SIROKURONO

8話<ランキング戦>エピソード1


━━　能力試験場　━━
　(ここは能力試験場　3ヶ月毎に生徒が能力をする試験場である。)

　(頭脳　体力　武術　射撃　そして超能力の総合評価でランクを決めれ段階は、E D C B Aの5段階に分けられている)

(ランクの恩恵はランクCからあり、ランクCは校内の設備を自由に使用する事が出来る。ランクBは学園内の依頼を受けることができ...そしてランクAは学園に来た外からの侵入者や犯罪者を現行犯逮捕が逮捕状無しで許可される。)

（そして...ランクAの上位4名は、学園のルールを決めたりする事や学園外に出ることが許可される。)

(学園の上位4名は代表となり、全国選抜にエントリーされる)

花音「じゃあ！私は能力測定に行ってくるね！」
アリサ「うん！頑張ってね奏。」
（午前の部がランクE〜ランクB能力試験で、ランクAからは午後の部から実戦試合。
能力試験でランクAと選ばれた生徒も午後の部から参加できる。）

...私は実戦試合の前に能力のウォミングアップで練習場に向かうことにした...

━━ 練習場 ━━

（私には能力が無くて変わりに魔術を使うことができるのだけど...学園では能力って事にしている。私の魔術では気体..固体..液体を凍らせたりできる..能力で言うならば絶対零度ってものなのかな？）

？？？「お〜い！そこの小さいやつ」

アリサ「...？」

？？？「ああそう！君だよ〜」

アリサ「なんでしょうか？」
(身長は私と同じくらいで大きめの白衣のを来てる人だった)

？？？「練習してるとこ悪いけど〜君見たいのが四天王争いに首を突っ込まないで欲しいな〜見てるとムカムカするから〜」

アリサ「おっしゃてる事がわかりません...」

？？？「だ〜か〜らランキング試合に君みたいな雑魚は来るなって言ってんの〜わかる？」

アリサ「...あの！...出る出ないは私に権利があるかと思います！」

？？？「めんどいな〜...じゃあ強引に君には試合出れないようにここで潰してあげるよ〜」

アリサ「...！」(体が動けない...)

？？？「どう？動けないかな？僕の能力は睨んだ相手を麻痺させることが出来るの〜」

？？？「そうだな〜君には開発中の毒薬の実験を試させて貰おうかな〜」

...（白衣の少女は注射器を私の腕に刺してきた）

アリサ「...ん...ぁぁあ...」

...（...体が熱くて気が狂いそう...目の前が真っ暗になってきた...）

？？？「ふふっあはははは！しばらくは動くなよ！死ぬかも知れないし」

...（白衣の少女は去っていった...）
（体に力が入らなくて呼吸も上手く出来なくて苦しい...このまま死ぬのかな...）

...おねーちゃん.....おねーちゃんてば！...

  (誰かの声が聞こえる...)

...ねぇ...起きてよ...おねーちゃんが起きなかったら私...

（...この声はルミア...）

ルミア「今解毒するからちょっとだけ我慢してね！」

（...あれ？...体が軽くなっていく...）

アリサ「あれ？私？」

ルミア「ここで倒れたけど覚えてないのかしら？」

アリサ「...う...ん...白衣の少女に襲われたてから覚えてないかな...」

ルミア「.......」

アリサ「ルミアありがとう！体が楽になったのってルミアがした魔術なんでしょ？」

ルミア「...ええ」

アリサ「...でもどうして私が倒れてることに気づいたの？」

ルミア「...偶然見つけたのよ...」
「今は体は動かさないで...お姉ちゃんの友達呼んでるからそろそろ来ると思うわ」

花音「ルミアちゃん大丈夫？」

アリサ「今は大丈夫...だけど頭がぼーとする」

ルミア「後の事は任せたわよ...」

花音「どこ行くつもり？」

ルミア「.....敵討ちとでも言っときましょうか...現在の四天王ってランクAの生徒を一人一人標的にして潰して四天王を独占してるって話を聞いたの...直接縄張りに行くわ...」

花音「いくらなんでも四天王を4人相手はルミアちゃんでも無理だよ！」

ルミア「関係ないわ...」

アリサ「待って...ルミア！...私は大丈夫だから...ルミアにもしもの事があったら...」

ルミア「...大丈夫よ！」

アリサ(...普段無表情のルミアだけど...微笑んで去っていった...)

8話〜end〜