2018年11月04日
国家試験解説「基礎栄養学(No.78)」
Q78.ビタミンの構造と機能に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)β-カロテンは、小腸でロドプシンに変換される。
(2)活性型ビタミンDは、細胞膜上の受容体と結合する。
(3)ビタミンEは、LDLの酸化を防ぐ。
(4)ビタミンB12は、分子内にモリブデンをもつ。
(5)酸化型ビタミンCは、ビタミンEにより還元型になる。
【解説】…正答(3)
(1)誤り。β‐カロテンは、小腸でレチノールに変換される。
なお、ロドプシンは、ビタミンAとおプシンと呼ばれるたんぱく質が結合したものであり、
網膜桿体細胞に存在する色素である。
(2)誤り。脂溶性ビタミンである活性型ビタミンDの受容体は、細胞内に存在する。
(3)正しい。ビタミンEには強い抗酸化作用があり、生体内成分の酸化を防止する。
(4)誤り。ビタミンB12は分子中にコバルトを含む。
(5)誤り。酸化型ビタミンEは、ビタミンCにより還元型になる。
なお、酸化型ビタミンCを還元型に変換させる還元剤は、グルタチオンである。
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