家畜として考えたり私たちと命の感覚が違う部分もあるかもしれません。
ペットには出会いと別れ、生と死があります。「死を受け入れて乗り越えることで人が成長できる教育の面もある。」という人もいます。その考えも分かる一方で、一緒に過ごした家族が亡くなった時にまた戻ってくる技術があるとするなら、そこにお金をかけてもいいと思う気持ちも分からないでもないです。
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