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まじつし と発音すると言い易い

 私が少しライトノベルから目を離している隙に、秋田禎信が「魔術師オーフェン」の新シリーズを刊行している。二年ほど前にひっそりと出た限定生産の秋田禎信BOXに単行本で収録されていたものだが、さらにその続きが書かれているようだ。一度は完結した同シリーズの長編も新装版として出版し直されている。番外短編に当たるはぐれ旅シリーズの方はこちらの売り上げ次第とのことだ。
 かつて神阪一の「スレイヤーズ」と肩を並べて爆発的な売り上げを誇った同シリーズの再開は素直に嬉しい(もっとも、私は同作者の「エンジェル・ハウリング」の方が圧倒的に好きで、件のBOXも同時に収録されていたエンジェル・ハウリングの番外編目当てで買ったのだが)。
 とまれ、ライトノベルにしてはむやみに複雑で、全十巻のうち初めの六巻ほどは秋田信者さえも信仰心が試されるほどの難解さに満ちているエンジェル・ハウリングよりは魔術師オーフェンの方がとっつき易さは上であろう。というよりは、比較にはなるまい。
 魔術をメインに据えながら、一般的なライトノベルにおけるそれほど万能ではなく、可能ならば接近して踏みつけた方が強いという、なかなか身も蓋もない設定は当時はいろいろな意味で斬新であった。それでいてギャグではなく、あくまでシリアスに話が進むのだから不思議な雰囲気の作品だ。
 魔術師オーフェンにはリアルタイムで読んでいた私はいろいろと文句もあったが、なんだかんだで刊行分は番外編と角川ミニ文庫も含めて全部読み切ったのだから、結局はこの新シリーズにも手を出すことになるのだろう。三冊程度の長さを予定しているようなので、再開せずに綺麗に終わっておけばよかったのになどと思うような、間延びした展開のダレたものにはならなくて済みそうだ。
 ……ただ、単行本で刊行されるために無駄に高いのだが、かつての富士見ファンタジア文庫ではなく、自社文庫を持たないTOエンタテイメントからの刊行とあれば、致し方ないだろうか。

限定版BOXに収録されていた分の二冊と。

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こう寒いと何故かやたらと美味そうに見える。



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