在宅介護の落とし穴 転職で訪問サービスが一部打ち切られるワケ
️在宅介護で成功するコツは
親の衰えが進むと、介護のために仕事を辞める選択をする人も少なくない。
その先には、どんな現実があるのだろうか。
ここから詳しく説明していきます。
⏹️都内在住の女性・Aさん(48才)
在宅介護を成功させる「介護保険サービス」
夫婦ともにフルタイムで働いていたので、同居している夫の母親の介護のため、平日はヘルパーさんに来てもらっていた。
あるときからトイレの場所すらわからなくなり、夫と話し合って、私は在宅勤務が可能な仕事に転職した。
『これでヘルパーさんのいない時間も安心だ』と思っていたが、そのとたん『訪問介護サービスの一部を打ち切る』と告げられてしまった。
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・訪問介護員(ホームヘルパー)の業務
利用者の体に触れる「身体介護」
部屋の掃除や調理、洗濯などの「生活援助」
この2つに大別できる。
介護保険制度にルールがあり、『生活援助』のサービスは日中に同居する家族がいる場合、原則として受けられないことになっている。
“介護離職”してしまってから気づく人も多い。
施設に入れる金銭的余裕もなく、親ひとり、子ひとりで在宅介護を行う親子の間では、親の容体が悪化するとともに子供が仕事に行けなくなるケースもある。
親の年金を命綱に自宅で介護を続けるが、いくら在宅介護が安上がりとはいえ、家賃と2人分の生活費を支払い続けるのは厳しい。
介護につきっきりになるほど、新たな職につく機会は失われる。
介護離職は、こういった負の連鎖につながる恐れもある。
️介護保険の支給上限を超えてしまったというケース
⏹️埼玉県の女性・Bさん(50才)
81才の父は要介護3。
先月は私が体調を崩したこともあり、ヘルパーさんにいつも以上にお世話になった。
支給上限の27万円を使い切った後も、平日昼間の1時間だけヘルパーさんに来てもらって、父の面倒を見てもらった。
⏹️上限を超えた介護サービスの利用料金は、全額自己負担となる
「生活援助」であれば、1時間だいたい2300円程度。
「地域にあるシルバー人材センターの家事代行サービスに切り替えれば、時給1200円程度で対応してくれる。
食事の準備や洗濯、掃除など、ヘルパーさんの『生活援助』と変わらないことはやってもらえる。
⏹️介護離職をして『生活援助』が打ち切られた場合も利用可能
自治体がおむつ代を助成
ボランティア団体が高齢者の話し相手になってくれる傾聴サービス
介護保険以外にも数々の独自のサービスがある。
便利なサービスを安く利用することが、在宅介護で成功するコツである。
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2020年06月29日
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